60歳までに1億円つくる術: 25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める (幻冬舎新書 な 8-1)
- 幻冬舎 (2009年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344981492
作品紹介・あらすじ
誰もが不安な老後のお金。不安を解消するのに一番大切なのは、やみくもに貯金することではなく、まず自分が何歳までにいくら必要かを知ること。目標を設定して、「収入を増やす」「支出を減らす」「長期分散投資」の3つのアプローチから「やるべきこと」を決めれば、あとはそれを淡々と実行するだけ。そうすれば、今やりたいことを犠牲にしなくても、「60歳で金融資産1億円」が自ずと可能になる。20代、30代にこそ始めてほしい、教養としての資産づくり入門。
感想・レビュー・書評
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タイトルは少し過激ですが、投資初心者にはオススメの本です!文章がとても読みやすく、短時間で基本を押さえることができます。
第3章「支出を減らす」には、私が疑問に思っていた住宅(※)に関する考え方が書いてあり、関心しながら読ませていただきました。
※ 持ち家 or 賃貸、固定金利 or 変動金利の考え方
■気に入った/参考になったフレーズ
・「死ぬときが一番お金持ち」ではつまらない
・持ち家 or 賃貸かという損得の判断は、住宅の将来価格次第
・固定金利 or 変動金利かという損得の判断は、将来の金利次第
→リスクのないオイシイ話はない。自分の性格を把握して判断することも大事。
・投資の鉄則「長期」「分散」「低コスト」「インデックス」「積み立て」
・投資とは、勝つことよりも負けないことを目指すマラソン(ゲーム)
→チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』参照
・お金の悩みは自分の努力で解決できる問題
→悩みを細切れにして、具体的に一つずつ消し込んでいけば良い。直視せずに曖昧なままにすれば、ずっと不安なまま。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
投資教育を受けたことがない人間にとって、長期分散・手数料休めの低コストな考え方は、驚きかもしれません。ある程度、学んだ方からすれば、目新しさのらない一冊と感じるでしょう。投資の基本に帰ることは出来ました。ただし、ネット証券の投資信託で、インデックス商品を勧められていただけのような気もします。
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「お金の管理」についての基礎が学べる本。長期分散投資で無理なく、長いスパンで資産を増やしていくという考え方にはとても共感できる。資産を増やすには、収入を増やし、支出を減らし、投資を行うという3つを行う必要があり、それぞれに対してビジネススキル、ライフスキル、インベストメントスキルという名称を付けている。この分類により、自分がどの分野でお金を管理したいのかを考える習慣が付く。
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内藤さんの本だけに、多少投資に重点がおかれてますが、それでも凄くバランスがとれてて、とてもいい本だと思います。
人に自信を持ってお勧めできる本ですね。
今を自由に、かあ。いつまでにいくら、かあ。
投資は何年もやってるけど、ちゃんと考えてないことがたくさんだ。
いやー、いい本だなあ。後輩に勧めてみよう。 -
時すでに遅しw(副題読んでなかったorz)
2009年出版なので、そこから日本の状態が更にあかんくなってる…
根本的なお金の流れに関する内容は、変わらないとは思うけど‥ -
随分前に読んだ本を再読。
当時も今も基本的に考え方は同じと思えた。長期、分散、低コスト、このあたりは無理なく続けるのには大切な要素と再認識。
生きていくうえで、具体的にいつ、何に、どのくらいお金が掛かるのか、きちんと試算しなければ、漫然と不安な気持ちからお金を貯めようとしてしまう。どれだけあれば安心できるのか、使ったとしても次はいつ増えるのか(稼げるのか)を明確にすることが、今も将来も楽しく過ごせる方法。必要なければ増やす必要もないし、不安な気持ちから溜め込む必要もない。お金は使わなければ意味がないということを肝に銘じる。 -
随分前に買った本の再読。発売されてから、13年くらい経つけれど、覚えておくべきことは変わらないように思えた。なんのためにお金が必要か考えて、合理的にお金を使い、稼いで投資しようが大まかな主張だと思う。『私は横並びの教育にはあまりお金をかけなくて良いという考えです。』
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当時参考になった