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- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396633523
感想・レビュー・書評
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いつだったか話題になってたので読んでみた。
うーん……自分が本をあまり読んでないってのもあるんだろうけど、特に心動かされる感じではなかった。
気になった点は、某宗教団体の教祖、某ホテル火災事件の経営者とか持ってきた意味がよくわからなかったところ。テーマに関係なさそうだし。民宿の人のすごさを見せたいのなら別の方法でも良いと思う。
あと、グロいと聞いていたけど、描写があっさりしてるので全然グロくない。
ただ、最初のミステリーっぽい感じはわくわくして楽しめた。 -
仕掛けで急に著名になった老画家。実は民宿主なのだが、数奇な運命を歩んできた。
「差別」が大きなテーマだが殺戮場面が多いことの不快感、読み進むごとの違和感が最後まで残った。 -
韓流ブームに刺激されたのが発端らしく、サービス過剰なまでのハチャメチャをシリアス風に仕上げたエンターテインメント。ポピュラーアートの世界を舞台にしたピカレスクに、在日差別、従軍慰安婦問題、さらには男色、性不適合にホラー風な味付けまで絡めてバタバタと展開して行く。昭和、平成の大事件の容疑者やら世界的な文化人たちまで登場する悪ノリ振り。あとがきを読むと、本人は在日問題に大真面目に取り組んだ気になっているようだが…重苦しい表紙の絵に騙されて、真面目に読んではいけない。