ウーマン・エコノミー―世界の消費は女性が支配する

  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 201
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478008706

作品紹介・あらすじ

全消費の64%は女性!世界40カ国1万2000人に及ぶ調査と詳細なインタビューをもとに、BRICsより巨大な市場を形成する女性の「購買」深層心理に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 世界各国で調査したんだなぁと感じられる一冊。
    女性をタイプ別に分けることで、各々のタイプは何を大切にしていて、何に困っているかが分かる。
    そして国別に女性を分けることで、その国における女性の立場や役割が明確になって興味深い。
    世界を相手に仕事をするようになったり、世界でのマーケティングをするようになったら、特に役に立つ本かも!

  • マイケル・シルバースタイン著「なぜ高くても買ってしまうのか」の中では、不思議な消費現象である“ニュー・ラグジュアリー”層の消費が取り上げらていた一方、本書では女性をメインとした、世界経済を動かす消費力に触れられている。全世界の女性の年間消費支出は、現在の20兆ドルから今後5年間で28兆ドルに増えると予想されているようだが、女性の消費動向を分析すれば、それぞれの企業にとってのニーズが見えてくるのだろう。“ニューラグジュアリー”層のようなマーケターの常識が覆される消費者の存在とは異なり、女性の消費は非常にわかりやすいとも言えるのか!?

  • 読書期間:2010年8月14日-25日
    原書名『Women Wont More』
    著者 Michael J Silversteiin, Kate Sayre

    私達女性が如何に時間に追われていているのかが解ります。
    そんな時間の無い中での日常の遣り繰り。
    買物に重視するのは
    「愛情・健康・誠実さ・精神的充足」とあります。
    因みに私のタイプは割と前半にあった
    「生活エンジョイ派」に分類されます。
    給料が低すぎるのを除くと、今の生活に不満はありません。

    多方面から女性がお金の遣り繰りをしつつ化粧品、食糧、
    ありとあらゆるものに使っています。
    世界的有名なブランドも数多く出てきて、気になるブランドがちらほら。
    IKEA、ZARA、ORIGINS等々。
    ZARAで服を買いたいのですが、手が届き難いのが難点です。
    好みの服はあるんですが…。
    意外だったのがORIGINS。1990年創業に驚きました。

  • 女性が買い物に重視するものは、愛情・健康・誠実さ・精神的充足らしい。 女性に限らずだけど、本当に欲しいものは高くても買うが、いらないものは安くても買わないという傾向は、豊かになるだけ続くだろう。 それに、小売は如何に対応していくべきか。

  • この本の主題は女性向けのマーケティング。確かに消費の世界で女性の存在感は高く、それは例えば百貨店のフロア構成を見てもショッピングモールの顧客構成を見ても明らか。でも消費財企業の経営とマーケティングやってるのは男性だよね、という至極当然の問いかけに始まり、女性に支持される企業とは具体的に何かを挙げていく。それらはユニクロ、バナリパ、DHC(書かれてないけど)なんていう面々を考えるとわかりやすい。一方で女性に支持されない産業として金融と医療が挙げられているが、これは国民皆保険制度のない米国での保険産業に対するストレスを反映しているようだ。

    巻末の方では世界の女性へのインタビューがあって、そこでは焦点がダイバーシティとガラスの天井に移っている。内なる最後の経済的フロンティアが女性の社会進出であることは論を待たない。ただこれがこの本の隠れた主張になっていて、それ故に(決して日本だけの特色ではない)専業主婦を素通りする結果になっている。それで女性を類型化したことになるのか、という疑問は残る。

    女性は仕事にも家庭にも精を出し、愛情も豊か。女性が世界の消費を動かす、というのは目新しい話ではなくて、既に先進国では実現しているテーマだと思うのだけど、どうだろう。

  • 世界の消費は女性が消費する。
    女性は社会階層やライフステージによりどのような購買基準を持って消費をしているのか?
    女性のことが知りたい方は必見。
    ただし、著者はアメリカ人であり、日本とは多少価値観が異なることは否定できません。

  • 以前、WBSにて出版直前の紹介があったのを視ていて、「すごく面白そう」と思っていながら、なかなか買うタイミングがありませんでした。(他にも読みたいものが多すぎる。。。)

  • ワーキングマザーの生活様式というのがわかっているようでわかっていなかったので、大変参考になった。女性の生活様式が変わり、消費行動が変わり、ビジネスの勝ちパターンも変わるという考え方は、非常に共感できた。

  • (1)男性の1/3以上が家事を手伝わない。(日本は74%)、(2)女性消費者6つのパターン。①エリート女性(評価追求型、自己実現型)。②超多忙主婦
    (切り盛り上手、安定願望型)。③生活エンジョイ型④悠々シニア層
    ⑤自力生計型⑥家計逼迫型。(3)話の分かるブランドに向けた、成功の秘訣は4R、Recognize(認識)、Research(調査研究)、Respond(対応)、Refine(改良)にあり。(4)①時間の節約、②あらゆる経験の満足度向上、③女性の生活や人生の感情的側面を支えることに商機有り。J&JとP&Gの事例が分かり易い。

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