- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344041929
感想・レビュー・書評
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この本を読むと鎌倉に行きたくなる。
先代の文房具店と代書屋という仕事を引き継いだ鳩子。
小説に登場する鳩子の代書が、字体、内容、すべてが工夫されていて読書の箸休めになっていて楽しい。
あと、お客さんに合わせて選ぶお茶の選択も、幅が広くて趣向があって、これまた楽しい。
ツバキ文具店という世界観、その中にいる人々の日常をずっとずっと見守っていきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりにツバキ文具店に帰ってきた気分。
今回はQPちゃんの反抗期、先代のラブレターなどなど波乱含みなテーマ。
でも読み終えてみると、このシリーズ全部に通じる温かな優しさに包まれている。
手書きの手紙は、やっぱりその人の想いがストレートに伝わってきていいなと思う。
手紙以外の言葉でも、三原山の噴火に対する島民の気持ちだったり、バーバラ夫人の人生観だったり、刺さる言葉がたくさんあった。
また次作もありますように。
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おいしい鎌倉、すてきな鎌倉、そして伊豆大島。かわいいイラストで彩られた地図だけでも小一時間は飽きずに眺めていられる。
ごはんをおいしく描ける作家さん。さすがだなと思う。ついこの間『ライオンのおやつ』を読んだばかりなので、おいしい描写と「笑顔で生きること」を大切にする姿勢、やはり同じ作者さんの本なのだなと思いつつ読んだ。
けれど、ほのぼのした鎌倉ガイドブックなのかといえば、そうではなく。
子育てに奔走し、仕事に奔走し、親子関係に悩む鳩子がそこにはいた。
私自身は去年から子育てが始まり、春には実父が亡くなり、先日は実母とけんかをしたこともあって、いつもより感情移入しながら読んでいたように思う。
私という人間は、息子からしたら母だが、実母からしたら娘である(当たり前だけれど)。そのバランスをとるのが難しいなと常々思う。
先代を亡くしている鳩子は、親孝行をしたくてもできない。QPちゃんの(まさかの)反抗期に際して、鳩子自身の反抗期を振り返りながら、先代に親孝行できなかったことを悔やんでいる。その姿を見ていて、いま実母が生きていて近くにいることのありがたさを噛みしめた。
息子にとにかく手一杯になりがちだけれど、実母のことも大切にしたい。そんな気持ちが強くなる一冊だった。
親子という関係は、近すぎるからこそうまくいかないことが多いなと思う。けれど、きちんと文字や言葉にすることが、基本的だけれど1番大事だ。できるなら直接言葉で、難しかったら文字にして手紙を投函してみるのもいいかもしれない。
もし私から手紙が届いたら実母はどんな反応をするだろうか。次にケンカしたら、手紙を出してみようかな。 -
やっと、またポッポちゃんに会えた。
前作、前々作も大好きだったけど、今作が私の中では一番。
先代の恋物語も情熱的で素敵だったけど、子育て中のポッポちゃんのことが身近に感じられた。
代筆の依頼者がみんな心優しい人たちで、茜さんや蔦子さんの代筆には涙なしでは読めなかった。私は2人みたいに強く生きれらるのだろうか。心乱れるばかりでなにもできなそうな気がする。
ポッポちゃんからQPちゃんへの手紙も感極まった。面と向かって言えないことも手紙には認められる。手紙により2人の絆は一段と強まったのだろうなぁ。
今年は年賀状の数を減らそうと思ったけど、万年筆でじっくりと書いてみるのも悪くないかもと思った。 -
シリーズ3作品すべて読みましたが、どれも良い。
絶対人生一回は読むべき!周りの人におすすめしたくなっちゃう。
椿ノ恋文とはそういう意味だったのか!
先代の恋、お手紙依頼者の悩み、ポッポちゃんとQPちゃんの関係、伊豆大島への旅、バーバラ婦人とパンティーとの女子会。悩み、迷い、苦しんだ中で見つかる答えや、幸せや、光ってより輝くんだなぁ...
ちなみにわたしがいちばん好きなのは(全員好きですが!!!)、いつもあっと驚くようなことや、素敵な考えを持っているバーバラ婦人。 -
よかった!よかった!
読みながら、「ツバキ文具店」のストーリーも、
「キラキラ共和国」のストーリーも、
どんどんよみがえって、さらに楽しめた。
懐かしい人たちも次々と出てきて、うれしかった。
バーバラ婦人は、やっぱり、素敵!
「恋文」の内容が、何だろうとワクワクしつつ、
「椿ノ恋文」で、先代の切ない恋、大島の椿、とわかり、
たまらなく感動。
姑の料理、免許証返納、末期がんの母親、など、相変わらず、素晴らしい代筆仕事に、あっぱれ!
依頼人と受け取る人と両方に寄り添った心遣いがすごい。まるで依頼人が憑依したかのような文章。
お隣さんに向けた子供の字、可愛かった。
古い絵葉書はリアル!
反抗期に入ったQPちゃんに向けての手紙は、読んでいてウルウルした。
QPちゃんからの手紙で、反抗期の訳がわかった時、胸がいっぱいになった。
第4作、ぜひ読みたい!
先代の若かりし日のことも、レディババの父親も知りたい。
子供達の成長もまだまだ見守りたい! -
親子の関係、血が繋がっていてもいなくても、難しい時ってある。こんな大人になっても、そう思う
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待ちに待った『ツバキ文具店』第三作が刊行されます。なつかしいポッポちゃんQPちゃんや今まで登場した人々が続々と出て来ます。先代の恋の話、ラブレターのやりとり代書の再開など盛り沢山の内容です。ところどころに出てくる代書の手紙文には感動しっぱなしです。伊豆大島での旅行記はなかなかおもしろく読めました。ツバキ文具店永遠なれ、そしてテレビドラマもやってほしいと願っています。あなたもぜひ喜びと感動をかみしめて読んで見て下さい。
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まさか「ツバキ文具店」の第3弾が出るなんて!
「キラキラ共和国」で終わりと思っていたので、発売されると知り、思わず「えーーーっマジで!?」と叫びました(笑)
まず先の2冊を再び読んでから、準備万端で第3弾『椿ノ恋文』を手にし、読みはじめました。
ボッポちゃんが二人の子供を出産し、QPちゃんを含め3人のお母さんになっている!なんだか感慨深く、そして代書屋を再開し、悩みを抱えながらも子育てに奮闘している姿が微笑ましい。
そして代書のお仕事にもますます油がのってきているというか、深見が増し、素晴らしい手紙の内容に、ポッポちゃんの成長に感銘を受けました。
そして改めて手紙の良さを深く感じることになりました。
やっぱり手書きの文字が連なった手紙に優るものはないと思いました。
連なった字の向こうに書いた人の姿が想像でき、想いが伝わって来ますよね。
そんな素晴らしい手紙や葉書を書けるポッポちゃんに脱帽です。
また代書だけでなく、相変わらずの、また、新しい登場人物達にも楽しませてもらいました。フランスに行ったバーバラ婦人。隣の家に居なくなったのは寂しいですが、後半で登場した時はパッと花が咲いたよう。悩んでいた新しいお隣さんとの関係も片付きそうで、今後のお隣さんにも期待できそう。
そして今回、先代のただならぬ過去の恋愛にビックリ!こんなに情熱的な人だったなんて。でもだからこそなんだなと思ったりもしました。
QPちゃんの反抗期にも納得。
ポッポちゃんへの手紙は、やっぱりそういうことだったんだと胸が打たれました。
いい母娘になれましたね。
また続編出るのかなぁ・・・
出てほしいなぁ。
改めて、私は手が動かなくなるまで、年賀状を辞めないと誓いました(笑)。 -
文庫になってから買おうか迷っていました。でも、有隣堂さんで限定カバーかけてくれるということで買おうと決意。しかし、限定カバーが終わってしまっていてかけてもらえず…悔しい思いをしながら帰路につきました。展示してるカバーでいいのでかけてもらえばよかった…とクヨクヨ。そんな苦いをして1ヶ月ほどたち、冬休みになったので読み始めました。
やっぱり、ツバキ文具店シリーズ大好きです。前作から6年経っているお話てす。私は1年前くらいにツバキ文具店を読み始めたので、QPちゃんもう中学生なの!?とびっくり。読み始めると、安定の小川糸さんワールドで、グイグイ引き込まれました。
特に、「トキグスリ」は今の私にささりました。時間が解決してくれることも、多いんだと、凄く励まされました。
伊豆大島にも行ってみたいなと、行きたいところが増えました。鎌倉もちゃんと行って、聖地巡礼しないとだなと思ってます。
最近、学ぶための読書が多かったのですが、久々に趣味として楽しむ読書ができました。-
限定カバー。残念でしたね。
きっと来年はその分いいことありますとも!!
( ´∀`)bグッ!限定カバー。残念でしたね。
きっと来年はその分いいことありますとも!!
( ´∀`)bグッ!2023/12/28
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