- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344807624
感想・レビュー・書評
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「夜明けには好きと言って」のスピンオフだけどこちらの方が好き。ドラマCDも好き。しょうのない受が誠実さにほだされてゆく。唇の複数のピアスを外すところとか好き。私は読んだ後すぐに忘れちゃうんだけど、この作品はずっと残っています。
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「夜明けには…」のスピンオフ。あの嫌なやつの新二が主人公とあってちょっと不安がありましたが、それはすぐ杞憂に。嫌なやつである新二が、恋に揺れ懊悩し自暴自棄になっていく姿が丁寧に書かれていて、自然と引き込まれてしまいました。新二、嫌なやつなのにどこか哀れで幸せになってと思わずにはいられないキャラでした。そんな新二を愛しながら傷を癒していく津久井がまた、いい男なのに普通っぽくて良かったなー。
萌えではないけど文章にところどころ読み手をぐっとさせるフレーズがあって、砂原さんは本当に上手い。それに加えて秀逸な人物描写に唸りながら、話を夢中で追っていました。
前作キャラとのからみも、今作の世界観を壊さず抑えた使い方で物足りないながらも好感触。
良いお話を読んだなーと満足です。 -
前作、完全にヒール役だった人が主人公です。
かなり捻くれまくってるので、どういう話になるのかな?とw
捻くれるには、それまでの人生経験の積み重ねがあるわけで…。
切なくて面白かったです。 -
案外良かった。前の「夜明けには好きと言って」だと悪役wだった金崎がメインて、ええ!大丈夫か!と思ったけどwww 前と同じく泥臭い感情が良い。ピアスの描写が程よくエロいのも美味しいw 白坂とは仲良くしたかったのにツレナクサレテw ムカついてただけかいっていう単純なのに、手負いの猫みたいなw 天邪鬼にどんどんハマってそうしないと強くいられない痛々しさが、津久井にグラリと崩される過程とか、バランス良くて。ガツガツ読んでしまってたw
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『夜明けには好きと言って』のスピンオフ。
攻め:津久井康文
受け:金崎新二
ホストの新二は育った環境のせいでひねくれた性格になったと思っている。
ズル賢く悪どいことをして生きていってもいいと思っている。
ある寒い冬の朝、人から絡まれた後に手を差しのべてきて自宅まで連れ帰り介抱してくれた津久井の優しさを偽善だと思い、感謝するどころか陥れようとする。
半分くらい読んでも新二には共感出来なかった。荒みすぎ。
そしてあまりにも自分を抑えている津久井にも共感出来なかった。
でも最後の最後にやっと新二が素直な感じになってくれてホッとした。 -
嫌な奴、新二が読み進むとたまらなく可愛く見えてくる。凄い。
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『夜明けには好きと言って』
⇒『真夜中に降る光』<関連作品> -
「夜明けには好きと言って」スピンオフ
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【あらすじ】
喧嘩したホストの金崎新二を介抱してくれた津久井康文は、穏やかな男だった。ゲイだと聞き、なぜか強引に新二は津久井とセックスをした。「金のためだ」と金を貰いながらも、すっきりはしない。体の関係を重ねながら、時々痛いものを見るような眼差しで、津久井は新二を見つめる。津久井への、胸の苦しくなるこの感情は一体何なのか…?苛立つ新二は。
【感想】
作家買い