ザ・ファシリテーター2―理屈じゃ、誰も動かない!

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.69
  • (45)
  • (94)
  • (85)
  • (11)
  • (4)
本棚登録 : 686
感想 : 76
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478360958

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前作の方が秀逸。ファシリテーターの技術を多数紹介されている。

  • 前作の主人公であった、スタンフォード帰りのMBAである黒澤リョウが今度は、買収した会社の建て直し役として赴任する。同時に、MBA仲間の会社のファシリテーションも手伝い2つの会社で今回もケーススタディとしての物語が展開されている。<br /><br />前作で提示されたファシリテーションのフレームワークでは登場しなかったものがいくつかあるが、残念ながら目新しさは感じられなかった。あえて2を読まずとも、1のほうを何度も読み直すほうがより理解度が深まるのではないかと思う。ということで、★★★であるが本の中身自体は悪いわけではない。<br /><br />特に参考になったのはステークホルダー分析をブレインストーミングで行う場面である。現実世界でも、こうした分析が役に立つ場面は多いのではないだろうか。

  • まだ読んでない

  •  前作と同様に、小説スタイルでファシリテーターの極意を体感でき、啓発される部分が多い。

    ・充分に発散してから収束する
    ・コーチングの目的語は「人」、ファシリテートの目的語は「プロセス」
    ・プロセスをデザインする、触発する・かみ合わせる、場をコントロールする
    ・PREP法:Point(結論)-Reason(理由)-Example(事例)-Point(結論)

     ただ、今回は複数社のケーススタディを盛り込んでいるので、少しストーリーがわかりづらかった。ここまで欲張らずに、前作のように、1社のケースを掘り下げた方が良かったのでは。

  • 【一言】
    <p>・小説仕立てのビジネス書。本書を通じて、ビジネススキル「ファシリテーション」の実践例を学ぶことができる。</p>

    【要約】
    <p>・企業のお荷物的な存在である技術研究開発研究所を舞台に、MBA帰りの黒澤涼子がファシリテーションスキルを駆使して、研究所の立て直しのために奮闘。</p>
    <p>・本書は、シリーズ第2弾であることもあり、MBA時代の同僚 深山邦彦の技術研究開発研究所立て直しの事例も同時並行的に進行するなど、ファシリテーション実践例が豊富。</p>
    <p>・優秀な社員が集まり様々な議論を行った上で意思決定したにもかかわらず、その結果が並み以下となることがしばしば見られる。個人が優秀であることと、組織が優れていることは別物である。本書では、優れた(目的を達成するための)組織をいかに構成するかについて、多くのヒントを得ることができる。</p>
    <p>・ちなみに、気に入ったキーワード。「解けない問題を解ける形に変換する」「人の行動を変えるためのファシリテーション」「学習する組織」</p>
    (T)

  • <要申請>

  • 黒澤涼子はファシリテーションでフルイ化学を変えれるのか?ハッピーエンドなんだけれども、実際の企業の変革現場はもっとドロドロしているのではないだろうか。ちょっときれいにまとめすぎかな。

著者プロフィール

[現 職] 京都大学人文科学研究所教授
1947年奈良市生まれ。1974年京都大学大学院博士課程(東洋史)中退。同年京都大学人文科学研究所助手。愛知大学法経学部助教授、京都大学人文科学研究所助教授を経て、1995年より現職。
[主要編著書] 『中国近代化の動態構造』(編著、京都大学人文科学研究所、2004年)、『中国近代綿業史の研究』(京都大学学術出版会、2001年)、『中国近代の都市と農村』(編著、京都大学人文科学研究所、2001年)、「梁啓超の経済思想」(『共同研究 梁啓超』みすず書房、1999年)。

「2005年 『在華紡と中国社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森時彦の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
トニー・ブザン
デールカーネギ...
ロバート キヨサ...
ジェリー・ポラス
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×