椿ノ恋文

著者 : 小川糸

• 幻冬舎 (2023年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[みほさんの感想 · 2024年1月24日]

ツバキ文具店のその後が読めてうれしい。
このシリーズを読むと、鎌倉に行きたくなります。雨の鎌倉に行きたいな。
そして字を書くのが下手な私には、手書きの美しさが気持ちいいです。

ポッポちゃんに子供が2人産まれていたり、QPちゃんは反抗期？
先代の愛した男性や、まさかの店名の秘密も。
内容が濃かったです！
夫の姓に変えることの煩わしさや同性のパートナー、騒音トラブルや認知症、免許証返上など、現代的な悩みも多かったですね。
でもやっぱりQPちゃんとの話がいちばん好きです。

余談ですが。大河ドラマで代筆屋が出てきて、昔々のポッポちゃんだと思ってしまいました。

[sさんの感想 · 2024年1月19日]

ツバキ文具店のシリーズの中で一番心に残ったのが今回の「椿ノ恋文」でした

先代の許せれぬ恋愛が悲しくて
伊豆大島の景色がまるで目の前に広がるくらい感情移入しました

反抗期を迎えたQPちゃんとの和解のシーンはほろほろと涙が溢れます

これから何年先もポッポちゃんの家族を読み続けたいなと心から思いました

[もんさんの感想 · 2024年1月7日]

やっぱり善き！
鎌倉に行きたくなる！

子育ても落ち着き、鳩子さんは文筆業を再開するお手紙から始まる今回。先代の昔の恋文が見つかり、お相手の住んだ大島で手紙供養を行う。
その間も別件の依頼の手紙がまたほろっと来る内容で。
ツバキ文具店がとても素晴らしく素敵❣️いいなぁー

[わかははさんの感想 · 2024年1月7日]

ずっと出ないと思っていた第３弾に出会えて嬉しいです。前より手紙そのものの掲載が増えたような。前は想像を膨らませていましたが、今回のように手紙が載っているのも面白いと思って読みました。

[Sakuraさんの感想 · 2023年12月3日]

QPちゃんが、すっかり成長してる。QPちゃんの苦しい思いを聞くと泣けてきました。
　ぽっぽちゃんと先代との心の距離が近づいていってるのも、手紙を通じて先代の生き方や想いに触れたから。
　私も全く手紙を書かなくなったけど、大切な人にはラインじゃなく手紙を送りたくなった。

[わかさやあやさんの感想 · 2023年12月2日]

懐かしいツバキ文具店の最新シリーズ。
ツバキ文具店は読んだのが昔過ぎて、細かいところは忘れてしまっていたのだけれど、いつ読んでもポッポちゃんの書く手紙は温かくて素敵だと思った。
反抗期真っ最中のQPちゃんからの手紙をたまたま電車の中で読んでいたら、号泣してしまった。
物語の途中までポッポちゃんとQPちゃんの関係は修復できるんだろうかとハラハラしていたので、物語の終盤はホッとした。
先代の恋の話も盛り込まれていて、今までとはまた違う展開の物語になっていると思う。
騒音トラブルのお隣さんとも和解出来てよかったなー。

[虹星そらさんの感想 · 2023年11月23日]

衝撃の事実と変わらない友人、お得意様たち。
年を重ねた家族。前作までのあれこれも鳩子の中で生きつつ、成長した代書屋。
名言多めで、涙腺緩く、鳩子と共にうるうると心揺さぶられました。

[shiponさんの感想 · 2023年11月17日]

ツバキ文具店シリーズ第3弾。
中学生になったQPちゃんの反抗期に、先代の恋愛話。いろんな事があるけれど、時代はどんどん進んでいるんだなあ、なんてしみじみ思ってしまった。最初のぽっぽちゃんのズボラシーンは私もよくやるので親近感。小川さんのユーモアが文章から滲み出てる。

[本読み好きわんさんの感想 · 2023年10月20日]

神奈川新聞で連載された小説です。単行本発売を待ってました。思春期のQPちゃんにハラハラさせられたいです。

連載は気づいてから読み始めたので、本を開くと「こういう始まり方だったんだ～」と喜んでます。
ポッポちゃんの世界が心地良いです。

連載時にあったしゅんしゅんさんの挿し絵が無いのが残念。別に本になってるから、買うしかないかな？

[きなりさんの感想 · 2024年5月5日]

やっぱり　ぽっぽちゃん　好きです
ますます　にくめない等身大のぽっぽちゃんがそこにいた
お母さんのぽっぽちゃんが　そこにいて
なんだか　ほっこりしました
懐かしい友人に会えた気分

著者プロフィール

作家。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。その他に、『喋々喃々』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ミ・ト・ン』『ライオンのおやつ』『とわの庭』など著書多数。

「2023年 『昨日のパスタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」