意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法 (戦略ブレーンBOOKS)

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478372609

感想・レビュー・書評

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  • もう一回読みたい

  • ビジネスの場面で用いる分析手法に関して詳細に説明されている。
    普段行っている仕事と照らしながら読み進めた。

    一般に行われる分析を分類し、それぞれの類型に関して説明を加える構成は明快だった。
    └ 分析の類型:大きいものを考える、分けて考える、比較して考える、変化/時系列を考える、バラツキを考える、過程/プロセスを考える、ツリーで考える、不確定/あやふやなものを考える、人の行動/ソフトの要素を考える

    それぞれの分析の具体例・グラフを参照しながら、「どのような背景でこの分析が行われているのか?」を考えながら読み進めることで、抽象的な分析手法の概念と具体的な事例を行き来しながら読み進められた。

    一方、実業務でこの引き出しを瞬時に出せるレベルにはないため、定期的に本書を振り返るとともに、分析手法をさらにマスターしていきたい。

  • [出典]
    「解像度を上げる」 馬田隆明 P.365

    「問題解決力を高める「推論」の技術」 羽田康祐

  • 分析の際の考え方を数個の基本パターンに整理しており、シンプルな分すぐに実践に繋げられます。

  • ●一分野マスター読書「情報収集・活用」19冊目。他に読んだ分析の本やリサーチの本と通ずる部分が多くあり、その共通する部分が分析やリサーチにおけるエッセンスなのだと理解できた。

  • エンジニアからコンサルに移った人は読む。

  • データリテラシーを向上できる

  • 新卒に渡したい本。これが実務で当たり前のように使えるようになると、ロジカルシンキングは一旦卒業していいと思う。

  • 2022/9/13
    ①まず直近の課題について、全体を把握して適切に位置づける。具体的にはプロセス全体を考える(二酸化炭素の循環、鳩の世代交代)、フローアウトアナリシス、
    ②オーダーオブマグニチュードを考える。内部論理の緻密さや外見的な整合性の前に検討に値する効果が得られるのか見積もる。具体的には8:2(2:6:2)の論理、選択肢の感度分析、面積図分析、意味のある投入量であるクリティカルマスがどの程度なのか
    ③曖昧な状況の中では手続きによって結論の正しさを担保する。訴訟の手続きが決まっているのと同じコンセプト
    ・人は直感的に二次元までしか理解できない。多元分析が必要な場合は、対象を絞り込んで2元にするか、2元の図のなかにもう一元を表現するか(市場の魅力×自社の強さに円の大きさで売上をのせるなど)、割り算掛け算をして二元の軸を複雑なものにするかである
    ・自社と競合の潜在的なくせや戦略を知り、未来の行動を予測するためには過去の取り組みを時系列で把握することが重要。公知情報の羅列でも意味がある
    ・車輪の再発明、平地で車輪を使っていたが、山になるとそりにかえて、下り坂になってから車輪を思い出すように過去の知見を忘れて活用できないさま
    ・ビジネスシステムのコンセプトは組織はインプットをアウトプットにするためにあるという前提に立ち、開発〜調達〜生産〜マーケティング〜拠点展開・販売のビジネスプロセスにKSFをマッピングする。そこに同じ組織内のフィックス、組織間のバランス、そもそも切り口を変えるリデザインをして少ないインプットで大きなアウトプットを生み出す業務に変えるのがBPRである。
    ・間接部門の効率化の古典的手法はOverhead Value Analysisと呼ばれ、最終的なサービスに紐づける形で業務ツリーを作り、そのサービスのコストをあきらかにして正当化する価値があるかを判断し再設計するものである
    ディシジョンツリーとは選択肢に紐づく形で発生しうる利得と損失の期待値からNet Present Value現在価値を割り出して、どの選択肢がよいか検討する手法である。選択肢が連続する複雑なケースではヒストグラムで表現をするモンテカルロシミュレーションが行われる
    ・情報の信頼性の順番は事実、法則、経験則(流体力学という法則の確立前からライト兄弟は空を飛んだ)、推定、意見、想像。曖昧な状況のなかでは担当者の推定、あるいは、意見であるベストゲス(仮説)をもとに進めるのがよい。「あなたはこのテーマでの我社で一番知見があるのであなたの仮説が知りたい」という、また事実が分かった場合には仮説と異なっていても歓迎して仮説をすぐ見直す柔軟性が重要
    ・7S。ハードSTRATEGY,STRUCTURE,SYSTEMソフトSHAREDVALUE,STYLE,STAFF,SKILLである。structure follows strategy
    ・デルファイ法では忖度による会議の形骸化を避けるために、無記名で意見を提出してそれに対して考察を重ね、最終的な結論は中位意見を取ることにしている。この考え方は活用できる場面が多い

  • 返却期限に追われながらの読了。じっくりと読み込みたかった。。
    例として上げている図が参考になる。視点も鋭くストレートな表現で読み進めやすい。製造業が例としてあげられるケースが多いので、自分の会社と重なる表現が多く自分の会社なら、ここを参考に活用できそうだと、今までにない視点が身についた様に思う。
    仕事復帰した際に再度読み直したい。

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