なみだ特捜班におまかせ!: サイコセラピスト探偵波田煌子 (ノン・ノベル 807)

著者 :
  • 祥伝社
3.22
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本棚登録 : 98
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396208073

感想・レビュー・書評

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  • 最後に涙をひとすじ。確かに殺された人たち何も悪いことしてない!ま、多くの殺人ってそうなんだろうけど。

  • パラレルワールドかと思えば、前作の続きだった。悩み相談なら「こういうこともあるかも」と思えたが、猟奇殺人を解決、となると荒唐無稽すぎる。次は塾の先生になるのだろうか?

  • この作者の作品を読むのは初めてで…
    (なんて、軽薄そうなタイトル!)と、思いながら開いてみたら、あっという間に読み終わってしまい、通勤1回分に丁度かと
    ミステリーなんてものは無視して、なごみキャラを気楽に楽しめれば、勝ち(?)
    あらためて、シリーズ第1作から読んでみようと思ってます

  • 主人公は波田煌子(なみだきらこ)
    以前は「なみだ研究所」というメンタル・クリニックの院長で活躍していた。
    今回は、警視庁の特捜班で、7つの猟奇事件を解決する。
    事件を一つ解決するたびに、波田煌子の左目から、ひとすじ涙が流れ落ちる。

    「おそらく十代だと思われる幼い顔をしているが、服装はどこか野暮ったい」
    でも本当の年齢は23歳(らしい)
    女性探偵・・・というほど華々しい活躍をするわけではない。もちろん危機に陥ることはない。
    容疑者との「コロンボ」っぽいやりとりもあるが、波田煌子は計算ではなく天然。
    「トリック」のようでもあるが、波田煌子はもっとまじめな感じ。
    それでいて、最後には彼女が真犯人をぴたりと当てる。

    鯨統一郎の中では好きなキャラクタのひとりである。

  • クソだな!

  • 前作のほうがおもしろかった。なんだかほんわかしたきらこちゃんはそのままだけど、事件がエグすぎるなー。
    結末は予想どおりだったけど。

  • 前回はメンタル・クリニックでセラピストとして活躍していた煌子が、今回は警視庁特捜班のプロファイラーへと転身しています。

    確かに煌子の活躍で事件は解決しているのだけれど、警視庁と言う場所柄ゆえか、どうしてもふざけているとしか思えない…。個人的には前作のような「日常の謎」が好きです。煌子がプロファイラーというのには、ちょっと無理があったんじゃないかなぁ…。事件の内容や真相などは、特に可も無く不可も無くという感じでした。

  • 前作よりも「事件」は格段にグレードアップしてるぞ。猟奇殺人、しかも状況が常軌を逸してるようなやつばっかりだし。これは前回みたいな駄洒落では解けんだろう、と思っていましたら。
    ……ちょっと解釈が飛躍しすぎじゃないか、と思う部分は確かにある。だいたい全然捜査上に挙がっていない人物がラストでぽんと出てきちゃうしな。けれどなーんか納得。メインは「ホワイダニット」だし。個人的には前作より面白かった。
    好きなのは「涙の海岸物語」。「ホワイダニット」部分が格段に哀しかったなあ、と印象的だった一作。そして状況が一番凄まじかったのは「涙のサヨナラホームラン」だな。これはちょっと……想像できない。

  • 煌子さんがホケホケしているのに、次々と事件を解いていく。
    キャラクターもそれぞれ個性があってさっくり読めます。

  • <DIV style="background-color : white ;color :black ;padding : 8px 8px; border : 1px inset #ddd; margin : 0px 5px;">強引、適当勝手なプロファイル。そこが楽しい。</DIV>
    <h5>出版社 / 著者からの内容紹介</h5>
    ぼく花山仁は迷宮入り事件を捜査する特捜班に配属された。憧れの刑事になれたと喜んだのも束の間、他のメンバーを知って愕然とする。囮捜査で左遷された前泊ナナ、定年間近の久保主任…。要は警視庁のお荷物軍団なのだ。極めつけは波田煌子とかいう犯罪心理分析官。野暮な容姿と惚けた言動。プロファイルはおろか心理学についての知識さえ覚束ない。「エレベーターガール生首ゴロリ事件」「プロ野球スモール人形殺人事件」など、立ちはだかる七つの難事件をぼくらは解決できるのか。

  •  波田煌子さんのボケぶりがたいへん際立っております。 セラピストを辞め、警察の迷宮入り事件担当班でプロファイリングをすることになった彼女。一見めちゃくちゃな捜査と推理をするのだが、それが見事に当たってしまう。 おまけに彼女を嫌う上司に自発的に辞めさせることを命令された花山刑事のストレスは高まるばかりなのでした。 鯨さんの話は個性的で濃いように思います。印象に気圧されるというか。ちょっと読んでいておなかいっぱいになってきますね。

  • 2005年11月22日読了

  • サイコセラピスト波田煌子シリーズ第2弾。
    波田さん、警視庁にスカウトされて研究所やめてしまいました。
    ところが配属された特捜班は迷宮入り事件の担当とはいうものの、人員は全部あわせて5名。
    パソコンは出来るが体力は自信なしの男。
    ダイナマイトボディを武器に痴漢の囮捜査をして転属された女。
    定年間近な温厚刑事に思い込みの激しいエリート刑事。
    果たして迷宮入り事件は解決されますやら……?
    私の好きな連作短編です。
    そして「おいしい本」です。
    毎回異なった日本茶とお茶請けが出てくるの。
    梅ジェリーかん美味しそうだなぁ……
    あと、これを読むなら早いほうがいいです。
    魔邪とか「ビフォーアフター」とか覚えているうちに!

    イラストレーション / 朝倉 めぐみ
    ブックデザイン / かとう みつひこ
    初出 / 『小説NON』2003年7月号・10月号、2004年1月号・4月号・7月号・10月号、2005年1月号

  • 波田煌子のシリーズ第2作。シリーズ2作目ということで、著者も馴れてきたのか、出来の良い短編集に仕上がっています。

  • 息抜きな感じの推理小説。トリックや謎かけではなく素直に笑える。

  • サイコセラピスト探偵シリーズの第二弾<BR>
    演繹でもなく帰納でもない、直感推理法とは恐れ入りました。<BR>
    2005/12/22

  • 迷宮入り事件を捜査する特捜班にスカウトされた煌子の話。事件もクリニック並みに変な事件ばかり。そして、プロファイリングするのも変なところばかり(笑)でも、一般的なプラファィリングよりも精度高い!FBI行って来いといいたいぐらいw数々の猟奇事件を解決したあと今度はどこへ行くのか楽しみなシリーズっす。

  • ストーリーの語り役が、波田煌子の才能をなかなか認めないのが読んでて腹立たしかった。前の「なみだ研究所〜」もそうだったんだけど。あと波田煌子は実はかなり嫌な人なのではないか…と思ってしまった。趣味が詩吟なのは好感触だったけど。それだけ。あまり謎解きにもピンと来ない。

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著者プロフィール

鯨統一郎
一九九八年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。大胆な歴史解釈から、日本の常識を覆す独自の作品が話題を呼ぶ。以来、歴史だけではなく幅広い題材を用いて、次々と推理小説を発表している。著書に「喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿」シリーズ、「ハウスワーク代行・亜美の日記」シリーズ、「女子大生桜川東子の推理」シリーズ、「歴女美人探偵アルキメデス」シリーズ、『タイムメール』『女子大生つぐみと古事記の謎』『作家で十年いきのびる方法』など多数。

「2022年 『カルトからの大脱出』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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