- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416608548
感想・レビュー・書評
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著者は、NTT DocomoのIDキャンペーンやルミネなど誰もが見たことがあるデザインを手掛けたクリエイターである。数えたわけではないが、半分くらいのページが彼の手掛けた作品のヴィジュアルのページであり、読んで楽しくまた見て楽しい一冊である。
彼のデザインを通じて世の中を良くしたいという姿勢は、その作品から、また文中での彼の言葉から伝わってくる。あったことは勿論無いが、善人であることが良くわかる。
さて、マーケティングに関わるビジネスマンにとっては、この本はデザイナーやアートディレクターという人たちがどういう考え方をしているのかを知ることが出来るという意味で価値がある。クライアントの戦略的な要望を、アートディレクターが翻訳し、デザイナーがそれを作品としてアウトプットするのである。水野氏は特にブランディングにおいてさまざまなプロジェクトを手掛け、成功に導いているが、それは彼がブランドについての高い見識を持ち、クリエイターならではの視点で、ブランディングの対象となる製品やサービスの本質をとことんまで追求し、それを受け手にわかりやすい形に翻訳して表現することが出来るからである。クリエイターとして一流であることは、単なるデザインの能力だけではなく、本質を見極める能力と、それを表現する能力が伴ってこそのものであることが、水野氏から改めて感じさせられる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この人の仕事の仕方を見ると、センスにどうやって説得力をもたせているのかがよくわかる。ちゃんと積み上げてるんだよね、そうなんだよね、楽じゃないよね、センスだと思われるのも。
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きれい
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さすが。
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著者は、NTT DocomoのIDキャンペーンやルミネなど誰もが見たことがあるデザインを手掛けたクリエイターである。数えたわけではないが、半分くらいのページが彼の手掛けた作品のヴィジュアルのページであり、読んで楽しくまた見て楽しい一冊である。<br /><br />彼のデザインを通じて世の中を良くしたいという姿勢は、その作品から、また文中での彼の言葉から伝わってくる。あったことは勿論無いが、善人であることが良くわかる。<br /><br />さて、マーケティングに関わるビジネスマンにとっては、この本はデザイナーやアートディレクターという人たちがどういう考え方をしているのかを知ることが出来るという意味で価値がある。クライアントの戦略的な要望を、アートディレクターが翻訳し、デザイナーがそれを作品としてアウトプットするのである。水野氏は特にブランディングにおいてさまざまなプロジェクトを手掛け、成功に導いているが、それは彼がブランドについての高い見識を持ち、クリエイターならではの視点で、ブランディングの対象となる製品やサービスの本質をとことんまで追求し、それを受け手にわかりやすい形に翻訳して表現することが出来るからである。クリエイターとして一流であることは、単なるデザインの能力だけではなく、本質を見極める能力と、それを表現する能力が伴ってこそのものであることが、水野氏から改めて感じさせられる。
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立ち読みでしか読めてない。プロの思いやこだわりが感じられてすごく参考になる。興味深い。
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あれにはこういう意味が込められていたのかあ、とひたすら感心。視線の移動を考えたデザインなど、計算されつくした仕事に、なんかもう、とりあえず、スゴイなあと。