ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
- ダイヤモンド社 (2013年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478020999
感想・レビュー・書評
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心の整理のため、思っていることを書くことは、心理的にも有効だとされている。
この本ではメモだが毎日日記を書くことを推奨することもおるので、書くことは精神衛生上とても良いことなのである。この著者は、東大卒で頭が良いことはまちがいない。
東大卒を何名か知っているが、そのほとんどが合理的な考え方をし、合理的に記憶し、整理するコツを持っている。
この本では、著者の良かったやり方を力説しているが、その方法でなくても良い。重要なのは、続けることなのだから。それが、一番難しい。
頭のモヤモヤをただひたすら書き出す。テレフォン人生相談でも定番の回答である。
何かに悩んで頭ぐるぐるしたときは、やはり有効な手段なんだと再確認した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事で犯した失敗の理由が思考力の低さにあると思い、思考法や考える力の本を探していました。
本書を最初に選んだのは、思考力の他、書くことやスピード感も鍛えられると思ったから。
さっそく失敗した案件についてメモ書きをやってみました。どん底まで落ち込むと思いきや意外とすっきりしています。
裏紙とペンで始められるし、自分が読める字で十分とか、1分間(最初の頃とか内容によっては難しいけれど)という気軽さもよいと思います。
業務マニュアル作りや面接試験対策など、目下の課題にも応用できそうです。 -
冒頭の方に、アウトプットする必要性として
自分の頭の中の整理が出来る事についての細かく具体的なところが書かれているので、「これは当たり本だ」
と思ったのも束の間、その後は全てメモ書きの詳しい
方法論のことて全てが構成されてしまっていて飽きてしまった。 -
2016年5月3日読了。決断を迫られたとき「ゼロ秒」で判断するトレーニング本。「A4白紙に4~6行で思いついたことをメモする」だけ。思いつくまま書いていいのか構造化して書くべきなのか迷うが、書き続けてトレーニングしていくうちに自然に書き方が変わっていく、ととらえるべきなのか。読んだだけでは「ほんまかよ」という気もするが、やってみると確かに自分の中のもやもやが吐き出され、課題がはっきりするような気がする・・・これは面白い。捨ててもよいA4の紙に書きなぐるのがミソで、ノートや手帳、レポート用紙でもダメだというのがかえって準備が難しい。しばらくやってみようか。
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仕事で自分の考えの足りなさを感じることが増え、衝動買い。読み終わった時にはとにかく何かを書きたくなりました。
でも、「A4サイズの裏紙を用意してまで書きたいことはあるのか」「そんなに書けない」と思い、ちょっとだけ遠慮してB5サイズのスケッチブックを100円ショップで購入。
真っ白な紙に書き出すのに勇気がいるし、なかなか書けない。でもとりあえず書いてみると弾みがついて、次のメモはA4サイズでも足りないくらい書けました。
書くことによって自然と整理ができてすっきりするんだなとわかったら楽しくなったので、今度は著者の教えに忠実にメモを書きたいと思います。 -
うーん、微妙
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内容はシンプル。思い付いたらとにかくA4横にメモを取れ。頭の整理としては効果的と感じるが、どこででもできるか疑問。ここまでできなくても自由にアイデアを書き込めるメモ帳は携行しようと思った。
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上司にちらっとおすすめをされた本。
「考えていることをうまく言葉にできない」
「企画を形にするスピードと質を上げたい」
読後、そんなもやもやを見抜いてくれていたんだと感じた。
(ありがとう、上司)
本書は
・A4用紙にひたすら思いついたことを書き連ねる
・上記をひたすらに繰り返し、続ける
といった、一見簡単そうに見えるTipsについて事細かく説明してくれている。
(驚いたのは、なぜA4用紙が良いのか、それをどうやって準備するのが良いのか、ボールペンはどこのものがおすすめか、いつ・どれくらい・どんな風に書くか等、かなり細かく指南してくれている点)
個人的には、後半に記載されているメモ書きの方法に関する内容ももちろんそうなのだが、前半に書いてある以下の事柄にハッとさせられた。
(仕事への向き合い方に関し、自省させられた)
・言葉の意味の揺らぎに関しては注意が必要
・すべての言葉にはその地域、時代、コミュニティの大半の人が、通常理解している中心的な意味と個人やサブコミュニティ間の振れ幅がある
・自分ではよく考えていると思っても、実際は「考えが浅く」「空回り」することが多い。考える訓練がほとんどできていないからだ。
・安逸な仕事の仕方をしていると〜 -
3.5
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書いてある内容は、30ページほどで語り切れるようなことをつらつらと200ページ超も書いている。が、メモを思考の外部メモリとしてだけでなく、デフラグツールとして用いて、かつその繰り返しにより思考が構造化されるという点は非常に興味深く、また実用的である気がした。「メモの魔力」でも言われているように、アナログアウトプットは、思考力の鍵になるかもしれないと感じた。