陽気なギャングが地球を回す: 長編サスペンス (ノン・ノベル 755)
- 祥伝社 (2003年1月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396207557
感想・レビュー・書評
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小粋な台詞が光る。この作者は性善説でないのがいい。でも救いがある。あんましエンターテインメントに徹しないで欲しいなぁ。
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先の先を見通す天才が居るとこうなるのか?という感じの軽快な話。銀行強盗も伊坂さんにかかると、なにやらディズニーランドのアトラクションのようになってしまう。若干話しのくどさがスピード感を失うところがあるが、元々スピードが早いので、結果的に問題読み終わったという感じ。
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銀行強盗集団による失敗と逆転の物語。
伊坂幸太郎は『ラッシュライフ』に続いてこれで2冊目。伏線を後半で回収していくとわかったので、ちょっとした違和感に敏感になって読み進めるようになった。伏線の回収の仕方は『ラッシュライフ』の方が驚きが大きかったかな。響野と『ラッシュライフ』の黒澤のキャラが似ているように思った。 -
再読。田中のグッズがそれほどすごく思えないことに時代を感じる。こんな大人に囲まれる子供の将来が楽しみ。
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―――ロマンはどこだ?
市役所勤めの人間嘘発見機
演説の天才の喫茶のマスター
人間嫌いの天才スリ
体内時計をもつシングルマザー
ちょっぴり特殊な能力を持つ、四人は実は銀行強盗。
銀行を襲った帰り道の交通事故。
相手は今話題の現金輸送車ジャックで 盗んだ金は盗まれた。
四人は金を取り戻すことを誓うが………。
読者の予想は裏切られ、先の見えない霧の中 。
逆転逆転また逆転 最後に勝利の女神が微笑むのは・・・? -
2016.9.3読了。
複雑な伏線はなく、読みやすくて楽しかった。読みやすさは登場人物の無駄のなさからくるのかもしれないと思う。今作は珍しく音楽に触れる場面が少ないと感じた。
ちょうど成瀬達は同じ世代のようで。成瀬みたいに嘘を見抜けるようにとは言わないが、いろんな情報を的確に分析し、先を読み、先回りする能力は、身に付けていきたいと思った。 -
★★★☆☆