リカ (幻冬舎文庫)

著者 : 五十嵐貴久

• 幻冬舎 (2003年10月10日発売)

感想・レビュー・書評

[よむおさんの感想 · 2023年5月5日]

ツイッターでリカシリーズなるものを知って読んでみた

ストーカー女が無茶苦茶するお話

リカの容姿、耐久力、瞬発力があまりに人間離れしているので
13日の金曜日のジェイソンのように「キャラクター」として見られた(^_^;)
もっと人間味あるリアル派なら読みきれなかったかもしれない

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気絶させたところで助手席に乗せるのは駄目だ！
完全に「前フリ」にしか見えない
「お約束」といわれればそれまでだが
読者の誰もが「そこはトランクに入れろよ」と総ツッコミが・・・

誰もが考えることを作者が考えないはずがない
「前フリからツッコミ」まで全て作者の思う壺だろうか
考え過ぎだろうか

[あやさんの感想 · 2023年5月4日]

リカの狂気が怖い。描写もさることながら、心理的な怖さやこの女性の不気味さが際立って、ドキドキしながらも一気に読んだ。その後、高岡早紀さんがリカの役でドラマ化されましたが、ハマり役だなと思ったくらいリカという人物に恐怖を覚えた作品。

[トコトコさんの感想 · 2023年5月3日]

ヤバかった。。時代背景が古いから、最初のうちは違和感があったけど、だんだんとリカの狂気が、、エピローグはキツ過ぎるでしょ。

[まめっちさんの感想 · 2023年3月21日]

思ってたよりグロかったし、色んな意味で痛かった。最後の本間の姿を想像したくない。描かれてない部分も想像しちゃって気分悪い。

[大幡圭祐さんの感想 · 2023年3月11日]

リカの狂気がやばすぎる、、。
本間に気持ちが向いてからの豹変ぷりがレベチ！
わからんけど、歌舞伎町とかでホス狂いした女の末路ってこんな感じ？（笑）
リカの中での正しいことが、正しいって考え、どれだけ正論ぶちかましても話が通じないのはやばいな…。
最後、菅原さんナイスタイミング！って思ったけど、その後のエピローグが衝撃的すぎて…。
もしかして、サイボーグ？あと、豊島園の駐車場で気配なく本間の後ろに来たり、本間の家の玄関にいて、追いかけたのに消えたっていう表現の時に、「もしかして、人間じゃない？」って思ったけど、深読みしすぎ？
まあどっちみち、人間ではなく、バケモノ。
この先めっちゃ気になるううう！

[ゆりこさんの感想 · 2023年2月24日]

とても想像力を掻き立てられ恐ろしかった

[前野 善行さんの感想 · 2023年2月19日]

なんの情報もなく読んでしまってこんな怖い話だと思わなかった
これ他のにも繋がるんかよ、最高じゃん

続きまとめて手に入れたら一気読みしたい

[wataitoさんの感想 · 2023年2月16日]

狂気と恐怖の物語。リカの言動すべてが生理的嫌悪感を催す不快度指数100％超えのホラー小説。
誰にも感情移入できないのに下世話な好奇心でワイドショーを見始めちゃった感覚に似ているかも。ただ徐々に夢中になってきて続きが気になり早くこの化物をぶっ殺せよ！本間やり返すんだろ！？最後には勝つんだろ！？と手に汗握って読み進めた末に訪れた衝撃的なエンディング。ほんと最悪裏切られた気分だよ。本間の犠牲は自業自得たけど流石に憐れみを禁じ得ない。ホラー小説としての完成度は抜群に高いと思う。インターネット黎明期にこれを書き上げた作者の慧眼に拍手。今はインターネットもSNSも日常生活に溶け込んで2000年代よりも恋活だのパパ活だの出会い系が身近に溢れている。気軽に利用したせいでリカのようなヤバい奴にぶちあたる危険性が高まっているのかと思うと、恐ろしすぎて絶対出会い系なんてやらねえわ、と心に誓った。みんな本田たかおを反面教師にするべきだわ。

[くらげさんの感想 · 2023年2月5日]

原点にして頂点の恐ろしさ。リカの続編を書く気がなかったことが伝わる。1冊でしっかりまとめようという意志が感じられる。シンプルに怖い。
精神がものすごく安定してる時に読むべき。

[だだをさんの感想 · 2023年1月29日]

これはSNSホラー

著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子　爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」