海賊王の死 ~アドリアン・イングリッシュ 4~ (モノクローム・ロマンス文庫)
- 新書館 (2015年2月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403560194
感想・レビュー・書評
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シリーズ4作目。アドリアンシリーズのテーマは一貫して愛と孤独だと私は思っているのだけど、それを突き詰めた先にあるのはいかにして自分らしく生きていくかに繋がるのだな、と。彼らの葛藤や模索はとてもリアルで、性的指向がどうであれ社会で生きる上で誰しもが抱える想いそのもの。だからこそ読んでる私たちにもアドリアンの痛みはダイレクトに伝わるし皮肉は身に刺さります。
願わくばアドリアンとジェイクのベクトルが同じ方向を指し示していますように!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アドリアンシリーズ一番の山場!読み始めたときはまさかこんな展開になると思わなかった。
アドリアンにとってもジェイクにとっても、とても辛い選択を強いられるお話。そこまでならないと捨てられないほど重かったというべきか…ここまでアドリアンの気持ちを振り回しておいて、いわば自業自得なジェイクのはずなのに妙に気の毒になってしまいました。相手の家族もあることだしね…。
この展開を経てたどり着くのはどういう結末か。次巻まで止まりません。 -
ちくしょう、なんだよほんと。
叫びたくなるじゃないか!!!!!
煮え切らない二人と、新たな殺人事件。
再び出逢ったことで、関係がまた始まるのか、始まらないのか。
一体、どれだけの時間が過ぎて、何度、危機を王子様が救えば、ハッピーエンドに辿り着くのか。
どうにも、面白いです。 -
ジェイクは大変だろうなあ、と思うのですがこれまでの所行を思い返すにざまあと思わなくもない。そしてここで完結にしないで続きがあるっていうのがすごい。現実は Happy Ever After じゃないだなっていう。