陽気なギャングが地球を回す: 長編サスペンス (ノン・ノベル 755)

著者 :
  • 祥伝社
3.84
  • (691)
  • (704)
  • (982)
  • (38)
  • (11)
本棚登録 : 4677
感想 : 662
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396207557

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ギャングの個性と最後はあっと驚きがあり、面白かった。
    しかし、自分は1ページに2段の文章は、苦手で読みづらかった。

  • 市役所で働く成瀬、喫茶店主の響野、20歳の青年久遠、シングルマザーの雪子たちの正体は銀行強盗。
    現金輸送車などの襲撃には「ロマンがない」とうそぶく彼らの手口は、窓口カウンターまで最小限の変装で近づき「警報装置を使わせず、金を出させて、逃げる」というシンプルなものだ。
    しかしある時、横浜の銀行を襲撃した彼らは、まんまと4千万円をせしめたものの、逃走中に他の車と接触事故を起こしてしまう。
    しかも、その車には、同じ日に現金輸送車を襲撃した別の強盗団が乗っていた。
    (アマゾンより引用)

    伏線の回収が最高‼️
    警察の制服と中から開かない車が出てきたときはしびれた(笑)

  • 2021.4.13 再読


    ロマンはどこだ。
    雪子がなにか噛んでいることはぼんやり覚えていたけど、こんなに複雑な物語だったのは忘れていた。神崎を出し抜いた成瀬を出し抜いた神崎を出し抜いた成瀬、関係や時系列は面倒だけれど軽快でスカッとする展開。
    軽やかで綺麗な伊坂幸太郎らしい文章ですっきり読める。
    グルーシェニカー、フラッシュレスカメラなどの途中途中に出てきた摩訶不思議な道具などの活用法や伏線回収が鮮やかで、読みながらニヤニヤしてしまった。
    4人の能力だけを使ってチート級の大活躍をするわけではなかったし、全くありえない類の力ではないので、興ざめすることなく読み切れた。伊坂幸太郎はやっぱり好きだなあと感じました。

  • コミカルで楽しい作品でした。

  • 伊坂幸太郎の初期の佳作
    響野のキャラクター伊坂作品らしい

  • 裏切られた!という気持ちになれる。

  • 陽気なギャングは愉快な仲間達だった。
    伊坂幸太郎作品の真骨頂とも言える場面転換から時系列を前後させたりする感じは、まだこの作品の頃にはほとんどない。
    先の展開が読めるのが、今の作品が好きな私には物足りない。
    それでも個性的なキャラクターや、絡み合うストーリー展開は面白かった。

  • 最後のほう、だいたい展開は予想できたけど、それよりも会話が面白くて楽しめました。

  • 友人からの勧めで陽気なギャングシリーズとして、この本を読了。

    独特なメンバーたちで、常にユーモア溢れる内容で伊坂幸太郎のセンスを感じる一冊。


    特に弱肉強食の考え方にとても惹かれた。

    ↓↓↓↓↓

    「どうしてライオンがガゼルを食うかといえばあ、食わないと死ぬからだ。弱肉強食ってのは食物連鎖に参加している者たちが口にする台詞だよ。自分が死んでも、誰の餌にもならないような中学生が弱肉強食なんて言う権利はないんだよ」

全662件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

伊坂幸太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
石田 衣良
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
横山 秀夫
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×