ぼくらの仮説が世界をつくる

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478028322

感想・レビュー・書評

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  • 160107読了

  • ・エンターテイメントは、単体より、多くの人に語られて話題になることで価値が生まれる
    ・すぐに賛同者の出るアイデアは新しいものではない
    ・自信がないことは周りに示す必要がない。それは、失敗した時のための自己保身だから

    日常からの気づきをどうやってビジネス戦略に生かしてきたか。経営者やベンチャーの人は面白く読めるのかな。

  • 出版社の強みが流通だとか、インターネット社会についての見方は面白かった。明日の広告とかに近い話が出てくる。
    仕事論的な部分は、なんというかビジネス書ライターらしい清潔感のある書き方で、どっかで読んだり聞いたなぁという内容が多い。あと、仮説思考だ、宇宙人視点だと出てくるが、内容を論理に合わせて書いてる感じでなんかなぁ。うっすら味の付いたジュースみたいで、うーん。でも、振り返って自分がライティングしても似たような感じになりそうな気もするし。
    自分が歳とって頭がかたくなったせいかなぁ

  • 世の中でのんべんだらりと生きていることの無意味さを痛感せざるを得ない本。時間は有限、いま走り出さずにいつ走る?

  • 非常に面白かった。

    心的な距離を縮めるサービスはまだほとんどない
    定義する訓練を積むことで、自分なりの仮説を生むことができるようになる
    インターネット的な世界では全てのことが可視化される、全体的
    めんどくさいの基準が変わってきている
    世の中は効率や節約を求め続けていますが、その後は必ず、不必要なものや娯楽を求めるようになります。時間節約から時間消費に
    アマゾンが目指すものは究極の時間節約、楽天やアリババはお客とお店がコミュニケーションを取る。時間消費として買い物をしている。最終的には時間消費としての買い物のほうが大きくなってくるはずです。ただ、時間消費はコミュニケーションが鍵になります。今はネット上のお店とお客のコミュニケーションはリアルと比べるとずっと不便です。コミュニケーションの問題が解決されたら、ネット上の売買は爆発的に増えると予想しています。

  • 「仮説」というキーワードが引っ掛かり購入。
    期待していたような内容では無かったけど、好きな宇宙兄弟ネタが入っていたので、まぁ満足しました。

  • 情報を集める前に仮説をたてる。
    仮説は宇宙人の視点で本質を見抜き、じぶんの感情を疑う。
    ドミノの1枚目(連鎖の最初)が大事。

  • INDEXの内容から、自社の考え方にとても合うと思い、成功体験の共有ツールになるのではと手に取りました。人文・啓発のジャンルにありますが、販売促進として学びました。

    学び・気づき(本のままではありません)

    ■仮説は定義づけること。
    仮説設計が「クオンティティワーク」から「クオリティワーク」へ。
    より新たな定義づけが「クリエイティブワーク」への一歩に。

    ○経験値の積み重ね→パタン化→焼き直し・焼き回し

    -自分の感覚から仮説を立てられるまでの経験値の積み重ねが必要。
    -経験を積み重ね、経験の分類作業をしてみること。
    -その引出しから、仮説を立て成功する体験を経て、自分の感覚が根付いていく。

    ○仮説とは、定義づけること。一旦定義して置いてみる

    -定義すること、仮説の作業と同義。
    -定義づけの繰り返しで仮説力も鍛えられる。
    -定義づけてまずは仮置きしてみる、検証する、これでスピードも上がる。
      

    ■「本質」を信じること。
    誰に届けたいのかを考え抜き、その届け方は常識や今の方法を疑ってかかること。

    ○誰にを明確にしていくこと
    -人との共感を大事にしてファンを増やしていく
    -そのためには「誰に」どんなシーンでをもっと深掘りしていくこと
    -販促の試算はその積み上げで


    ○4Pのフレームで常識外を見る
    -著者が実践してきた事例も4Pの展開

    ○時間への感度は特に重要
    -なんとなくの曖昧な時間も変わってきている
    -めんどう、わずらわしい、少しでもなくすスピード感

    ○金の新しいあり方
    -貨幣以外の価値が出てきていることへの感度



    ■商品の本質、販促の本質。

    ○ブランディングを大切にすること

    ○人とのつながりがより大事になってきていること
    -序章「共感すること」の大切さ
    -“ITで物理的距離は縮まったが心的距離を縮めるサービスはない”
    -心を満たすには、共感すること。参加すること。届けた人と一緒に創る。

  • 人生が変わる一冊になるかもしれない。読み終わって震えてる。
    書きたいこといっぱいあってもう一度内容を読み直そうとした時に、糸井重里さんが《これは、ここからを生きる人の「ぼうけんの書」だ。》と言いたいことをすっと書かれていてもうパニック。

    もちろん読む前から佐渡島のお名前知っていたけど、大変失礼なことは承知ですが、こんなに凄い方だとは知りませんでした。

    ずっと小さい時から頭の良い人になってやろうと思ってました。頭が良いっていうのを言い換えると、モノゴトと対峙した時に、自分の頭で考え、答えを導ける・導こうとできる人。佐渡島さんは正に僕が考える頭の良い人を体現されている方だなと思い、凄いと感じた反面、とても悔しかったです。

    内容は、かくあるべき的な上から目線の仕事論ではなく、佐渡島さんの思考をトレースすることでたくさんの気づきがもらえるものになっていると感じました。(ここで詳しく書くより、ただただ手にとって読んでもらいたい)

    ここで読んで感動してるだけだったら誰にでも出来るから、あとはどれだけここから行動できるか。このタイミングでこの本に出会えて本当に良かった。そして、いつか佐渡島さんとお会いしてみたいし一緒にお仕事をしてみたい。そのためにも今以上に楽しんで仕事をしよう。

  • ITの普及によりあらゆるビジネスにも地殻変動がおきつつあるなかで、「仮説を立てる」(「定義しようと試みる」)でヒットを生み出せるのではという仕事論のほか、「ストーリーの時代」の件が印象に残りました。

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著者プロフィール

編集者、コルク代表取締役。1979年、兵庫県に生まれる。東京大学文学部を卒業後、講談社に入社して「モーニング」編集部に。『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などのヒット漫画を生み出し、小説家の伊坂幸太郎、平野啓一郎も担当した。2012年に独立し、クリエーターのエージェント会社コルクを創業。漫画家や小説家などとともにインターネット時代の新しいエンターテイメントの創出を目指している。
著書に、『ぼくらの仮説が世界をつくる』(ダイヤモンド社)、『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.』(幻冬舎)、『観察力の鍛え方』(SB新書)などがある。

「2022年 『言葉のズレと共感幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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