ワタシは最高にツイている (幻冬舎文庫 こ 1-9)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1711
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344414303

感想・レビュー・書評

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  • 脳内再生加減がすごい。

  • 舞台や映画で活躍されている小林聡美さんのエッセイ集。

    幅広いお仕事をされているだけあって一般人からみると旅することも多く、羨ましいような生活なのだが、感覚的にいうと普通の主婦に近いので作者をとても身近に感じる。

    TVや映画に映るときに照明さんが光をぴっかぴかにあてて美しく撮ってくれるのに「お手間をとらせて申し訳ない」という感覚、家の中に増え続けるものを冷静に見てなんとかせねばと思う感覚、滝川クリステルのショートヘアを真似て髪をきるが、クリステル自身は実はセミロングで、それをひっつめてショートに見せているのだと知り愕然とするところ、また、生活自体がお手本になるターシャ・テューダーのDVDを見てその気になり突然園芸に目覚めるあたり、飾り気のない人柄なのだろう、クスッと笑えるように書いてある。

    同時代を生きている作者(たぶん年齢が近いはず)たくさんの共感をもった。国内外をいっぱい旅して、どこにも行けない(行かない?)私の代わりにその体験をもっと共有させてください。

  • 昔から好きな女優の一人で、だれに媚びるでもない自然体に見えてそれでいて独特な空気感を漂わせる稀有な人だ。雑誌連載のエッセイをまとめた本作だが、前夫同様文才に秀でているのかもしれない。情景が浮かぶほど緻密な日常描写は洞察力に優れた人なのだろう。それでいてセレブ的な日常を軽妙なユーモアで包み嫌味を感じさせない。結局女優と言えども私たちと変わらない一個人であると感じられる一冊。

  • 2015/6/13

  • 読み易くて面白かったです。嫌みのないアッサリとした人柄が、文章にも表れていました。

  • 女優の小林聡美さんのエッセイ集。ちょうどかもめ食堂前後に書かれた本のよう。あまり過去の思い出に執着しない作者に、非常に共感がもてました。

  • 小林さんの文章をそのまま使ってるのかな?ちょっと読みにくい部分がありました。
    でも、日常を楽しんでいる姿が好感!

  • 人間味溢れる内容で、微笑ましく、和ませてくれる。 なんか、ありがとうと言いたくなった。

  • 2004年から3年間の小林聡美のエッセイ集。力の抜け方が絶妙。
    もともと女優としてかなり好きな方なのだが、文章を読むのは初めて。
    読んでみると、三谷幸喜の文章より肩肘が張ってなくて読みやすい。
    このふたりは2011年に離婚していて、2014年には三谷の方に初めてのお子さんが生まれている。
    そういう背景を知った上で読むとなんとも切ない部分もあるのだが、それはまぁ仕方ない。
    間違いなく言えるとすれば、この文章を書く小林聡美はステキだし、魅力的だということである。
    三谷のエッセイも好きで読んでいるのだが、そこでは小林からネタにしないでということを言われたということが書いてあった。
    それが離婚の理由、というわけでもないのだろうが、日常生活で起こった面白いエピソードを書くエッセイというものは、自分の生活を切り売りしているような面もある。とか言いながら、小林もたまにオットのことも書いてるがな、と思う。どっちもどっちである。

  • Kindleでセール中だったので読んでみた。

    筆者のファンでもなくカモメ食堂はかろうじて見た事がある程度だが、サバサバしている人なんだろうなぁと想像しながら読み、爽やかな読後感があってよかった。

    今まで小説(ミステリー)以外はあまり読まなかったが、今は小説という気分ではなく、箸休めにちょうどいい作品だった。

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著者プロフィール

1965年、東京生まれ。女優。代表作に映画「かもめ食堂」「ツユクサ」、テレビドラマ「やっぱり猫が好き」「すいか」など。主な著作に『ワタシは最高にツイている』『散歩』『わたしの、本のある日々』など。

「2023年 『ぱっちり、朝ごはん おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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