黒い森 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 334
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336042

感想・レビュー・書評

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  • ※辛口です

    「ミステリー・ツアーの目的地で待っている」
    親に交際を反対され、駆け落ちを決めた樹里に、不可解なメールが届いた。行き先は、作家が家族を惨殺したと伝えられる樹海の山荘。ツアー客が一人、また一人と樹海に消える中、彼女は恋人が待つ目的地へ辿り着けるのか? そして山荘の一室で待っていたものとは…。

    仕掛けはトリッキーで楽しいんです。表裏から呼べる装丁や、袋綴じもワクワクしました。でも、肝心の内容が・・・惜しいというか残念というか・・・

    ツアーの目的に目をそらされているうちに、肝心の主役二人の最後に取った思わぬ行動に読者が「ぎゃふん」てな予想外の結末を演出してるはずなんですが、どうしても本の意匠が凝りすぎたせいで内容負けしてる気がします。犯人を推理することに主眼を全く置いていないので、そういう意味でも全く楽しめませんでした。というか、正直買ったことを後悔してます・・・(汗)

    ただ、ミステリー好きな作家や編集者が楽しんで作ったんだろうな~という愛は感じましたが、それだけです。解説で稀作だ!と絶賛してますが、う~んそうか? コテコテのミステリファンじゃなければ楽しめるのかな?読むのに一時間もかからないのは良かった。

  • 2010/9/1 Amazonより届く。

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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