原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479300731

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  • 読後、印象に残ったこと
    ・おもしろいとは、それまで頭の中でつながっていなかったものがつながるということでもある。読み手にそういう刺激を与えるラインをつくるのが、文章を書くことの醍醐味の一つでもある。
    ・おもしろい話をする人は、普通なら結びつきそうもない意外なことを結びつけて、聴く人に「ああ、そうなのか」という気づきの喜びを与える。
    ・できるだけ離れて重ならない三つのコンセプトを取り出して、それをどうつなげられるかに、その人の能力・才能がかかってくる。
    ・うまいと思える文章は、だいたいつながりそうもないものがうまくつながって書かれている。
    ・なぜ図化をするかといえば、読み手が文章を読んだとき、それを頭の中で図化されたイメージとして描ければ、はっきりと「わかった」という感覚を持つことができるからだ。書くときにまず図を描いて、それを文章化してみる。

  • 見つける
    つくる
    構築する

    転から考える

    主観を起点にして、
    客観との間を行ったり来たりする

    抽象と具体の間を行ったり来たりする

  • いかに自分が考えて本を読んでいなかったことに気づいた。
    レビューも書けないわけだ。
    面白いところを3つ選べと書いてあったので、面白いというよりかは納得したところになるけど、さっそく選んでみることにする。
    ①「量から質」が文章上達の近道
    ②「書く力」とは構築力である
    →性格の違う三つのキーコンセプトを取り出して、その三つをつなげる論理を組み立てていく。
    ③考える前に書きはじめ、書きながら考えていくという考え方は絶対にやめること

    3つに共通しているのは、今の私に足りない習慣や力であったりする。これからはこの3つに意識して、文章を書いたり話したりするようにしたいと思った。

  • 書くことは構築すること。料理で言えば、書くことは最終段階で、そこまでに下ごしらえをする(キーワードの抽出)。章、節、項目を見きわめる。何が章で、何が節で、何が項目か。どれとどれが並列なのか、どれが重要なのか。あまり考え込まずに、ここで書かれているように、書き進めていこうと思う。

  • 2014.3.25
    書く行為を始めるにあたって読む本
    でも、何について書いたらいいかわからない。
    関大で話す内容を書いてもいいかも。

  • まとまった文章をうまく書くには…なにかヒントになればと読んでみることに。同じような内容を繰り返し書かれている印象が否めない。文章を書き上げた後の音読のススメは、私自身も実践してるのでとても共感できた。

  •  この本でも3色ボールペンの話が出てきて、改めて斎藤さんがすごいと思いました。つまり、自分で言ったことをちゃんと実践しているわけです。有言実行。そういう意味で、内容的に前に読んだ3色ボールペンの本と重なる部分があります。ま、それは仕方ないところです。

     それから、起承転結の「転」から文章を考えるというのは、新しい発見でした。私はいつも起を考えて、最後に結を大事に書くというスタイルですので。起は、読者の心をつかまなければいけないので、目を引くような仕掛けが大切です。結は、もちろん自分が言いたいことそのものなのですから、これが伝わらなければその文章はアウトになってしまいます。でも、斎藤さんはあえて「転」を考えろと教えてくれました。つまり、文章に幅を持たせろ、深みを出せということだと解釈しました。性格の違う三つのキーコンセプトをつくるというのも、同じ趣旨だと思います。

     最後に、価値を下げる文章は書かない。これも大事にしたい言葉です。ブログもそうですが、つい気軽に、批判めいたことを書いてしまいます。批判を書くのは簡単ですが、考えてみれば、そこから生まれてくるものは少ないですよね。これから、前向きに書いていきたいと思いました。

     ただ、読んだだけで原稿用紙10枚を書く力が付かないことは間違いありません。やはり一にも二にも書いてみるしかないですね。

  • 仕事上書くことは非常に重要かつ喫緊のテーマ。自分自身も大切だが、書くことの大切さや力を子ども達にどうやって身につけさせるか。そのことを考えるためのヒントにはなった。

  • 斎藤メソッド
    転起承結
    イソップ物語 オチ
    書けると読書力up
    成功体験→意欲
    書く側を経験する

  • 三色ボールペン、大事だと思うところを三つあげてつなげる、とにかく書く  
    読書ノートはあまり推奨してなかった  
    書くために読む、は有効なんだなあ  
    取り敢えずざっと読んだ

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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