アクアリウムにようこそ

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 133
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535852

感想・レビュー・書評

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  • 市役所からいきなり出向で水族館勤務のイルカのトレーナーになったヒロイン、由香のお仕事小説です。水族館の舞台裏も少し覗けて面白かったです。イルカの直接的な死因は溺死なんだとはじめて知りました。なるほど哺乳類だから当たり前ですね。そしてラッコの生態も面白く読みました。青春ラブストーリーでもあります。

  • 爽やかで読みやすい一冊。
    ライトノベルと小説の間くらいの読み応えです。
    疲れたときに読むと癒されるかも。

  • 愛と青春の水族館勤務な青春小説。イルカオタクでツンデレな先輩といきなり水族館に飛ばされてしまった主人公の恋模様が……いたたまれん勢いで展開。毎日動物見てると大胆になるのだろうか。水族館の裏側模様も面白かったです。

  • 水族館のイルカの飼育係になった女の子のはなし。ほのぼの。

  • 水族館に行きたくなる!

  • 図書館戦争の水族館版といった雰囲気。
    続編が出るとええなあ。

  • 津市安濃図書館。
    この人も筆力有りそう。

  • ストーリーもなかなかよかったが、それより水族館というものに対する考え方、位置付け等がよかった。
    よく調べて書かれていると思う。

  • 千葉湾岸市の観光事業課に勤めはじめて三年、突然『市立水族館 アクアパーク』へ一年間の出向を命じられた由香。いきなりイルカ課に配属になるが、そこには、飼育には人一倍の情熱を持ちながら、人間とのコミュニケーションは極めて下手な先輩・梶、そして初対面の由香にいたずらを仕掛けるバンドウイルカたちがいた。餌やり、トレーニング、水質管理など、裏方としての仕事を徐々に覚えていくが、かわいがっていたイルカが突然病気を発症して・・・。

    初めての作家さんで結構評判が良かったので期待していました。面白かった!水族館ものは珍しいですねー、面白いネタを拾ってきたなあという印象です。水族館という娯楽と研究の狭間にあるような微妙な問題を取り上げていくのは面白かったけど、結局答えは出ないままでもがく館員たちの姿が強くもあり自分には耐えきれるのかなあという思いも湧きました。正直がむしゃらに頑張っていくだけでは割り切れないことも多々ある社会の中で、どうやって道を探っていけばいいのか分からないときもある気がします。恋愛フラグの方はなんせ人がいない上に夢に見すぎだろお前らwwという感じ。さらっと幸せになっていくのだろうけど、梶の過去をもっと知りたかったかも。

  • 完全なる「主人公成長」プロット。水族館はなんだか好きなので、手にとって本屋で立ち読み。
    主人公が巻き込まれて水族館に行ったのかと思って、なんだか納得いかなかったけど、最後には「選ばれしもの」であったことが発覚。不思議とイルカと通じ合える答えにもなっていた、一応。
    イジワルでぶっきらぼうな先輩との恋は定番で、実は影でかばってくれてるところとか、昔の恋愛で受けた傷をひきずってるところとか、時折開示される男の子側の感情などに、萌えました。
    イルカと感情が通じ合える場面の描き方は、とても素敵で好きです。
    海遊館で売ってる「男の子と女の子とイルカのキス」のオルゴールは、物語を象徴するモチーフとして、とても効いていて、うまいと思いました。こういう印象的小物を登場させたいものです。

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著者プロフィール

1965年兵庫県生まれ。金融機関の勤務を経て、2005年『時は静かに戦慄(わなな)く』で第6回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。著書は「水族館ガール」シリーズのほか、『銀行占拠』『本日の議題は誘拐』『王子になるまでキスしない』がある。

「2022年 『水族館ガール9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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