ダブル (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 547
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344419353

感想・レビュー・書評

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  • 犯罪組織の中で活躍していた男が、弟と元恋人を殺されたことを復讐するために別人になって組織に潜入する。

    潜入してからの話はハラハラ。が、そうそう別人になれるわけないよなーと思っていたら、案の定バレており。
    対決も思っていたよりアッサリしていて何だかなー。
    ミステリーと言ってるものの、ミステリーという感じでもなく。全体的に血なまぐさい話。

  • 烈しいだけだよね。この小説。

  • 麻薬密売組織で活躍する凄腕の幹部が弟の失敗で失脚、船の上で撃たれる。一命を取り留めた男は、復讐のために全身整形を受けて再び組織に潜り込む。
    面白いけど、まあまあのサスペンス。
    ミステリー界に新たな地平を切り開いたという帯は謳い過ぎ。

  • 深町秋生『ダブル』
    (2010年9月・幻冬舎 / 2012年10月・幻冬舎文庫)

    薬物密売で急成長する犯罪組織で、刈田は名を馳せていた。だが、最愛の弟を守るため組織の掟を破ったことから、ボスの神宮に弟と元恋人を殺される。自身も瀕死の重傷を負っ た刈田は奇跡的に回復した後、顔も声も変えて古巣に潜る賭けに出た。全ては神宮への復讐を果たすため……。ミステリ界に新たな地平を切り拓いた一大エンタテインメント!


    深町秋生作品はほとんど持ってるけど、本作が初めての読了。
    久々にアドレナリンが噴出する小説を読んだ。
    ノワールとしては、馳星周『不夜城』を読んだとき以来の高評価。

    ラストの救いにはいろいろ言いたくもなるが、無理矢理な感じもなく、必然性を持ったラストだと思えるので納得。

    主人公の苅田、戦友の屋敷、ボスの神宮と、魅力的なオトコが満載で大満足の一作であった。

    不思議と、これ読むと今度は馳星周を読みたくなるのよね。そしてエルロイまで突っ走るのもまた一興か。

    90点(100点満点)。

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著者プロフィール

1975年山形県生まれ。2004年『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。同作は14年『渇き。』として映画化、話題となる。11年『アウトバーン』に始まる「八神瑛子」シリーズが40万部を突破。著書に『卑怯者の流儀』『探偵は女手ひとつ』など多数。

「2022年 『天国の修羅たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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