涙そうそう (幻冬舎文庫 よ 8-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344408425

感想・レビュー・書評

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  • 映画「涙そうそう」を小説に書き直した作品。読んでいると映画の場面やその役者の台詞がフラッシュバックする。ストーリーを知っているにもかかわらず一気に読みたくなる。そして最後はぐっと…「なんくるないさぁ」。もう一度映画を見たくなりました。

  • ◆一度読んでみたかったお話。ド直球王道ストレートなお話だった。◆父親は失踪、母親は病死で幼くして親戚に引き取られた血のつながらない兄と妹。母の、妹を守るんだよ、に忠実に、ガムシャラに働く兄。明るく美しく成長する妹。お互いの気持ちに気づいてしまい、離れて暮らすが、妹のピンチに兄が駆けつけた時はすでに死病の身で若くして帰らぬ人に…と。◆那覇と波照間を舞台に。

  • 昔見た映画思い出した。その時も思ったけど、ハッピーエンドが良かったなと。

  • 終始涙。

    前半
    ヨウタが母に厳しい言葉を放って
    切々と受け入れる母親の愛に涙。

    沖縄特有の複雑さと温かさが
    絡み合ってるのがわかる小説。

    遊びに行く分には表面的に
    癒されるけど
    実際の沖縄はこんなことよくあることを
    知ってほしい。

    ただ…ヨウタの最期は…
    うーん。幸せになってほしかったな。
    幸せだったんだろうけど、
    苦しいのにいつも笑ってる姿
    胸が苦しい。

    教訓
    泣きたい時は泣けばいい!

  • 学生の時授業中に読んで涙堪えきれず泣いて先生に怒られてシラけるという思い出の本でした

  • 映画は観てなかったけど、ちょっと気になっていたので本を読んでみた。
    サクッと読みやすくて、入り込んだら泣ける。
    素直にストーリーに入れるかどうかで感想が変わりそう。

  • 217

    メヒコでゲット。泣きたかったから「お!」と思って手に入れたんだけど、あー、あの時すぐ読めばよかったのかな。今はなんか、違った。

    淡々としてて、不幸すぎる兄。兄の生きてた意味はなんだったんだろうね。カオルを育てるため?かわいそうすぎる。救いがない。

    星は1だし、いい本だったとは思ってないけど、ばっちり最後で号泣はしたよ。映画が先なのかな、これ?
    夏のしんみり2時間ドラマとかでありそうな感じ。

  • あるある〜....とか、だよねー....とか、やっぱりー....とか
    先見えすぎ。あまりにもありがちな展開にある意味ビックリした。
    あー話自体はつまらなくないけど、あまりに単純すぐる。
    なんのひねりもないスローポール、ってかんじか。

    なんでこの本をチョイスしたのか、昨日の自分に問いたい。
    問いつめてみたい。
    映画化された=面白いんじゃないか?
    という私の思いこみを粉砕してくれる話でした。

  • 兄ィニィ。

    この言い方はずるい。
    沖縄の暖かい雰囲気が表れていますね。

    最後があっけなくて少し残念。

  • 血のつながらない兄妹の成長を描いた作品。
    相手を思いやる兄妹愛に泣けます。
    あんなに頑張ってきたのに、兄にぃ。。。悲し過ぎます。。。

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著者プロフィール

学習院大学文学部教授。東京都出身。学習院大学、同大学院で学び、2003年パリ第10大学にて美術史学博士号取得。中央大学准教授・教授を経て、2018年より現職。専門は西洋近代美術史・デザイン史。主著として、Regards de critiques d’art. Autour de Roger Marx (1859-1913)(共著、PUR, INHA, 2009年)、La Belle Époque de Jules Chéret. De l’affiche au décor(共著、Les Arts Décoratifs, BNF, 2010年)、セゴレーヌ・ルメン『スーラとシェレ―画家、サーカス、ポスター』(訳・解説、三元社、2013年)、『西洋近代の都市と芸術3 パリⅡ―近代の相克』(共著、竹林舎、2015年)。

「2022年 『ポスター芸術論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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