- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478003497
感想・レビュー・書評
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1分で自己紹介
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2014/1/19
自己紹介は一分1エピソード
場面で使い分ける
合コン、ビジネス、面接、交流会 -
星4つ
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15分で読了
あまり学ぶべき内容はなかった -
一般的で、途中で挫折。
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BO
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2012/6/10
自己紹介のコツを学んだ -
最初読んだときは30分で読んで捨てた。
中谷彰宏氏のビジネススクールの講座で課題図書になったとき、何度も何度も線を引きながらよんだ。彼の美学、哲学が隅々まで書かれている一冊。
実践してこそ初めてわかる。
そんな自己の未熟さを痛切に気づかされ、大きく学んだ一冊。
以下レバレッジメモ
相手を向いて、相手に気を飛ばす。
コミュニケーションは相手に気を飛ばす作業です。表情を出すためには、まず誰に向かって話しているのかを明確にすればいいのです。
うまくできなかったことを緊張のせいにしない
自己紹介がうまくできなかったとき、緊張のせいにしないことです。リラックスしていたら、うまく言えるわけではありません。緊張のせいにすると、すべてのことを反省しなくなります。「緊張したから」という言い訳は、自分を甘やかす言葉です。
自分の名前は明瞭に言う
もともと自己紹介は、みんな下手です。最初からうまい人はいません。自己紹介がうまくならない人は、自己紹介が必要なひらない人が大勢いる場所に行かない人です。
1分は短いです。「何を言わないかということがコミュニケーションにおいてはとても大切です。」
セミナーで発表するということは、他の受講生の貴重な時間を使っているのです。1人1人が一生懸命メモして、授業料の元を取ろうとしています。他の生徒のみんなに「なるほど。この場で学ぶことができた」と思われる発言でないといけません。発言者から出された大きな命題を、みんなで一生懸命考えるのです。「何か言わなければいけないから言う」では、だめです。たとえ30秒でも発言をするということは、相手の寿命を30秒いただいているということです。1分しゃべることは、受講生が25人なら、25人×1分の寿命をいただいているということです。それは、大切な人の死に目に会えるか会えないかという貴重な時間を奪っているかもしれないのです。発言をするということは、相手の命を奪う行為をしているという覚悟が必要です。「なんというか」といったフワフワな気持ちで話しても、だれにも伝わらないのです。
アガらない方法は、話す前に一生懸命聞くことです。自分の話す前に誰かが話をしているとき、自分もステージに立って聞いているっつもりになるのです。高まっていないのに、いきなりステージに上がっていくので、「アガる」という現象が起こるのです。アガり症の人は、前の人の話を聞く時、逃げているのです。むしろ、「当ててくれ」という意識を持つことが大切なのです。
スピーチのとき、これで入って、これで終わるということだけ決めておけば、安心です。
紙に頼らないコミュニケーションを大切にする。
ワタミの社内会議では店舗の売り上げ報告をするとき、店長が紙を見ていると、「何見ているの?」と注意されます。見ていること自体おかしいと、社長に突っ込まれるのです。紙に頼るということは、名刺やパワーポイント、企画書に頼るということです。紙に頼らないコミュニケーションを大切にしなければなりません。
本気かどうかが伝わる
受講者のレベルがどんなに低くても、私は本気でやります。中にいる一番低い人に会わせるのではなく、一番高い人に会わせます。私のセミナーで目覚めた誰かと、将来一緒に仕事をすることになることもあります。授業はその第一歩のコミュニケーションだと思って、私はやります。どんな小さい仕事であれ、マンツーマンだろうが、1000人、1万人相手だろうが、私は本気でやります。それが受講生やセミナー主催者への経緯であり、このチャンスを与えてくださった神様への経緯でもあるのです。
話すことは走ることだ。
ヘトヘトにならないということは、走っていないということです。人が10聞くところを、自分は20聞いてやろうという姿勢を持つことです。時間内に集中して学び、1つでも多くのものを得るのです。
手を上げる習慣をつけよう。
「あ、こういうことか」と自分で気づいていくことが重要です。それはあっていようが間違っていようが、どちらでも構いません。「こういうことですか」と手を挙げて自分なりの仮説の答えをぶつけたら、「半分はあっているけど半分は間違っている」という指摘が返ってきた。
「レクチャーしますからそれをみんなメモして書いてください」と言われ、「なるほど、いい授業でした」というのは本当の勉強ではありません。勉強は自分が気づくことです。人から教えられて覚える作業ではありません。
覚えて話すより、考えて話そう
「考える」というのは、自ら考えることです。どんな講義を受けても、どんな本を読んでも、どんな人に会っても、相手から何か気付こうという姿勢でいる人と「答えは何ですか」と教えてもらう受け身の人とに分かれます。覚えようとしている人はいつまでたっても自己紹介はできません。答えを人から与えてもらうこと、それを覚えていくことに何の疑問も感じていない学校の優等生的な頭にいつの間にかなってしまっていることに気付くことです。自分で気づき始めたら、外に出ると毎日いろいろな気づきがあります。お客様・出入り業者・得意先と会ったときに、相手が自己紹介をすることがあります。その時に、「この自己紹介うまいな。自分で応用するためにはどうすればいいだろう。このうまさは何だろう」と自分で気づけば、明日直せるのです。
覚える人と考える人の違いは、6階の講義のときしか頭を使っていない人と、3か月間頭を使い続けて、その後も一生頭を使える人の違いです。発展途上国の中には、ODAに「お金ください」と言っている国があります。この国はいつまでたっても貧乏なままです。「お金はいらないから、自分で稼ぐ方法を教えてください」とい言う国が伸びていきます。私はセミナーでは答えの導き方だけ話し、答えは話しません。正しい教育の仕方は、先生が横にいなくても自分で修正できるようにしてあげることです。これが学習です。明日お客様の前で自己紹介したときに、言い終わって「今の自己紹介はここはうまくいったけど、ここはうまくいかなかった」と自分でチェックしたり、先輩や上司の自己紹介を聞いたときに、「あれはうまい」と思ってまねできるようにすることです。言葉がうまいのではなく、考え方がうまいということに気づけばいいのです。
自分の話を考える前に他の人の話を聞こう
コミュニケーションがうまいかヘタかではありません。コミュニケーションに興味がないということです。苦手なのではなく、興味がないのだと気づくことです。今日がないことは勉強しても身につきません。興味があって苦手な人は成長します。たとえ上手でも興味のない人は成長しません。セミナーな授業もコミュニケーションの1つの形です。「授業は先生が言ったことをメモして覚えればいい」という考え方の人は、授業をコミュニケーションとしてとらえていません。すべてのことがコミュニケーションです。授業で仲間の発表を聞くのもコミュニケーションです。コミュニケーションに興味のある人は、そこで気の利いた事を言ってかっこよくなろうとは思いません。ほめられたいいかっこしたいという意識のある人はコミュニケーションができなくなります。コミュニケーションをとる時、いいカッコしたいなんて思わないことです。「こんな当たり前すぎることを言って笑われないだろうか」と思って発表しない人はいつまでたっても手を上げられません。そもそも負うなると、その人は自分自身を修正できません。確かに笑われることはあります。でも、発表してみないといつまでたっても笑われないので、そこから成長していけないのです。
傍聴するより参加しよう
気付いたことがゼロの人の頭の中には何も入っていきません。この人は何を話したかすべて覚えるぐらいの気迫で聞くことです。死ぬ気で集中して聴く覚悟でいないと損をします。コミュニケーションというのは手を上げることです。自分が手を挙げない人間だと気づくことが必要なのです。
コミュニケーションは、「私は」から始まる。
コミュニケーションは、すべて「私は」で始まります。「この人はこう」「あの人はこう」とほかの人のことを言う前に、まず自分が直すことです。コミュニケーションの苦手な人は「みんなは・・」と言います。「みんな考えていると思います。でも手を上げられなかっただけです」というのです。その言い方はみんなを弁護しているようですが、実は「あなたはどうなの」という問いから逃げています。コミュニケーションで大切なのは「私は」と言えることです。そうしないと、相手には伝わりません。誰と話しているのかもわかりません。「みんなは」といった瞬間に話がぼけます。
「えー」で、話し始めない。
自己紹介で言い訳をすると、感じが悪いです。ところが言い訳をする人が案外多いのです。言い訳から始める人は、発表する場所に出てくるのが遅いです。「えー」から始める人も冒頭でつかみ損ねます。冒頭を「えー」で始めると、話の中に何回も「えー」が出てきます。いかに話の中の「えー」を取り除けるかで、印象が変わるのです。
気付くというのは自分が思いつくことです。人から教わったことは気づきではありません。何かをやってみてうまくいかなかったときは「なんでだろう」と自分の頭で考えます。発表してよ士ではありません。自分の言葉で語る、しかもそこには熱い思いがなければなりません。感情も何もなくきれいにまとめても、パッションは感じられないのです。「熱い思い」はっこいいことではなく、悔しい経験の中から生まれます。試してみると、うまくいくことと行かないこと、両方出てくるはずです。とにかく「うまくいかない」ところまでやることです。「これはうまくいった、うれしい」「なんでこれはうまくいかないのか」と考え抜いて、次へ進んでいけるのです。「いい子ちゃん的な意見」で終わってはいけません。会社の会議で、いつもきれいにまとめる意見で流れている人は、生き方もそうなっていくのです。単に気が緩んでレベルダウンを起こすのは、前回の失敗を全く「悔しい」と思っていないからです。1回1回「悔しい」と感じ「次は絶対うまくやりたい」とトライすることが必要です。トライして、はずしたら、それは「ナイス・トライ」です。そんなに短時間でうまくいくようにならないのです。うまくいくか、行かないかより、トライすることです。
メモは何のために書くのか。自分でなるほどと気づいたことを書くのです。そうすると、猛烈に忙しいはずです。紙が圧倒的に足りなくなります。私が生徒だったらへとへとになります。そうならない人は、結局ただ聴くことしかしていないのです。
自分の目が一番厳しいのです。ほかの受講者に繰り返してみてもらい、みんなのを見て、それからビデオで自分で自分のを見る、これを何回も繰り返して行かないと、うまくなりません。客観的に自分を見ることができないのです。「こんなにひどいとは思わなかった」と愕然とすることから始めるのです。
「完璧」な準備が失敗して、初めて得るものがある。
準備には①準備する②準備しない③準備不十分の3つの種類があります。「準備したけれども、不十分でした」といういのは言い訳です。それは「準備できていない」ということなのです。そういう時「準備していない」というのがビジネスの世界のルールです。お題を与えられたからには、「これで完璧だ」というところまで準備をするのです。そこまでやって初めて、「ここがいけなかった」と分かるのです。それが勉強というものです。
伝え方の上手な人が、夢を実現する
コミュニケーションで重要なのは「何を」伝えるかではありません。「どのように」伝えるかなのです。伝え方が勝負です。コミュニケーションの勉強は結局は伝え方の勉強です。高度情報化社会は「情報」より「伝え方」が勝つ時代です。同じ情報を「だれが話すか」、「どのように話すか」という伝え方が9割うを占めます。情報が1割で、伝え方が9割でコミュニケーションは決まります。
アイデアは、世界中言うの人が同時に思いついています。結局、伝え方が上手な人、伝え方に一工夫した人が一番先に形にします。夢を実現できる人は、一番最初にアイデアを思いついた人ではありません。そのアイデアを相手側が分かるように伝えた人が夢を実現するのです。