銀翼のイカロス

著者 :
  • ダイヤモンド社
4.09
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本棚登録 : 5951
感想 : 775
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478028919

感想・レビュー・書評

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  • 途中で大凡の結末は予想できるが、それでも後味の良い終わり方でよかった。蓮舫を模した女性大臣は本人を容易に想像できてしまうほど軽薄な人物となっており、非常に描写がうまいと思った。

  • 半沢直樹が行内の派閥だけでなく
    航空行政との絡みで政治家とも激しく敵対する。
    多少舞台設定は不自然だが、水戸黄門的な爽快感はある。

  • 半沢直樹シリーズ。
    政治家とバンカー、そこに絡む男の幼い頃の暗い記憶。
    池井戸さんの作品は、やっぱりぐいぐい引っ張ってくれて楽しめます。

  • オレたちシリーズ 第4弾

    序章   ラストチャンス
    第一章 霞ヶ関の刺客
    第二章 女流の流儀
    第三章 金融庁の嫌われ者
    第四章 策士たちの誤算
    第五章 検査部と不可解な融資
    第六章 隠蔽ゲーム
    終章   信用の砦

    審査部扱いの帝国航空の再建を任されることになった営業第二部次長・半沢だったが、苦心の末にまとめた再建案が、政権交代のために破棄されてしまう。

    新政権の国土交通省大臣・白井の私設諮問機関・再生タスクフォースが新たな再建計画を立ち上げるが、自主再建可能と判断した半沢達銀行側に、債権放棄を要求してくるタスクフォース。

    債権放棄を拒否したい半沢は、関係者を探っていくことで、帝国航空の再建を政治的利用する政治家たち、その政治家とつながる旧東京第一銀行による不正融資の発覚に直面する。

    半沢が裏で暗躍する者たちに鉄槌を下す!


    今回もスッキリしました。
    長く続けてほしいシリーズです。

  • 今度は航空会社の再建ネタで政界にも迫る話。相変わらず半沢直樹面白いっす。

  • シリーズ4作目。まだまだ飽きないこのテンポの良さ。今度は政治家絡みで何百、何千億の話に。5億回収の1作目からエライ大きくなったもんだ。
    しかも2作目の敵だった黒崎検査官が情報くれちゃったりして少しだけ良い人に。
    前半でしっかりと悪い奴らに対するフラストレーションを読者に持たせて、後半はバッサバッサとその悪い奴らをなぎ倒していく・・・かと思ったら何か今回は切れ味が良くない気がする。いや、確かに悪を倒しているんだけど強めのワンパンチで倒してしまったような呆気なさがある。なんかオラオラオラオラ?って感じで間髪居れずに叩きまくって、それでも足掻く奴を叩き潰すってイメージだったでちょっと物足りない。

  • 帝国航空再建タスクフォースvs半沢直樹。面白かったけど、敵がインフレしていってる?ドラゴンボール状態。それにしても嫌な敵を作るのが上手い。

  • いやぁ〜すっきりした♪
    本作は政治とカネに翻弄され、真っ直ぐにすら飛べなくなった破綻寸前の帝国航空を舞台に政治と銀行の悪しきつながりが露見し、合併時に整理したはずの過去の融資が実は!?と業界にいた池井戸潤さんだからこそ描ける作品でした(^^)今回も『倍返しだぁ!』は最後の方に一言だけ(笑)

  • 政治家や航空会社にまつわる登場人物や場面設定は、現実世界と容易にリンクできるから、
    読んでいても人物が浮かぶ感じで面白い。
    渡真利さんはじめ、半沢さんを取り巻く同期たちも素敵だし、
    何と言っても中野渡頭取、上司の内藤さん、元上司で検査部部長代理の富岡さんなど、なかなか味があって面白かった。
    金融庁の黒崎さんも、相変わらずな黒崎節に見えて、一癖もふた癖もあって面白いと思った。
    このシリーズ、また最初っから読み返してみたい。

  • 多少パターン化してるが(水戸黄門化)、それもまた良し。正義が勝つ爽快感。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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