ザ・キャッシュマシーン

  • ダイヤモンド社
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478530399

感想・レビュー・書評

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  • 実務に使えるかは別として、勉強になります。

    テーマはいつもの通りTOCを使った会社の立て直しですが、営業、製造、人事評価など、あらゆるものに当てはまるよ!って言ってます。

    色々なことに活用している分、ポイントが散漫になってしまいましたが、参考にはなりますね。


    それはいいとして、本作で特に響いたのが、スケジュールのバッファを全て後ろに持ってくること!

    作業毎にバッファを取ると、〆切ギリギリまで本気を出さなかったりするから結局バッファにならなくなる!(夏休みの宿題は直前までやらないってことね)

    う~ん、納得です。正にその通り!

    もう一つは、目標設定を高くして、達成出来なくても文句を言わないこと。但し、これもバッファを食い潰さない間だけね。ってとこ。

    この二つだけでも読む価値があった気がします。

    難点は毎回出てくるチャートの論理性がイマイチしっくりこないことかな。

    まー、些細なことは気にせず、楽しくお勉強出来るビジネス小説として、ゆるーく楽しんではいかがでしょうか。

    結構オススメです。

  • TOCをテーマにした小説。小説としてはイマイチだが、「販売に対するボトルネック」という概念に注目し、それの解消のためにTOCを応用していくさまは、「実情はそんなに単純じゃない」と思うものの、参考になる点、多々あり。マーケティング部門、事業戦略の象牙の塔内の方々も、参考にされてはいかがか?。

  • プロダクトラインの全行程を一つのチェーンとみて、各部門でキャッシュを生み出すボトルネックが何か、物語調で明らかになっていく。ザゴールの思考プロセスにも触れる。

  • TOCの考え方をお金の流れに適用する、というのをテーマにした小説。面白いがこういう部門横断的な取り組みは日本の古い企業では難しいだろうという気がする。改めてTOC適用の難しさを認識させられた。
    今までの同じシリーズの本よりも多くの部署が登場するので、世の中にどういう部署があるのかを知るには良い本かもしれない。目的ずれてるけど。

  •  エリヤフ・ゴールドラット博士の著書を6冊読んで来た(ザ・ゴール、
    ザ・ゴール2、チェンジ・ザ・ルール、クリティカルチェーン、ザ・チョイス、
    ザ・クリスタルボール)。そして、スリリングな物語を楽しみながらTOCを
    学べる本の虜になってしまった。そこで、ゴールドラット博士の著書では
    ないが、TOCの実践者であるリチャード・クラフォルツ氏とゴールドラット・
    インスティアート(イスラエル)の会長であるアレックス・クラーマン氏の
    共作「ザ・キャッシュマシーン」を読むことにした。
     この本もゴールドラット博士自信の著書に勝るとも劣らない内容で、
    TOCがグラフィック・ソリューションなどIT産業の営業から導入までの
    プロセスにも応用できることを証明しつつ、物語も楽しませてくれる。

  • またまたザ・ゴールシリーズの一冊。 著者がちがうけど、TOCを活用して難題を解いていく、 いつもの爽快ビジネス小説で楽しく読破です。 小説なので問題解決もスムーズだし、 爽快活劇っぽく一気に進みますな。 ちょっとライトな感じで、なんか総集編っぽくて、 いままでの理論とかが一通りでてくる。 一応TOCを一通り知っていないと、 ちょっとわからない単語があるかと。 手軽で楽しかったけど、発見もあまりなかった。 総集・応用編っところですかね。

  • 2009年5月30日読了

    TOC理論を営業プロセスにどう応用するか。
    キャッシュ・マシーンをどう改善するか。

  • ザ・ゴールのTOCを営業に当てはめた本。
    方法としては、従来は四半期または毎月ごとに与えていた売上のバッファーを全て取り除き、取り除いた金額を年間のバッファーとして保存する。
    次に、目標を達成できる可能性が50-60%くらいの売上額を目標にする。目標額を達成できればおk。もし、達成できなくても、年間のバッファーを消費すればよい。

  • 久々におもしろかったビジネス書。

    多分この本が本当に言いたいことは違う気もするが、
    全体のスケジュール策定時のポイントが今後役立ちそう。

    個別の作業にバッファーはできるだけおかず、最後で吸収。

  • ◆概要
    ザ・ゴールのシリーズもの。
    本作品の中の登場人物は「ザ・ゴール」を読んだ設定になっている。
    ちなみに私も読んでいる。

    営業現場におけるタスク管理やバケツの扱いなど、
    事細かに書かれている。

    営業ははマルチタスキング。
    いろんな案件をいっぺんに手をつけるのではなく、
    ある程度の塊を終えてから、次へいくほうが、
    利益につながる、ということを言っている。

    今回の主役も、めっちゃいい夫婦です。


    ◆仕事にー使えるー!
    事務作業、アポ取り、アカウントプラン、数字の管理・追いかけ、
    納品、実施後フォロー、研修明細に赤いやつ…。

    雑多になりがちなこれらの作業。
    優先順位が低いものから忘れられる(時間内に処理できない)状態。
    これを管理するコツが載っている。
    詳しくは本書で。

    eno

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