孔子暗黒伝 (ジャンプスーパーコミックス)

著者 : 諸星大二郎

• 創美社 (1988年5月10日発売)

感想・レビュー・書評

[ホトケさんの感想 · 2011年10月17日]

こんな濃い話が少年ジャンプに連載されていたとは！
スケールの大きい伝奇宗教漫画。

[たぬきやんさんの感想 · 2011年2月5日]

週刊少年ジャンプに連載。すごい。

[大根さんの感想 · 2009年12月25日]

酒見賢一｢陋巷に在り｣の元ネタ｡
諸星先生の孔子の伝奇｡
週刊少年ジャンプ連載､10週打ち切り漫画｡
風呂敷の広げ方とたたみ方に惚れ惚れ｡
読後感は虚無に浚われそう｡
孔先生の顔がゴツい｡孔先生は嘆いてばかり｡実は孔先生は主人公じゃない｡諸星先生の美少年。

[キバ＠殖装中。さんの感想 · 2008年11月12日]

この表紙のじゃない旧版ジャンプコミックスで所蔵

視肉とか開明獣とかフォッサマグナとか

[上月さんの感想 · 2008年7月30日]

再読。
流石に古びない面白さがある。
論語やリグベーダなどの引用が意想外のところで使われていて、発想の切れ味に驚く。
孔子暗黒伝というけれどインドアフリカ中国日本仏陀孔子老子オオムナチモノスゴイ顔ぶれが出そろい、活躍しラストまで突き進むエネルギーは圧巻というほかない。

狂接輿を孔子が追う場面が好き。元気すぎる！！
いつの間にか舟が用意されてたり神出鬼没すぎる姐さんがいたり、仏陀がブラフマといたり、その意味でも楽しい。

[おてもとさんの感想 · 2007年1月14日]

まさにハリ・ハラの如く『暗黒神話』とこの作品とは表裏一体なのである。ラスト一コマで鳥肌。

[ＭＡＭＯさんの感想 · 2004年10月23日]

著者が中国の世界に傾倒するきっかけとなった作品。「暗黒神話」につながる形で終わっており両方読むのとなお面白い。

[letoneさんの感想 · 2011年10月3日]

　

[positive gammaさんの感想 · 2007年7月1日]

『暗黒神話』と実質上の二部作。これもよく出来た話です。孔子・老子・仏陀など背景の登場人物もゾロアスター教を下地にした構成も秀逸。

[ときわさんの感想 · 2005年5月8日]

「暗黒神話」に続いてリアルタイムで読んだ。もう夢中なんてもんじゃない。熱狂の末血迷ってインド哲学の道に進みたいと思った（ちなみにあっさり挫折）。天才の偉業。絵はこの頃が一番好きです。色っぽい。

著者プロフィール

1974年、「生物都市」で手塚賞入選。「週刊少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」連載デビュー。民俗学、中国の古典、ＳＦ等を題材に、幅広い分野で活躍する漫画家。代表作に「暗黒神話」「マッドメン」「西遊妖猿伝」がある。その独創的な作風から、高い評価を受け、2000年に手塚治虫文化賞マンガ大賞、2014年に芸術選奨文部科学大臣賞、2018年に日本漫画家協会賞コミック部門大賞等、受賞歴は多い。ジャンルを越え、多くのクリエイターに影響を与えたとされる。

「2019年 『幻妖館にようこそ　』 で使われていた紹介文から引用しています。」