- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344418165
作品紹介・あらすじ
三月十一日、専業主婦の葉子は友人の結婚披露宴のため仙台にいたところ、地震に見舞われた。東京に戻れずホテルに滞在するうち、花嫁の行方不明、津波被害、原発問題など様様な情報を知る。少し気になるのは、東京にいる夫と連絡が取りづらいことだった-。ささやかな日常の中、「あの日」を迎えた全ての人に小さな力を贈る、感動の長篇小説。
感想・レビュー・書評
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311の大震災時は色々な所で、こうした話はあったのだろうな
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3.11。あの日に何が起こったのか、普通に暮らしていた人々に襲う異常な事態を綴る。
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3.11での色々な人たちの話。
裏表紙には「感動の長編」とあったのだが。。
自分は感動などしなかったのよね。。
主人公や、その周りの女性たちに、イラつきすら覚えてしまった。
情報の取れない被災地でのこと、仕方のないことだと思う点もあるが、なんだか、自分のことしか考えていない人たちだな。。と思ってしまったのだ。
それは、どんなことが起こったか。どんな被害が出ているか。を熟知している読者だから、持った感情なのかもしれないが。。。
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311は東京で迎えたが、原発事故の後、小さな子供を持つ身としてある意味当事者だった。価値観も変わり仕事も変えた。ようやく落ち着いてあの災害を振り返ることができている。津波等直接的な被害に遭われた方々は、もっともっと傷が深いのだろう。祈る。
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3.11、あの日の出来事を綴ったフィクション。
あの日に家族の大切さを感じたり、本当に大切な人、こと、に気付いたり、この話の主人公はアンハッピーだし、あの日に絡めなくてもよかった気がするし、絡めるなら違う結末がよかったけど。 -
3月11日、地震のあった日に主婦葉子は友人の結婚式のために仙台に来ていた。みんな色んな事情があってあの日を迎える。そしてその後の話しも。さらっと読める長編小説。
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主婦の葉子が日常の中で迎えた3月11日の大震災。
夫の動向に疑念を持ちながら友達の結婚式出席のため美咲とともに仙台に行った二人。そこで大震災に遭う。情報不足、行方不明の友達、連絡のない夫。それでも、桜は咲くと思う気持ちを持てるのは人間の強さだろう。 -
3月11日に起きた地震を生き延びた人々を描く。でも焦点が全然別の所へいってしまっていて、これはあの地震を題材にする必要はないのではないか?と唖然としてしまった。人物は数名の安否から始まり体験談を僅かに挟んだだけで、まとまりがなかった。ほぼ結婚に上手くいかなかった夫婦をメインにしているだけな気がする。当時の状況が何ひとつ伝わってこなかった。
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3.11のことを描いた作品です。
あの日のことを思い出し、少し心が締め付けられました。