山の民水辺の神々: 六朝小説にもとづく民族誌 (あじあブックス 27)

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  • Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469231687

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  • 六朝小説に描かれる山の民の姿から当時の山に住む人々がどんな暮らしをしていたか(又は中央の人間が彼らの生活をどんなものと考えていたか)を探る本。例えば山に入る時に何を持って行っているのかとか。面白かったのが『得体の知れない妖怪を退治して、食べてみたら犬のような味がした→山の民は何でも食うと考えられていたかもしれない』とか。色々面白かった。食うなよ。

  • 六朝小説を民俗資料として読むというスタンスから、着眼点となるエピソードを抜き出したもの。民俗学の研究者はそこに着眼するのかといった面白みはあるものの、論の展開があるわけではないので、基本的には後進の研究者(読者含む)へ譲るネタ帳といった感じ。

  • 江南地方など、南の地方に残る伝説や神仙、妖怪など。生活様式も。

  • 2008.12.20

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著者プロフィール

1929-2001年。東京生まれ。1952年東京大学経済学部卒業。1955-59年フランクフルト大学、ウィーン大学、ハーヴァード大学にて民族学を学ぶ。ウィーン大学にてDr.phil.を取得。東京大学教授、東京女子大学教授、日本民族学会会長、北海道立北方民族博物館館長等を歴任。毎日出版文化賞、朝日賞、福岡アジア文化賞受賞。著書に『東南アジア大陸諸民族の親族組織』『日本神話の起源』『稲作の神話』『葬制の起源』『日本神話の構造』『邪馬台国』『東と西 海と山』『銀河の道 虹の架け橋』など。他にも多くの著訳書がある。

「2019年 『神話学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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