民宿雪国

著者 :
  • 祥伝社
3.32
  • (25)
  • (92)
  • (122)
  • (29)
  • (12)
本棚登録 : 686
感想 : 136
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633523

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タランティーノの小説版みたいな書店のポップにつられて購入したら確かにレザボアドッグスを彷彿とさせる内容だった。それはある意味ではいいんだけど過激表現もあるし一部の人には受け入れがたいかも。

  • いつだったか話題になってたので読んでみた。

    うーん……自分が本をあまり読んでないってのもあるんだろうけど、特に心動かされる感じではなかった。

    気になった点は、某宗教団体の教祖、某ホテル火災事件の経営者とか持ってきた意味がよくわからなかったところ。テーマに関係なさそうだし。民宿の人のすごさを見せたいのなら別の方法でも良いと思う。

    あと、グロいと聞いていたけど、描写があっさりしてるので全然グロくない。

    ただ、最初のミステリーっぽい感じはわくわくして楽しめた。

  • 仕掛けで急に著名になった老画家。実は民宿主なのだが、数奇な運命を歩んできた。

    「差別」が大きなテーマだが殺戮場面が多いことの不快感、読み進むごとの違和感が最後まで残った。

  • 韓流ブームに刺激されたのが発端らしく、サービス過剰なまでのハチャメチャをシリアス風に仕上げたエンターテインメント。ポピュラーアートの世界を舞台にしたピカレスクに、在日差別、従軍慰安婦問題、さらには男色、性不適合にホラー風な味付けまで絡めてバタバタと展開して行く。昭和、平成の大事件の容疑者やら世界的な文化人たちまで登場する悪ノリ振り。あとがきを読むと、本人は在日問題に大真面目に取り組んだ気になっているようだが…重苦しい表紙の絵に騙されて、真面目に読んではいけない。

著者プロフィール

東京都豊島区雑司ヶ谷生まれ。出版社に勤務したのち、2009年『さらば雑司ヶ谷』で小説家デビュー。11年『民宿雪国』が山本周五郎賞と山田風太郎賞の候補作となり話題に。著書に『日本のセックス』『テロルのすべて』『二十五の瞳』『タモリ論』『ドルフィン・ソングを救え!』などがある。

「2023年 『無法の世界 Dear Mom, Fuck You』 で使われていた紹介文から引用しています。」

樋口毅宏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×