ささらさや (幻冬舎文庫 か 11-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 2439
感想 : 316
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344405042

感想・レビュー・書評

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  • いいはなしすぎて、逆にこんな世界あるわけないんだと思い知る。

  • 冒頭とラストの視点で書かれた件がとても好きです。
    さやがどんどん強くなっていこうとする過程が丁寧に追われています。

  • 再読予定本


    ★あらすじ★
    事故で夫を失ったサヤは赤ん坊のユウ坊と佐佐良の街へ移住する。そこでは不思議な事件が次々に起こる。けれど、そのたびに亡き夫が他人の姿を借りて助けに来るのだ。そんなサヤに、義姉がユウ坊を養子にしたいと圧力をかけてくる。そしてユウ坊が誘拐された!ゴーストの夫とサヤが永遠の別れを迎えるまでの愛しく切ない日々。

  • 「てるてるあした」の前哨戦なんだけど、順番はどっちでもいいなぁ。サヤみたいな人は苦手なんだよ。横で見ていてギィイッて歯ぎしりしそうだから。でも、そんなサヤだから、なんだね。

  • いままで読んだ加納朋子作品では一番好きである。読んでいて心地よかった。いつも通り、楽しく温かく切ない世界だ。映画の「ゴースト」(?)を思い出したが、これは、死んでしまった人よりも、生きている人達の物語であると思った。おばあちゃん方は元気で楽しい空気を作り出してくれる、心地の良い登場人物だと思った。

  • ゴースト; 加納バージョン。
    主人公がいつも同じタイプ。馬鹿で頼りなげで。でもサバイバル率は質をともなって高いというツンデレ属性の天敵。
    でも脇が好きなので読む。

  • 2012.06.12

    なかなかいい雰囲気だったけど、最後のさやの所がなぁ~。
    残されたもの、生きていくこと、生きること、というのはそう言うことなのかもしれないとは思うものの、なんとなく寂しいような気がしたり…。

  • ジャンルは連作ミステリですが、泣けます。
    お人よしで危なっかしいけどひたむきに頑張る主人公は健気だし、彼女を取り巻く三婆(失礼)などの存在も良い。
    けど何より、死んだ夫に幽霊になってまで愛されるってのが、羨ましいの一言につきます。
    表紙の絵通りの心温まるストーリー。

  • 突然の交通事故で夫を亡くしたサヤと赤ん坊のユウスケの連作短編。佐々良という町で暮らす事になった二人、サヤが困った時にだけ、夫が現れる。

    日常ミステリーでとても優しい話。
    なのだけれど、どうしても主人公のサヤが弱さに甘えているようで入り込めなかった。母親という立場で、無知であることは、仕方がないことではない。

  • 生真面目で要領が悪くてお人よしでドジな未亡人とその赤ちゃん、彼女たちを取り巻く人々と、無念にも死んでしまった主人公の夫が遭遇するちょっとだけ非日常の出来事。

    こういう謎を描かせたら天才です。

    ただ主人公の性格があまりにあんまりなので、少しイラっときてしまいました。

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著者プロフィール

1966年福岡県生まれ。’92年『ななつのこ』で第3回鮎川哲也賞を受賞して作家デビュー。’95年に『ガラスの麒麟』で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)、2008年『レインレイン・ボウ』で第1回京都水無月大賞を受賞。著書に『掌の中の小鳥』『ささら さや』『モノレールねこ』『ぐるぐる猿と歌う鳥』『少年少女飛行倶楽部』『七人の敵がいる』『トオリヌケ キンシ』『カーテンコール!』『いつかの岸辺に跳ねていく』『二百十番館にようこそ』などがある。

「2021年 『ガラスの麒麟 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加納朋子の作品

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