帰り船 〔風の市兵衛〕 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336219

作品紹介・あらすじ

日本橋小網町の醤油酢問屋「広国屋」に風のように一人の男が現われた。"算盤侍"の唐木市兵衛である。使用人の不正を明らかにしてほしいということだったが、折しも広国屋で使う艀に直買い(密輸)の嫌疑がかかっていた。市兵衛は店を牛耳る番頭の背後にいる、古河藩の存在を知る。その側用人と番頭の企みとは?風の剣を揮う市兵衛の活躍やいかに。

感想・レビュー・書評

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  • 正義は勝つのだー。
    もーわかり易すぎるベッタベッタな話なのだが、
    次が気になって一気読み。
    面白い。面白すぎる。

    主人公が強いので、最後の真剣勝負のところで
    勝つとわかっていてもハラハラドキドキ。
    買った後の爽快感が癖になる。

    浅見光彦江戸編という感じか。


    時代モンは癖になるのぅ。
    ドラマも気になる。

  • 楽しいシリーズもの。
    それにしても強い!

  • 欲張りは本能

  • 毎回美しいヒロインが登場するという決まりですかね。

  • 今回も市兵衛の活躍が楽しめた。いつものメンバーがそれぞれにいい味を出していた。頼りない広国屋の主も最後の方では頑張ったしめでたしめでたし^^

  • 風の市兵衛シリーズ第3弾。
    使用人の不正を明らかにしてほしいと依頼された市兵衛は、老舗の醤油酢問屋「広国屋」に入り込む。店を牛耳っているのは番頭で年若い主人は口を出せず萎縮しているのだが、どうやら密輸の疑いが…
    醤油屋の様子や内情が実に細かいのを深いと感じるか冗長と思うか。悪党はテンプレな組み合わせだが、ラストのチャンバラを含め安定した勧善懲悪。

  • 第三弾
    今回は老中の側用人と老舗を乗っ取ろうとする大番頭が登場
    美しく聡明な姉と双子の娘、相手方の仕掛けが強引すぎ
    なんとなくハッピイな結末

  • 風の市兵衛シリーズ第3弾!
    相変わらず上手な話の盛り込み!
    今回は藩が行う密入国・お家騒動
    面白い!読むべし!

  • 醤油酢問屋の窮地を持ち前の算術・剣術で救うべく動く唐木市兵衛。徐々に市兵衛の生い立ちも明らかになってくる。
    このシリーズのすごいところは主人公市兵衛を含め、登場人物の心の動きがきちんと書かれているところではないだろうか。その為か読後感も爽やかだ。

  • 醤油問屋の奉公人の抜け荷の話

  • 市兵衛さんも大好きだけどおに渋さんが好きすぎる

  • 雷神が面白かったので、すぐ本作を読んだ。引き続き面白い。時代劇そのもの、紆余曲折はあっても勧善懲悪で終わり読後感がいい。単純なのだけどこりゃあハマるかな。”akahira"さんのコメントの中に、「浅見光彦江戸編」と書かれていたが、まさに言い得て妙。
    酢醤油問屋の番頭一派が若旦那をないがしろにし、古川藩の側用人と結託し悪事を働く。若旦那の内儀は可愛い双子の姉妹を残し亡くなり、内儀の姉が代わりに面倒を見ながら若旦那に代わって帳簿の管理もしようとしているのだが腑に落ちないことが多く市兵衛がやとわれて登場する。果敢に問題に挑んでいく内儀の姉がとても美しく描かれており、まさに浅見光彦に登場するヒロイン。二人の間柄の結末も推して知るべし。

  • 今回の市兵衛さんは調査に積極的だし、いくら味方の安全を守るためとはいえ乱闘場面でも鬼神のような先制攻撃を見せるし、少し姿勢が変わってきたように感じました。
    毎回奉公先の女性が魅了されている雰囲気があるにもかかわらず、思わせぶりな態度すら取ることなく相手にしない市兵衛は、単なる朴念仁なのか、それとも意識的に女性と近づかないようにしているのか。
    この先深い関係になる女性が現れるのかも興味の一つです。

  • 2020年、16冊目です。

  • 30年6月13日読了。

  • 2010年10月祥伝社文庫刊。書下ろし。風の市兵衛シリーズ3作目。醤油酢問屋から不正の調査を請負う。陰にひそむ悪を成敗する爽やかな市兵衛とレギュラー登場人物達の活躍が楽しい。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    日本橋小網町の醤油酢問屋「広国屋」に風のように一人の男が現われた。“算盤侍”の唐木市兵衛である。使用人の不正を明らかにしてほしいということだったが、折しも広国屋で使う艀に直買い(密輸)の嫌疑がかかっていた。市兵衛は店を牛耳る番頭の背後にいる、古河藩の存在を知る。その側用人と番頭の企みとは?風の剣を揮う市兵衛の活躍やいかに。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    日本橋小網町の醤油酢問屋「広国屋」に風のように一人の男が現われた。“算盤侍”の唐木市兵衛である。使用人の不正を明らかにしてほしいということだったが、折しも広国屋で使う艀に直買い(密輸)の嫌疑がかかっていた。市兵衛は店を牛耳る番頭の背後にいる、古河藩の存在を知る。その側用人と番頭の企みとは?風の剣を揮う市兵衛の活躍やいかに。

    平成29年2月21日~3月2日

  • 10/16-10/16

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著者プロフィール

(つじどう・かい)
1948年高知県生まれ。早稲田大学第二文学部卒。出版社勤務を経て作家デビュー。「風の市兵衛」シリーズは累計200万部を超え、第5回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞、ドラマ化でも好評を博した。著書には他に「夜叉萬同心」シリーズ、「日暮し同心始末帖」シリーズ、単行本『黙(しじま) 』など多数。本書は講談社文庫初登場作品『落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味』に続くシリーズ第二作となる。

「2022年 『山桜花 大岡裁き再吟味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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