マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478064788

感想・レビュー・書評

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  • 今なんかもうちょっとうまくいく方法ないかな・変わりたいなと思う方に必要な感覚、それが「マーケット感覚」

    ★大手航空会社A社の競合は?「J社」しか思い浮かばなかったあなたはぜひ読むべし

    J社しか思いつかなくても大丈夫です。わたしもそうでした^^; それは「マーケット感覚」が身についていないからです。「マーケット感覚」は「マーケットについての知識(座学で学ぶような知識)」とは別物です。「マーケット感覚」は学歴関係なく日頃の買い物でのちょっとした意識で誰でも身につけることができると紹介されています。
    この感覚、、あまり意識している人がいないだけにもっているだけで人生の充実度に大きな差が生じることが予見されました。

    2015年に書かれた本ながら今読んでもとても気づきの多い本でコロナ禍を踏まえた続編がでないかなと思いました。

    ★おまけ
    これをきっかけに著者のちきりんさんのツイッターをフォローしました。ちなみにフォロワー数は35.5万人(2021.1.時点)

  • 変化し続ける社会や市場においてどう適応すべきかを学ぶことができる本です。
    自分の欲望を諦めていると市場感覚が鈍ることを学ぶことができました。なので自分のやりたいと思ったことや欲しいと思ったことを体験したり得たりするために行動していきたいと思います。

  • この本は人気ブロガーのちきりんさんが「マーケット感覚」について書いた本です。このマーケット感覚について、彼女は自身のブログの中で「これから必須になる能力」と見出しをつけ、記事を書いています[1]。

    では、このマーケット感覚とは何か。著書の中では、「価値を認識する力」であると説明されています。インターネットの影響により、様々な分野で市場化が進みつつあります。本書では就活や婚活などが例に挙げられていますが、こうした市場化した状況においては、自分がいるべき市場を正しく認識できたり、他者が必要とする価値に気付けたりすることによって、大きく結果に差がついてしまいます。だからこそ、マーケット感覚が重要になるわけです。

    本書の中でマーケット感覚を身に付ける方法として挙げられている、自分で値付けすることやインセンティブシステムを利用することは実際に試しやすい方法だと思います。買い物をする際に自分にとっての値段や価値を考えることはすぐにできることですし、自分の課題を克服するためや習慣づけのために、いかにインセンティブを与えるか考えることも後々他のことに応用できそうですよね。

    本書の「はじめに」にもあるように、マーケット感覚を説明し、その重要性を説明した後で、身に付ける方法を具体的に説明するという順序で展開されているため、非常にわかりやすい構成になっていると感じました。

    誰が読んでも損をしない良書だと思います。

    [1] http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20150220

  • 2015年03月10日 08:27

    自分の子どもたちにも伝えたい考え方。 
    苦労して資格を取っても、その資格がマーケットでは供給飽和状態だと、食えない。(例、弁護士) 
    誰かの決めたルールが(例えお上であっても)、永遠に有効とは限らず、日本のような規制で縛られているマーケットには必ず規制緩和がニーズとして起こり、今は守られている既得権者もマーケット論理にさらされることになる。 
    普段からマーケットに身を置き、考え方を慣らしておくことは重要。

  • 現実社会の市場化や市場で評価されるために必要な考え方について、多くの具体例とともに論じられている。市場とは需要と供給のマッチングで取引が成立しているが、そこで取引されているのはモノではなく価値であり、その価値を考え抜いて商品やサービスはたまた自分自身を売り出す必要性を学んだ。今後、さらに市場化が進むであろう社会において、現在の状況に安穏とするのではなく、次にどんな能力が必要とされるのか先読みして、他人よりも早く動いていく必要を感じた。従来の経済学関連書籍と合わせて読んでおくと思考の幅が広がる1冊。

  • 多方面からの視点と抽象概念の事をずっと書いてるから、わかりやすいのかもしれないけど、深掘りする前に次の例とかになるから表面的に感じたかな。
    まあそれら事がなかなか出来ないからこそ色々な例を交えて何度も反復って事なんだろうけど

  • 面白かった

  • 自分に足りないものは正しくマーケット感覚だったと思いました。大切なのは自分のやりたいこと、自分の得意なことと、市場のニーズをうまく合わせる感覚。
    最初からニーズが分かれば問題ない訳だけど、そんな人はまずいない。トライ&エラーを繰り返しながら学び続けるしかないし、それが大切だったりします。

  • 面白かった。
    ちきりんの本は例が分かりやすく秀逸。
    文章が非常に読みやすい。

    日本は国や学校などはマーケット感覚がない、というのは今のコロナ禍でモヤっとしていた気持ちを一言であらわしていたと思う。
    またこれからは良い学校に行って大企業に入って〜というのが良しとされていた時代とは違うのだなと感じた。

    努力についての箇所も良かった。

    マーケット感覚を持っているのと持っていないのでは人生が大分違ってくると感じた。
    何度も読みたいと思えた。

  • マーケット感覚をフリマアプリくらいでしか実感していなかった私にはとても刺激的な読書体験だった!特に巻末のいろどりのビジネスモデルはとても面白く、パブリックセクター寄りの立ち位置にある人(法律家、公務員、学校関連の教職員、非営利団体職員等)には是非読んでもらいたい!マーケット感覚を身につけるには購入時、自分にとってその商品の価値は?自分がサービスを提供するときは、自分はどのような価値を社会に生み出しているか?人は罰則や規則ではなく何により動くか?を考え、try&errorを繰り返して市場から学ぶことが必要。

    これまで、新自由主義的な考え方によってできたシワの部分ばかりを見ていたが、むしろその考え方を理解して体得した上で、できてしまうシワをどう引き伸ばしていくかを考えていかなければならないな、と思った。人の欲望を強制的に変形しようとしても持ってしまうものをなくすことはできない。そのなくならない部分から目を背けるのではなく、見つめ直すことが国のあり方や個人の生き方にも必要だと感じた。私にとっては、今の社会の変化は30年で大きく変わるから、親の常識が子供にも通用しないということや10年で一つの専門性を身につけ身につけた上で変化していくことが求められる、というところに強く惹かれた。公的な分野も含めて自分がどのような市場レベルの場にいるかを考え、何をどのスパンでどのように学んで変化していくかをしっかり見極めたい。ビジネスモデルを7P等羅列するマーケティングの本とは異なり、行動経済学のナッジや社会心理学的な知見を専門知識なく、一般の人が日々ぶつかりうる場面を設定した上で幅広いマーケットに関して価値を把握するものの見方を例示している点が本書の独自性。普段ビジネスに関して関心もない,という人ほど面白か感じると思う。

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著者プロフィール

ちきりん

関西出身。バブル最盛期に証券会社で働いた後、米国の大学院留学を経て外資系
企業に転職。2005年に書き始めた社会派ブログ「Chikirinの日記」は日本有数の人
気ブログとなり、ツイッターのフォロワーは30万人を数える。2011年からは独立
し、文筆活動に専念。デビュー作となった本書のほか、『自分のアタマで考えよ
う』(ダイヤモンド社)、『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう』(大和書房)、
『未来の働き方を考えよう』(文藝春秋)などの著作がある。

ブログ    https://chikirin.hatenablog.com/
ツイッター  https://twitter.com/InsideCHIKIRIN

「2013年 『ゆるく考えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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