- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434241956
感想・レビュー・書評
-
こんな心のこもった酒肴を提供してくれる若女将が商う居酒屋なら通うよね。要への頑なな態度は、ま、裏腹な思いがあるんでしょう。店名が「ぼったくり」ねぇ。「けったくる」は「蹴ったくる」、「ひったくる」は「引ったくる」に違いないものの、「ぼったくる」は?いかがわしい店で「ぼられる」って言うけど、「ぼ」とはなんぞや?て考えても浮かばん。調べると「暴利」の派生語で「暴る」って動詞ができ、「ぼうる」が「ぼる」と短縮された説。「貪る(むさぼる)」の短縮で「ぼる」って説。う~む、どっちもありそうで、どっちも怪しげで。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
料理はおもしろい。主人公のほめられ上手ぶりにうんざり。
-
料理のウンチク、店主の人柄シリーズ化になるわけですね!
こんな居酒屋の常連になりたい!
読んで居酒屋に来た気分を味わえる不思議な感覚です。
お酒にも詳しくなれそう。 -
居酒屋に集う、ほんわか人情味のあるいい話集。
読むぞ!って力入れて読む本じゃなくて、
たまには毛色の違った本でも.....って感じに
気分転換的に読む本、かな。
連続して読むのは面白みが薄れるから、
10冊に1冊くらい、こんな軽くていい話の本を挟めば
ほっと一息つけるので、是非お試しあれ。
こういう居酒屋があればいいなぁ、
と皆さん思うこと間違いなし。 -
こんなシリーズがあるとは知らなかったが、もう12巻まで出ていて、テレビドラマにもなっているそう。
とっても軽いタッチの、東京下町で居酒屋を経営する姉妹(主に姉)と、居酒屋に来る客たちの交流や出される料理を描くストーリー。もともと経営していた両親が事故で亡くなり、娘が継いだという設定である。
いろいろ美味しそうな季節のメニューや地方の銘酒が出てくる。登場人物は優しい人ばかりで、ほっこりとする。
どうしても、高田郁の「みおつくし料理帖シリーズ」の現代版焼き直しに思えてしまう。親を失った料理人という設定まで同じ。読みやすいし、出てくる料理はおいしそうだが、小説としてのクオリティは本家の「みおつくし」には到底及ばない。
まぁでも続編が手に入ったら読むだろうな。 -
『居酒屋ぼったくり〈1〉』/秋川滝美
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある。
全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載。旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説。
ページを捲るごとに、美味しいお酒と、旨い料理に出くわす。今の時期だからこそ、せめて紙面では蜜を気にすることなく人情という蜜の味も十分に楽しみたいですね。 -
1話読み終わるごとに何となく心が温まるような読後感。この先の展開も楽しみ。
-
居酒屋行きた〜〜い!!と思わせられる作品。とっても読みやすいです。
居酒屋を舞台に繰り広げられる人情味溢れるドラマの数々。
主役は美味しいごはんとお酒!読んでいるだけでよだれが…。
決して気取ったものではないのに、居酒屋の女店主、美音さんの丹精込めた手料理に、ため息をついてしまうぐらいに感心してしまいます。
そして居酒屋に集まるお客たちのあたたかなこと。自分もそこに居合わせているような心地で、ほっとします。
食事っていいよね〜。料理っていいよね〜。お酒っていいよね〜。しみじみ思う!
食って、動物の生きる根源で、ないがしろにしたくないなぁ、と思っているのです…(なかなか叶わない時もあるけれど)。
実現していきたいなぁ。ちょっとずつでも。
からだが喜ぶ食事、こころが満たされる食事。 -
お、お腹がすく〜〜!!!!