ドラマ「半沢直樹」原作 ロスジェネの逆襲

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478020500

感想・レビュー・書評

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  • 銀行から証券会社に出向した半沢直樹が、ロスジェネ世代の部下である森山とともに企業買収に関わる話。勧善懲悪で、スカッとする。
    半沢から森山へ語られる、仕事に対する姿勢や信念がグッとくる。特に終盤の「仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。」という件は、気が引き締まる。何回も読み返してしまった。明日から仕事頑張ろう。

  • 半沢直樹、三部作で過去最高の面白さ!というレビューから、読んでみたけど、私も同感‼ 先日、二部までがドラマであったけど、ちょっと後味悪かったですよね。今回は、スカーッとさせてくれますよ‼ 戦う半沢さん、かっこいい‼ これを読んで、日本中のサラリーマンが目覚めて、戦い、社会を変えていってほしい!私も、サラリーマンじゃないけど、同じ価値観で戦うよ!

  • テレビでしったこのシリーズ。最終回をみれば、やはり続きはみたくなるもの。で・・・買いにいって、一気に読みました。やったね、スカットしました。ああ、この本がテレビ化されて、どんな役者さんで演じられるのか、想像するのもまた楽しみです。

  • ドラマの続きが気になりすぎて。相変わらずの半沢の活躍に、すっきりします!

  • 半沢直樹シリーズ第3弾。IT系企業の買収案件を系列子会社の東京セントラル証券会社の営業企画部長として携わる話。部下の森山に仕事をさせるシーンと半沢の裏を取る仕事振りに今回も注目。以下メモ。(1)結局世代論なんてのは根拠が無いってことさ。上が悪いからと腹を立てたところで、惨めになるのは自分だけだ。(2)組織と戦うということは目に見える人間と戦うということなんだよ。(3)どんな世代でも会社という組織に胡座を掻いている奴は敵だ。内向きの発想で人事にうつつを抜かし、往々にして本来の目的を見失う。そういう奴等が会社を腐らせる。(4)仕事は客の為にするもんだ。ひいては世の中の為にする。

  • 半沢直樹シリーズの3作目、舞台は東京中央銀行東京本店から
    出向した半沢直樹が子会社の東京セントラル証券へ出向した
    ところから始まります。物語は企業買収をメインにした
    話なのですが、買収をかける側とそれを防衛する側、
    その攻防が東京中央銀行証券営業部と東京中央銀行の
    系列子会社 東京セントラル証券同士で戦いあるから
    ややこしい、いやっ面白い。沢山の企業が出てきて絡み合い、
    そして騙し合い。もうあっという間に読んでしまいました。
    最後の最後には“正義は勝つ”って感じですごくよかったです。
    なんかいい終わりだったので最後の方は2回読み直しました。
    作品を通して半沢直樹の仕事っぷりにバブル世代や
    ロスジェネ世代だろうと仕事に対して真剣に取り組み
    全力を出すことの大切さってのをすこし考えさせられました。

  • 半沢直樹シリーズ、第3部。
    出向先の子会社・東京セントラル証券で獲得した買収案件を、親会社・東京中央銀行に横取りされる。
    子会社vs親会社の対決は、上司に臆さず立ち向かう半沢にぴったりの展開のように思える。

    半沢の生き方は、「環境を嘆く者は三流、環境を楽しむ者は二流、環境を作る者が一流」という良く聞く言葉を想起させる。

  • 今をときめく半沢直樹のシリーズ三作目。プロットとしては、前二作と比べると面白くない。IT業界を描いているだけに、何でもアリ世界なので、池井戸潤お得意の意表をつく展開がないのだ。また、M&Aについてもありきたりな内容だった。
    だが、作品の面白さという点では前二作に比べてはるかに面白かった。金融業界特有の暗く歪んだ世界に埋没することなく、仕事とは何か、ということが真摯に描かれ、素敵なキーワードがたくさんちりばめられている。「空飛ぶタイヤ」や「下町ロケット」と共通する、正しいことは何なのか、ということを追求する姿が描かれているのだ。その意味では池井戸作品のなかでも上位に入る質の高さではないかと感じた。

  • これまで、「鉄の骨」「下町ロケット」更にはテレビドラマ「半沢直樹」を読んだり見たが、どれも話の展開がスリルで面白く、のめり込んでしまう。
    東京セントラル証券の半沢直樹と親会社になる東京中央銀行の伊佐山部長とで東京スパイラルの買収に関する攻防が面白い。半沢直樹のように会社や組織の論理に流されない生き方をしてみたいものだ。

  • 今流行りの『倍返しだ』を読む。下町ロケット以来の池井戸潤だったが、この作者の作品はリズムがいい、物語の起伏が激しく、早いので落ち込んでも直ぐ立ち直りストレスが貯まらない。これまでの作品は時々話が本筋から逸れる事があったが、本作は殆ど逸れなかった。TVシリーズの後日談になるのでTBSとしては映画として考えるのではないだろうか。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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