リカ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 5504
感想 : 664
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404397

感想・レビュー・書評

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  • どこかしら洋画ホラー感もあった

  • こわすぎた!リカの執念、、

  •  これまで五十嵐貴久さんの著作を4冊(軽めの作品のみ)読みました。ただ、恥ずかしながら本作でデビュー、2001年第2回ホラーサスペンス大賞受賞、シリーズ化の事実を初めて知りました。

     いやいや本書‥‥、強烈です。ヤバいです。とんでもなく怖く、読みながらゾワ〜っとします。これを未読の方に薦めたら、絶対に恨まれるヤツです。
    
 物語は、妻子あるサラリーマンの本間が、出来心から出会い系サイトに手を出し、「リカ」と名乗る看護師の女性と知り合います。そこから、執拗で凄まじい付き纏いが始まり、行動がエスカレートしていく展開です。

     愚かな本間の自業自得でしょと、冷めた目線で読んでいても、次第に迫り来るリカの魔の手に怯えている自分がいました。ストーカー被害の心理や恐怖が、20年以上前の時代背景を加味しても、とてもリアルに描かれ切迫感がありました。
     ただ、中盤から終盤に進むに連れて、異様なほどモンスター傾向が強まり、非現実的な印象を受けました。個人的には、生身の普通の女の怖さに徹した方が、より恐ろしい作品になった気がします。

     意外性を帯びた結末は、最初から続編・シリーズ化を意識したものだったのでしょうか? 続きを読みたい気持ちともういいやという気持ちがせめぎ合っています。それだけインパクトのある作品ということなんでしょうね。
 
 ※本作は、「黒髪の沼」としてホラーサスペンス大賞受賞→大幅加筆修正、『リカ』と改題し単行本→「エピローグ」を加筆し文庫化 と変遷しているようです。

    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      ハピアワKさん(ごめんなさい、酷い略称)、こんばんは♪
      コメントありがとうございます!
      読みはじめは、こりゃあ⭐︎5つだなと思ったんですが、...
      ハピアワKさん(ごめんなさい、酷い略称)、こんばんは♪
      コメントありがとうございます!
      読みはじめは、こりゃあ⭐︎5つだなと思ったんですが、
      後半、リカのあまりのモンスター・不死身ぶりに、
      逆にドン引き? ギャグ? と感じてしまいました。
      私も続編読むか否か、未だに悩みます(笑)
      2024/01/28
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      お返事ありがとうございます、ハピアワKです
      (笑)
      私も途中から、リカは人間じゃないのか??と不審に思い、どう解釈したらよいのかわからなくな...
      お返事ありがとうございます、ハピアワKです
      (笑)
      私も途中から、リカは人間じゃないのか??と不審に思い、どう解釈したらよいのかわからなくなりました

      本とコさんのレビューは読みやすいので、結構参考にさせて頂いています
      これからもレビュー楽しみにしています(*´꒳`*)
      2024/01/28
    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      レビューは読みやすいだなんて、そんな〜
      なんてうれしい*\(^o^)/*
      褒められて伸びる性格です!
      自分では理屈っぽいと自省してるんですが...
      レビューは読みやすいだなんて、そんな〜
      なんてうれしい*\(^o^)/*
      褒められて伸びる性格です!
      自分では理屈っぽいと自省してるんですが‥‥
      今後ともよろしくお願いします(^^)
      2024/01/28
  • 奥さんと娘のいる40代男性が出会い系で リカさんという女性に出会って、普通にメールのやりとりしていたけど、だんだんリカさんがストーカーになっていく話。電話番号を変えても電話がきたり自宅や会社がバレていたりどんどん大変な事になっていってただただ怖かった。他人は簡単に信用出来ないなと思った。サクサク読めるけど、想像以上に怖くて残酷でちょっと具合が悪くなった。笑

  • 最初は出会い系のただのやり取りだったが、途中からストーカー、明らかになる過去と共に恐怖が常に横にあった。
    ラストの、遅かったようです。は秀逸。
    小さな間違いから家族にも危害が及び、反省する頃には時すでに遅し。
    個人的には菅原さんが不憫で仕方ない。。
    読んで体調悪くなったので星4。笑

  • はじめから終わりまで、リカ という人の話し。ワクワクでメール友達になって、会話して、変になって、それから・・・
    怖い。

  • 残酷でこわかった
    気になるからサクサク読めるけど
    読むのが痛々しく感じた

  • タイトルはあくまでもこれから関わるおんなの名前に過ぎないので、どんなものか楽しみに読んでました。リカと出会うまではおっさんが出会い系で女の子とあったりメールしたり今でいうマッチングアプリ的な事を淡々と行う至極普通なお話。リカと出会ってからどんどん雲行きがおかしくなっていきました。読めば読むほどリカのおかしさがゾワゾワしてすっと読めます。続編もあるそうですが、このままの終わり方が綺麗で好きなので私はこれ以上読まないです。

  • こわすぎる。

  • これってホラー?それともスリラー?

    怖いが何だかリカが生身の人間じゃ無い感じが
    した時点で逆に怖くなくなった。生身の人間だった方がよっぽど怖かったんじゃ無いかな?
    ちょっと荒唐無稽過ぎてついていけなかった。
    容姿も人ではなくなってたし。エピローグも蛇足
    って感じがしましたよ。

    娘の背中についてた印は結局何だったの?

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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