エンキョリレンアイ

著者 :
  • 世界文化社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418065073

感想・レビュー・書評

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  • ありえるかも・・・と思ってしまった。二人は心で繋がっているんだって伝わってきた。男性のメールのテンションが受けつけなかったけど。

  • エンキョリレンアイ。
    物理的な距離、心の距離、成就?するまでの時間的な距離。
    色んな意味でエンキョリレンアイなのかな、と想った作品でした。

    作品の中では彼からのメールのみが書かれているので、
    彼女が何を書いたのか、何を想ってメールを書いたのかを
    想像しながら読む事が多かったのですが、
    彼に対する彼女の言葉が直接書かれていなくとも、
    何となく気持ちが分かってしまうのは同じ女の子(?)だからでしょうか。

    自分の気持ちがとても高ぶってしまって、盛り上がってしまうと
    相手からの返信が遅いと不安になってしまう所や、独り相撲になってしまう所など、
    何となく共感できてしまいました。

    …といっても、実は2人の展開、、、よりも、
    メールのやり取りの「彼の言葉」がとても気になりました。

    彼自身、彼女よりも年上なのですが、
    メールの内容が大人、というか、素敵だな、と想える言葉がいくつかありました。

    怒りや負の気持ちにパワーを足してはいけない。
    マイナスの感情は抱けば抱くほどネガティブになってしまう。
    マイナスの感情に力を注ぐ事よりも、今自分が出来ることに目を向ける事。
    それが理不尽な事に勝つ方法なのだ。

    彼女が会社で理不尽な事、明らかに不利な状況になった時に
    彼がメールで伝えた言葉なのですが。。。

    うーん、、、今の自分と照らし合わせつつ、とっても考えました。
    やっぱり、満足のいかない事や、理不尽な事があると
    最近「なんで!?」と不服に考えがちな私。

    今出来る事に力を注ぐ。

    人を許す事の出来る人になる。

    確かに出来なかった事に悔やむのも大切だけれど、
    その後どうするかが、大切なのかなーなんて考えながら
    さくさくと読む事ので来た作品でした。

  • 私も、遠距離恋愛を体験したことがあります。遠距離って並大抵なものじゃやっていけないと思いました。遠距離恋愛って相手のことが物凄く不安で相手が今何しているのかも分からない状況でほんとにどうしようって毎回悩みます。いつも連絡を取っていればそれなりの不安で終わりますが、実際そんなにうまくはいきません。あいてのことを思い大切にしてほど遠距離恋愛が成り立つのです。これから先遠距離恋愛をする人はこの本を読んでから遠距離恋愛を頑張ってほしいと思います。

  • ちょっとーぉ!!
    悲しいエンドなの?!って思ったらそうでもありませんでした(笑)

    距離が二人を強めてくれる。そう信じて、4月から楽しくエンキョリレンアイしたいですね!

  • 遠距離恋愛の本
    東京とNY
    遠いなあ・・

    出会ったのも突然で、別れたのもすぐで、
    そんだけしか会ってないのにそんなに恋焦がれるものなのかなあと、ちょっと半信半疑というか、「うええありえなくない?」と思っちゃいましたが、
    でもそうだなー
    会った時間とか、そういうんじゃないよね、恋愛って、きっと

    で、遠く離れても、会社とかいろいろあっても
    ふたりで愛を育んでるなあ
    心配とか不安とかあってもうまくいってそうでよかったよかった
    と思ってたのに
    まさかの展開が待ち受けててびっくりしました

    ひどいひどい何だこの男ひどすぎる万死に値する死にさらせ!
    と思ったけどそこからまたまさかの展開があったので
    見事に踊らされて面白かったです。何この小説^^

    お話の中に、切なくなったり苦しいのは恋で、愛はやすらぎ満ちるもの、みたいな文章があって、
    わたしも苦しい恋はしたくないなーと思いました。
    不安や嫉妬は仕方ないけど、でもあんまりしたくないよなあ

    • yukkeさん
      きうりさんこんばんは!
      わたしもここ数年恋愛ものは苦手と公言してるのですが、色々事情があってたまに読んだりしてます。笑
      恋愛ものとひとく...
      きうりさんこんばんは!
      わたしもここ数年恋愛ものは苦手と公言してるのですが、色々事情があってたまに読んだりしてます。笑
      恋愛ものとひとくちに言っても、ほんとに恋愛メインのものや恋愛は味付け程度のものやギャグかと思うほどのラブコメまで色々ですよね。
      恋愛ものが苦手というか、
      ケータイ小説みたいな(ってきうりさん読んだことあります?)小説や恋愛しか描かれてないような小説が苦手なのかな?
      たぶん作中でイチャイチャしたりドロドロしたりするのがいやなんだと思います。
      2009/12/09
    • yukkeさん
      (長いみたいでエラーになっちゃったので分割です><)

      昔は文学って、理解できないとだめなのかなあとか思っちゃってたんですが、
      今は開...
      (長いみたいでエラーになっちゃったので分割です><)

      昔は文学って、理解できないとだめなのかなあとか思っちゃってたんですが、
      今は開き直って「意味わからん!」とか「つまらん!」とか言っちゃってます。笑
      でも、やっぱりそれは感性とかじゃなくて自分の底が浅いせいかな~とか、他人の意見や評論を聞いたり読んだりすると思うので、
      もうちょっと作者の意を汲めるといいな・・

      ストレート!あはは、そうかなー
      読書が文章力の向上に役立ってくれればいいのに・・
      2009/12/09
  • 読んだ。

    …読んだよ。

    やばい、やばいこの小説。

    すごく心に響きすぎて、
    せつな過ぎて、痛すぎて。
    読んだ後、しばらく呆けていました。

    とにかく、読んで欲しい。

    詩人である作者が書いた小説というだけあって、
    すごく言葉や雰囲気がやわらかく美しい。

    運命的な設定。
    不思議な設定。
    劇的な愛情、というよりは静かな思いやりに満ちた愛。

    そしてメールでつづられる、彼の言葉の優しいこと。
    甘い、とかいうんじゃない。
    ただただ。強くて優しい。

    ああ、一度でいいから
    こんな恋がしたい、と思いました。
    と、同時に人の運命のやりきれなさ。

    過去にはもうもどれない、辛さ。

    いろんなものが静かにこみ上げてくる物語でした。
    私の好き小説、ベスト5には入ると思いました。

    今、恋をしていない人に読んでほしいです。

    2006.4.22

  • 花音と海晴の出会いは京都の本屋。
    東京とニューヨークでの遠距離恋愛が始まる。
    そしてすれ違う2人。
    13年の時を越えてまた繋がっていく・・・

    エンキョリレンアイ
    サンカクカンケイ
    レンアイケッコン
    の三部作を3時間で一気に読みました!
    すごく読みやすかった!
    3つの中でこれが一番好きかな♪

  • 純愛ですごいすき。
    途中切なくて泣けました

    メールのやりとりの場面が
    なんかすきです
    毎日メールを待つ主人公の気持ちが
    よくわかります。

  • 遠恋している身として、なんだか励まされるような感覚。
    メールの文面なんて、ちょっとキュンとします。

    さらりとして読みやすく、
    遠距離恋愛そのものに明るさや希望を見出させてくれるような一冊。

    これから遠恋する、特に若い方へ、おすすめです。

  • 内容はとてもドラマチックです。
    本が苦手な人でも読みやすいと思います。
    ただ、よく本屋さんで携帯小説コーナーに置かれているのが疑問。

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著者プロフィール

1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。ニューヨーク州在住。
『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。主な著書に『優しいライオン やなせたかし先生からの贈り物』(講談社)『星ちりばめたる旗』(ポプラ社)ほか、主な児童書に『心の森』(金の星社)『やくそくだよ、ミュウ』(岩崎書店)『シナモンのおやすみ日記』(講談社)など多数。

「2024年 『新装版 まほうの絵本屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小手鞠るいの作品

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