はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

  • 世界文化社
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418036011

感想・レビュー・書評

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  • スモールビジネスは、一点突破型の「職人」気質がなければ、成功はおぼつかない。

    ただし、起業して人を雇うようになると、「マネージャー」や「起業家」という全く別の人格が必要になり、「職人」気質が邪魔になることさえある。

    このパラドクスが、スモールビジネスを挫折させる大きな要因になっている。

    挫折せずに進むには、どうしたら良いのか?
    その解決策は、仕組み化にある!

    中小企業の経営者の誰もがぶち当たる壁に、解決の糸口を与えてくれる良書。

  • 起業後に発展、継続させていくためのエッセンスが詰め込まれている。起業家、マネージャー、職人などの人格を用い必要な能力を例えての説明は分かりやすい。
    起業家を目指す方で無くとも会社の更に発展させたい方や管理職の方にも役に立つ。

  • 米国起業家向け雑誌「Inc.」が成長企業500社のCEOを対象にしたアンケートで7つの習慣やビジョナリー・カンパニーを抑えて1位になった本です。
    企業には「起業家」「マネージャー」「職人」3つの人格がありバランスがとれていなければだめである。
    起業家・・・チャンスを見つけ変化を起こそうとする。未知の分野への取り組み。わずかな可能性への挑戦
    マネージャー・・・計画をたて管理する。
    職人・・・手を動かし目の前の仕事をやりとげる。
    典型的なスモールビジネスの経営者は10%が起業家20%がマネージャー70%が職人タイプである。職人タイプが職人の考えのままビジネスをやると失敗しやすい。

    幼年期・・・すべてを自分でこなす。職人の時代。
    青年期・・・自分だけでは手が回らなくなってくる。人を雇う事を考える。
          この青年期でつまずく企業は多い。
          優秀な人を雇ってすべてを任せてしまう。
          その人がいなければ回らなくなる。
    成熟期・・・事業を商品とみなす起業家の視点が必要。

    解決策
    事業のパッケージ化
    要するにフランチャイズ化できるようにシステム化する
    誰でもができるようにあらゆることについてルールが定められていて
    システム化されていること。常に顧客に同じ品質のものを提供する。

    事業発展プログラム7つのステップ
    ①事業の究極の目標を設定する。(人生の目標)
    ②戦略的目標を設定する。(売上、取り組む価値があるか、顧客は誰か、規模は)
    ③組織戦略(組織図作成、イノベーション→数値化→マニュアル化)
    ④マネジメント戦略(管理システム作成、業務マニュアル)
    ⑤人材戦略(経営理念の浸透)
     お客様はいつも正しいかどうかわからないがお客様を満足させることが我々の
     仕事。
    ⑥マーケティング戦略(顧客が望むものが大事)
     顧客は無意識に色、形、音、においなどで判断している。
     なのでロゴマークや制服、店の色なども重要。
    ⑦システム戦略
     ハードシステム・・・モノのよるもの
     ソフトシステム・・・販売システム(アポイントをとる、顧客ニーズを分析する、           解決方法を提案する)
               情報システム(情報をデータ化する(電話回数、訪問回数、
                      打ち合わせ回数など))
     モノ、行動、アイデア、情報この要素を統合する。


    結局のところ経営者が現場にいなくても収益のあがる仕組みを作る。
    個人の才能や経験に依存しない事業を作る。
    このことが重要である。

  • ・起業家、マネージャ、職人のバランス
    ・組織を作れ
    ・効率ではなく、効果のためにシステム化せよ

  • この本が絶賛されているということは、多くの人がこんなことも知らない、ということであるから、それを知れたことが良かったかな

  • 会社には、起業家、マネージャー、職人。この3人の人格が内在している。
    この本のストーリーにはパイ焼き職人のまま起業して精神的に追い込まれていくサラにメンターであるマイケルがその3つの性質の役割を教えていくことが書かれている。
    起業にはこの3つの性質を持つ役割の人間が必須だが、その3つを俯瞰して見ることが出来る起業家の視点が重要なんだと教えてくれている。

  • 起業する人が陥りがちな失敗を小説仕立てで紹介した一冊。

    以前に『成功者の告白』と同じようなコンセプトではあるけど、『成功者の告白』が成功のスピードに応じた、家族や従業員とのバランスが主だったのに対して、本著は、起業する人、個人の性格や性質のバランスについてが主な内容だった。

    人には「起業家」「マネージャー」「職人」という3つの人格をもっていることが多く、変化を好む理想主義者の「起業家」、管理が得意な現実主義者の「マネージャー」、手に職をもった個人主義者の「職人」である。

    この3つの人格のバランスを出す場面や時期をコントロールすることで、事業は成功し、成功した後も減退することなく、成熟することができる。

    よくある起業の失敗では、「職人」の人格が多くを占める人が、自分の技術を使って起業すれば、誰にも文句を言われず、好きなことを好きなだけができるはずと起業する。
    面倒な仕事や苦手なことは誰かを雇って任せればいいと思い、売り上げが伸びていくと、事業が成功して従業員が増えるたびに、自分の知らないところでミスが起きたり、管理しきれないことが起こりはじめ、また事業規模を縮小してやり直したり、いくところまで進めてしまい倒産したりしてしまう。

    起業に必要なのは、商品よりめスピードよりも、自分がいなくても常に同じサービスを提供できるシステムをつくること。

    フランチャイズ化している起業では、誰でもマニュアルを読めばすぐに同じサービスを提供することができる。
    そういったシステムをつくることで、起業家は富を増やすだけでなく、自分の時間も自由に使うことができるようになる。

  • 事業を成長させるには、人に任せなければならない。また、そのためには事業の内容をマニュアル化すること。大企業と同じように、将来像をしっかりと描くこと。

  • 原著のE-Mythのほうが読みやすかったイメージ

  • 思ったより普通。
    起業したあとのその先に待ち構えている課題。

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