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- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396336042
感想・レビュー・書評
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※辛口です
「ミステリー・ツアーの目的地で待っている」
親に交際を反対され、駆け落ちを決めた樹里に、不可解なメールが届いた。行き先は、作家が家族を惨殺したと伝えられる樹海の山荘。ツアー客が一人、また一人と樹海に消える中、彼女は恋人が待つ目的地へ辿り着けるのか? そして山荘の一室で待っていたものとは…。
仕掛けはトリッキーで楽しいんです。表裏から呼べる装丁や、袋綴じもワクワクしました。でも、肝心の内容が・・・惜しいというか残念というか・・・
ツアーの目的に目をそらされているうちに、肝心の主役二人の最後に取った思わぬ行動に読者が「ぎゃふん」てな予想外の結末を演出してるはずなんですが、どうしても本の意匠が凝りすぎたせいで内容負けしてる気がします。犯人を推理することに主眼を全く置いていないので、そういう意味でも全く楽しめませんでした。というか、正直買ったことを後悔してます・・・(汗)
ただ、ミステリー好きな作家や編集者が楽しんで作ったんだろうな~という愛は感じましたが、それだけです。解説で稀作だ!と絶賛してますが、う~んそうか? コテコテのミステリファンじゃなければ楽しめるのかな?読むのに一時間もかからないのは良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示