- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478002353
感想・レビュー・書評
-
経営の素人がある日、父の死により突然社長になり、会計の先生に教わりながら管理会計を理解していくストリート。
主人公の由紀がいちいち専門用語に絶望するのが、読み手が挫けそうになるのに寄り添ってくれる感じ。
決算書は、だまし絵的。会社の会計のプロはさまざまなテクニックを使って決算書の見栄えをよくしてくる。数字の裏に潜む、隠し絵を見つけることで本質を掴める。
バランスシートは会社のレントゲン写真。左側は現金製造機を表して、右側は負債と純資産。
キャッシュフロー計算書は、営業CF、投資CF、財務CF別に現金の収支が表現される。
バランス・スコアカードは、自分が達成したい将来の目標が財務と顧客と業務、学習のプロセスの視点からつなげたもの。
繰り返し読むことで、理解を深めたい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
会計は経営に必要な知識。経営は社長だけの学問ではなく、普段の生活や投資にもつながる。そういった意味ではマンガ化は大変ありがたい。コストの面は熟考が必須。
-
突如会社を継ぐことになった主人公は
赤字を立てなすことができるのか!?
を、漫画で描いてくれているので
なかなか分かりやすかったです。
この先、この知識を使うかと言われると
さっぱり分かりませんが。
ちょいちょい出てくる料理が、美味しそうでしたw -
shiro
-
・商品は現金の仮の姿
・金額の差異ではなく、金額の後ろにある事実を分析するべき
・限界利益と固定費がわかれば会社の利益構造がわかる
・損益分岐点を知るには、固定費を限界利益率で割ればいい(原価率50%の店の維持費が月100万円なら、損益分岐点は100万円÷50%=200万円)
・「活動基準原価」という、価値ある活動それぞれに使った実績時間を集計し、そこに単価をかけて原価に置き換える方法
・経営者の仕事は機会損失を最小にすること
・いずれの案を選択しても同様に発生する原価は「埋没原価」となり、意思決定の際に考える必要はない
・バランス・スコアカードという、自分が達成したい将来の目標が財務と顧客と業務プロセスと学習プロセスの視点で繋がる表 -
ストーリーだってて読みやすかった。
-
予算に関わる仕事になったので
我が家でだいぶ眠ってたけど引っ張り出して読みました。
一回読んだだけじゃ理解出来ないので再読します。
会計の全体像を理解するには、良書。 -
管理会計の概要がざっとわかる本だった。
とても読みやすい。 -
バランスシートの左側は、
現金と現金製造機そのもの(固定資産)と、
現金製造機の内側(流動資産)が描かれているのである。
コハダは儲かる。しかし、大トロは儲からない
確かに一貫あたりの利益は大トロの方が大きいから、
コハダより儲かるように錯覚する。しかし、資金量に着目すると
コハダに軍配が上がる。(中略)
だから、コハダは少ない資金を繰り返し回転させる(使う)ことで
たくさんの現金を稼ぎ出せる。
しかし、大トロは売り切るまでに一ヵ月もかかるから、その間、
資金が寝てしまう
管理会計を漫画で学べる本。知識を解説するだけではなく、
「粉飾装飾の見破り方」、「原価管理の計算方法」
などの、管理会計に必要な実践的なノウハウも解説されています。
エッセンスの例は以下の通り。
・会計数値は事実ではない
・事実を把握するとっかかりと考えるべきだ など
27万部突破!会計本のベストセラーがマンガになった!父親の遺言によりアパレル会社「ハンナ」社長に就任した由紀。ところが、父親から引き継いだ会社は、借金まみれの泥舟だったことが判明。困り果てた由紀は、会社再建のため謎のコンサルタント安曇教授に助けを求めた。素人社長由紀が、会計と経営を学び会社を再生させるビジネスストーリー。