スーツケースの半分は

著者 :
  • 祥伝社
3.81
  • (114)
  • (296)
  • (198)
  • (13)
  • (2)
本棚登録 : 1633
感想 : 249
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396634810

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 青いスーツケースにまつわる9話。
    アラサー女子4人。そのうちの一人の従妹。青いスーツケースを形見としてもらった母と娘。またまたアラサー女子。最後はこのスーツケースをプレゼントした青年。
    どれも奇跡がいっぱい散りばめられていた。
    こんな世の中になるなんて想像できなかっただろうな。
    また、こんな時がくるかしら?

  • 革製の青いスーツケースが中心となった連作短編集。

    最終話以外は、主人公が全て女性。
    何かしらに悩み足踏みしている感じの人たちですが、旅を期に、前向きに進んでいくようになります。
    メッセージ性の多いストーリーが多かったように思いました。

    決まりきったツアーには興味の無いゆり香のアブダビ旅行の話と、ドイツに留学した春菜の話が好きでした。

  • 真っ青な空の様な青いスーツケースを巡る、心がホッと温かくなる連作短編集。
    旅に行く喜びと、半分はお土産を詰めて帰る幸せ。
    スーツケースはそれぞれの人生のお供だね、なんて思う(^^)

  • スーツケースと共に物語が転がり始める
    近藤さんならではの旅?も楽しく読めた
    私もあの青いスーツケース譲り受けてあちこち飛び回りたくなった

  • 本のカバーに惹かれて手に取りました。
    すごく素敵な物語に出会えたことに感謝です。
    読み終えてから、私も旅に出たくなりました。


  • 私もいつかひとり旅をしたいという気持ちに奮い立たせてくれる一冊でした。

  • 旅行の話をした後に、こうも旅の本に導かれてしまうものなのかというくらい、今回借りた本は旅行の本ばかり

    いろんな諸事情で、旅行というものにめっきり行けてない。前は国内も、なんなら海外も行ってたのになぁ
    もちろん楽しかった思い出ばかりじゃない
    熱中症にかかったこともあるし、台風で身動きできなくなったこともあった
    それでも無事に帰ってきて、今ここにいる

    いろんな国や場所でいろんな出会いがあって、笑顔と思い出ができて、それらが重なってかけがえのないものになる

    怖がらずに、また、旅に行けるようになりたい

  • 2023/1/8読了

  • このお話大好きです。
    悪い人もたまにいるけど、優しい人が多くて安心します。
    このお話に出会えて本当に良かったと思います。

  • 幸運のスーツケース!関わった人に幸運をもたらしてくれる。今は、コロナで旅することは困難だけ
    目の覚めるような青いスーツケースを買って沢山の旅の思い出を積み込みたいなあと思いました。

全249件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

近藤史恵の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
山口恵以子
恩田 陸
宮下奈都
又吉 直樹
宮部 みゆき
坂木 司
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×