ぼくらの仮説が世界をつくる

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478028322

感想・レビュー・書評

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  • 情報→仮説ではなく、仮説→情報で考えていく、というところは特に納得できました。

  • 熱狂している人が・・仮説を立てる・・・周りに人が集まり・・・僕らの仮説が世界を作ることができる。

    たった一人の熱狂からはじまる!

  • とても共感。

    仮説を立てるということは意思を持つこと。

    好きなことについて話し合える相手がいる、ことが心を満たす

    分水嶺 ぶんすいれい
    水の分かれ道

    ティッピングポイント
    緩やかに変化していた事象があるポイントを、境に急激に変わること。
    閾値 いきち

    ストーリーを売る。
    1ℓ for 10ℓ

    世の中にある95%の「なんとなく」が
    スマホに集中している。

    玉石混交

    全力を尽くした後でも匍匐前進。

    おもしろさ、というのは
    親近感✖️質の絶対値

    メディアにも親近感がある。

    作品というのはアイデンティティとすごく結びついている

    作家の価値を最大化するには、ファンクラブの運営が必須。

    最強の素人

    努力をつづけららるような習慣を保つためには、自分に刺激を与えてくれる環境に身を置き続ける必要がある

    自分の感覚を信頼しないで、客観視させてくれるデータや、アドバイスしてくれる人がそばにいてくれることが重要

    ほとんどの不安は自分の中にある
    未来の自分を信じられれば、不安はずっと減る

    すぐ結果がでるのは、
    新しいことに挑戦せず、参入障壁が低いことをやっている証拠

    金融は、お金を投資してお金で還元。
    エンタテイメントは、お返しに喜びをもらっているから全てがお金で戻ってくるわけではない

    時間の有限性を考慮すれば、サボることに投資することは何もかえってこない。

    努力をせずに現状維持をしたい、という思いから生まれる恐怖

  • コルクの佐渡島さんの考え方をまとめた書籍です。僕らの年代のヒーローである佐渡島さんがどんなことを考えているのはよく分かるし、とても興味深い思考法がたくさん。高校生とか、大学生とかが読むと非常によいかなと思います。大人は「ふーん」って感じでいいんじゃないかなw(2016.3月のいつか読了)

  • 元講談社の編集者による仕事論。
    仮説をたて、共感を得られるものは何かを考え、
    広めるための努力をする――。
    突飛なことではない。
    本来当たり前のことを確実に実行に移しているところに
    著者の成功があると感じた。
    とはいえ、同じプロセスを踏んでも失敗し続ける人がいることも現実だ。
    環境、頭脳、センス、性格、考えが足りない、
    などいろいろ原因があるのだろう。
    ただ、その答えも結局一緒なのだろう。
    著者が書いている勉強法にヒントがある。
    基本に立ち返って、今あるものでコツコツとできることをやることだ。
    挑戦し続けてみよう、と少しだけ思わせてくれた良書。

  • ・ 物理的な距離を縮め、効率的にするITサービスは、どんどん開発されている。その一方で、心的な距離を縮めてくれるサービスはまだほとんどないのではないのでしょうか。よって、感情をシェアすることもできず、心は満たされません。
    ・ 前例主義というのは「情報→仮説」という順番で物事を考えることでおきます。
    ・ 前例主義に陥らないためには「先に」仮説を立ててみることです。そして、その仮説を補強・修正するために、情報を集めてくる。その順番が大切です。「情報→仮説→実行→検証」ではなく「仮説→情報→仮説の再構築→実行→検証」という順番で思考することで、現状に風穴をあけることができるのです。
    ・ 自分が「オシャレな人」と認める美容師さんから「このマンガ面白いよ」と進められたらきっと読んでくれるだろう
    ・ いい作品とは、新しい定義を生み出すことができるもの
    ・ 世の中のすべてのプロダクトが、サービスに変わってきている
    ・ 「仕組みのせいで能力を発揮することが阻まれているだけ」なのに。それが才能のせいだと思われている
    ・ 「なにが変わらないのか」を把握しておくことも大切。そこに人間や社会の本質がある
    ・ 「どちらの欲望の方が、より本質的なのか」を見極めると、どちらが残るかがわかります。
    ・ 背景にあるストーリーに共感するからモノがほしい という時代
    ・ 「コース料理からアラカルトへ」という変化が、レストランの中だけでなくすべての産業で起きようとしている
    ・ ハッシュタグは「参加」できる議題の提供
    ・ おもしろさは<親近感×質の絶対値>の面積
    ・ 人間というのは「本当の自分」という物が真ん中にあっていろんな物をコントロールしているわけではなく、すべて他人との人間関係の中に自分があって、「相手によって引き出されている」のです。
    ・ インターネット時代が進むと、逆に「フェイス・トゥ・フェイス」が大切になってきます。実際にあうということではなく、ネット上での「フェイス・トゥ・フェイス」です。
    ・ 自分でやりたいめんどくささ。パナソニックの白物家電は「人々のめんどくさいを解消してくれた」、ソニーのウォークマンをはじめとした商品は、聞かなくてもいい音楽を聴かせるなど、ひとびとにわざわざめんどくさいことをさせて、時間を消費させた。実は、人々の時間を「節約する」よりも、「消費させる」法が難しく、よって、ソニーの方が強いブランドを築くことができました。
    ・ どの時点で「お金をください」と頼むとファンが気持ちよく払ってくれるのか
    ・ 勉強をするにしても仕事をするにしても、一番強いのは「最強の素人」です。
    ・ わたしたちのほとんどは、「見たい物しか見ていない」のです。「現実をほとんど見ていない」ということを理解できたとき、観察力は上がっていくでしょう
    ・ 「意思」ではなく「習慣」でしか人生を変えることはできない
    ・ アマゾンが「必要に迫られた買い物」なら、楽天やアリババは「買うこと自体が娯楽の買い物」ということになるでしょう
    ・ 好き嫌いがわかっているというのは、自分の欲望のあり方を正確に把握しているということ
    ・ 小人の自信をどんどん伝染させていって、全体的な自信を生み出す。「何でもできる」という自信である必要はなく「やればできる」という自信を持つことが大切
    ・ 現代人が感じる恐怖や不安というのは「死への恐怖」ではなく、単に「努力をせずに現状維持をしたい」という想いから生まれる恐怖です。
    ・ 毎日の繰り返しの中で、派手さはなくても宝物となるような「知識や経験」をぼくらは手にします。しかし、自分のことを客観視できないと、その宝物を使うことができません。
    ・ 自分が努力すれば、状況を変えられる
    ・ イヤなことほど、とにかくすぐやる
    ・ 1枚目のドミノ、それは、「たったひとりの熱狂」です。熱狂している人が仮説を立てること。それが、2枚目のドミノ、3枚目のドミノはもうひとりでは倒すことができません。熱狂している人の周りに集まってきている人たちが倒すのです。

  • いろんなことでいちいち気にしすぎて病気にまでなってしまった自分への勇気になりました。出会えて良かった。自分の感覚や感情を疑う。おもしろいと思ったからやる。3年経ってやった努力が形になりはじめる。5年で大きな力に。仮説から動き始める。最強の素人。小さなコビトから自信をつくる。定期的に読みなおす本になると思います。

  • データの前に仮説、二重目標、楽しいことを残すサイクル、楽しむ、スーパーポジティブは意思

  • 有名フリー編集者の著書。漫画編集としてのノウハウかな、と思い読んでみたら、意外とあらゆるものに通じる、ポジティブな仕事論であった。

  • 基本の徹底 まねること 熱狂 習慣づけ
    時間消費

    当たり前すぎて、話すに値しないと思っていることが面白いことがある。自分が面白いことは、自分にとって新鮮なだけ

    遠くのゴールにたどり着くには、基本。教科書だけ徹底的にこなせば、灘にもうかる

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著者プロフィール

編集者、コルク代表取締役。1979年、兵庫県に生まれる。東京大学文学部を卒業後、講談社に入社して「モーニング」編集部に。『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などのヒット漫画を生み出し、小説家の伊坂幸太郎、平野啓一郎も担当した。2012年に独立し、クリエーターのエージェント会社コルクを創業。漫画家や小説家などとともにインターネット時代の新しいエンターテイメントの創出を目指している。
著書に、『ぼくらの仮説が世界をつくる』(ダイヤモンド社)、『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.』(幻冬舎)、『観察力の鍛え方』(SB新書)などがある。

「2022年 『言葉のズレと共感幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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