6月31日の同窓会 (実業之日本社文庫)

著者 : 真梨幸子

• 実業之日本社 (2019年2月7日発売)

感想・レビュー・書評

[herbteaさんの感想 · 2020年11月16日]

伝統ある女子校・蘭聖学園。卒業生が連続して亡くなり、彼女たちに6月31日開催の同窓会案内が届いていたことがわかる。自らもOGである弁護士・凛子がOGたちの別々の依頼を受けることからその連続死の真相に近づいていくのだが、各々の学園時代の回想や現在、一年前、と話が入り組んで紐解くのが楽しかった。普段から真梨さんの本を読まれている方にはドロドロ感は物足りないのではないかと思うが、逆にそれがあまり得意でない私にはミステリとの塩梅がちょうどよくて面白かった。今日だからこそ目についた本だったが、手に取って良かった。

[ミワさんの感想 · 2020年10月21日]

同窓会の暗示

[1421782番目の読書家さんの感想 · 2020年9月20日]

面白かった

[さくたごんさんの感想 · 2020年9月6日]

次から次へと新しい事実が出てきて
主観と客観が入り混じり
なるほど、これは一気読みしてしまうな・・・

[ヒナさんの感想 · 2020年8月12日]

以前本屋さんで紹介されていたので読みましたが、記憶に残らない話でした。

[kurumi23さんの感想 · 2020年8月8日]

なんともスッキリしない、そして途中誰が誰だか分からなくなって何回も戻ったりして誰が結局何して誰が誰が状態。面白いから一気読みだったけどもう一度読むのはしんどい。
女の嫌な部分剥き出しでお仕置きという伝統をいいことにやりたい放題。
意外にエマが主要人物ではなかったのが驚き。

[稀大 星さんの感想 · 2020年7月25日]

初めて読んでみる作者さんだった
登場人物や事柄が多く整理するのが大変だった印象がある
最後のオチもわからなかった所が要所要所であるので、もう一度読んでみようと思う

[ほのぼのほんぼんさんの感想 · 2020年7月5日]

前情報なく読み始めたので、ホラーかなと思っていましたが…。
歴史と時間、登場人物たちの綽名や名前、いろんなとこに伏線が緻密に張られていてかなり読み応えがありました。
ちょっと中だるみしてるかなと感じるとこもありましたが、計算された内容で読了までは早かったです。
蘭聖学園とゆう大きな括りで蠢く人間模様、鳥肌総立ちするシーンもあったり、冷たい気持ちの悪さを感じ続ける部分もあり、やっぱりホラーだと体感しました。

[どろみざわどろみ。さんの感想 · 2020年6月6日]

久しぶりに読んだ真梨幸子小説。彼女の作品は女同士のドロドロ、登場人物の多さ、登場人物視点でコロコロ変わり進んでいくストーリー。今回も王道真梨幸子小説でした。

[Renaさんの感想 · 2020年6月2日]

最初と最後の繋ぎはきちんと理解して楽しめましたが、
中間の内容がイマイチ頭に入っていません…
登場人物が多くてこんがらがってしまったので、
もう一度読んでみようと思います。
こんがらがっていた状態でしたが、最後は「面白い！」と思いました。イヤミスはなんとも言えない後味が残りますね…

著者プロフィール

1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『一九六一東京ハウス』『シェア』など多数。

「2023年 『まりも日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」