リカ (幻冬舎文庫)

著者 : 五十嵐貴久

• 幻冬舎 (2003年10月10日発売)

感想・レビュー・書評

[arue84 さんの感想 · 2023年6月17日]

友達に面白いよと勧められて借りた本。
初めのほうは出会い系サイトでの
メールや電話のやりとりを
ドキドキしながら読んでいたのに
リカが豹変してから呆然としてしまった。
異形の人というか、そういう存在は
何でもできてしまうのでずるい。

怖かったし、絶対に映像では見られないけれど
続編はもう読まなくてもいいかな。

スティーブン・キングの
「ミザリー」みたいな話ならよかったのに。。

[moboyokohamaさん · 2023/08/10]

読んじゃったんですねこの作品。
こんな事を書くと女性からのバッシングを受けそうですが、よく男の人が言う「女は怖いよ」の究極じゃないかと思いました。男だって豹変するヤバい奴はいるはずだしストーカーは男のほうがしつこそうですが小説や映画だと女性が悪役の方がいいのでしょうね。
後に続く「リカ」シリーズは今のところ手が出ません。怖いですもん。

[arue84 さん · 2023/08/10]

なるほど、、確かに究極ですよね。。
実際リカのような人がいたら
こわくて日常生活を送れません。
とはいえ、もうちょっと普通？の
人間像にしてほしかったかな、とも思います。
あまりにも異形すぎて、ひいてしまったので。
この続きも友達から借りているのですが
まったく手付かずです。とほほ。

[あむさんの感想 · 2023年6月10日]

序盤はいい歳した大人が何やってるんだ…と呆れていたけれど、リカの素性が明らかになるにつれてページを捲る手が止まらなかった。主人公と彼女の関係に必要か否か邪魔をするなら排除する。彼女の行動こそ異常であるが悪意を感じず、純粋に、故に人間の怖さを感じた。

[まどまどさんの感想 · 2023年6月5日]

ほんの出来心で出会い系サイトを始めた本間だったが、リカと言う恐ろしい女に付きまとわれるようになった。
まるでゾンビのようなリカ。殺しても死ななそうでそして思い込みが激しく人の言うことを全く聞いていないそんな人に狙われたら最後だなと思いましました。そしてさすがに腹と胸を撃たれたら誰もが一安心したと思ったら彼女は本当に不死身で本間を腕も脚も目も耳も舌も無く脳だけ機能してる体を持ってリカは居なくなった。

[かんがるーさんの感想 · 2023年5月28日]

この世で一番怖いのは常識が常識じゃない世界にいる人。リカはその最たるもの。

理解できないことを人は怖いと感じるし、だからこそ少しでも理解して安心したがる。現実世界で不条理な事件が起こると犯人の動機を“わかりやすい動機”であって欲しいと探すように、リカは自分とは違うと安心したくて続きを読みたくなる…。

[suzukaさんの感想 · 2023年5月25日]

『リバース』『リセット』『リフレイン』『リハーサル』『リカ』『リターン』『リベンジ』『リメンバー』が時系列に沿っている、と聞き順番に読もうと決めた。

今から20年くらい前の出会い系のメールのやり取りから始まる。
中年男性の本間は後輩に教えられ出会い系でリカを釣る。
(既にここで間違っている、リカに釣られている)
本間がプロフィール欄デンタルリンス仕事だけは偽らなかったように、リカも仕事だけは偽っていなかった様子。
ますます、リカは何者なんだ!
相手の行動を逐一調べあげ、相手の嫌がることを一番嫌なタイミングでする。
タクシーと同じように走り、殴られ顔が陥没しても何事もなく、更に銃で急所を2箇所撃たれても蘇る。
看護学生時代より、何段階もパワーアップしてる。
いつもリカの描写で出てくる
『顔色が泥のように濁っていて何日もおいたコーヒーのような色、吐き気がこみ上げる死臭、臭気が束で突き刺さってくる』とは、何が原因なのだろう…

何も考えず一気に読める。
次も読まなければ。

[あきとさんの感想 · 2023年5月23日]

昔に同じような話をLINEマンガで読んでしまったため、新鮮味がなかった。
きっとこの小説が元ネタだったんだろう

[ぴーさんの感想 · 2023年5月19日]

有名だから読んだけどただただ怖かった。
7作あるらしいけど続きは読まないな。
グロデスク過ぎて気分が落ちる。

[み茶さんの感想 · 2023年5月18日]

メンヘラ怖い……って思うと同時に、愛情表現が上手にできない方法が分からないリカ可哀想だと思った。

[しろめさんの感想 · 2023年5月15日]

面白かったけど、物理的にリカが強すぎでは。。

[おぱんちゅうさぎさんの感想 · 2023年5月9日]

いやなにこれ恐怖すぎや〜泣

狂ってるリカとそのせいでどんどん狂ってく男が可哀想(昔過ぎて名前を忘れたごめん)

著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子　爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」