センス・オブ・ワンダーを探して ~生命のささやきに耳を澄ます~

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  • 大和書房 (2011年10月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479392163

センス・オブ・ワンダーを探して ~生命のささやきに耳を澄ます~の感想・レビュー・書評

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  • 福岡伸一氏の著作がここまで人を惹きつけるのは、丁寧な生命現象の解説に挟まれる文に、深い感傷があるからだと思っていた。
    その感傷のわけは、著書を読んでいればなんとなくわかる。
    しかしこの本では、よりダイレクトにそれが語られていた。しかも最後の方に。
    研究者として比較的成功してきた福岡伸一氏が言う、“私はドリトル先生になりたいと憧れたけど、なれなかった。”という台詞は、彼の書く文章が漂わせる感傷の正体である気が、私はした。

  • 生物学者福岡伸一ハカセとインタビューの名手阿川佐和子の対談。「センス・オブ・ワンダー」、「動的平衡」をキーワードに展開されます。
    ある分野に精通しているひとの話を聞くことは面白いです。しかも専門分野の専門的なことを一般の人々にもわかる言葉で語ってくれることの素敵さ。ここでもハカセの言葉は綺羅星の如く輝きながら我々の元に届きます。しかしその言葉はキラキラしているだけではなく、血肉をもった言葉として沁み入ってくるのです。それはもちろん阿川佐和子という聞き上手の人のフィルタを通すからより一層言葉すさの浸透率が高まるのでしょう。
    動的平衡の元では個々を分割して見ず、全体の流れを見る。しかしそのことは個々を軽んじることではなく、個々をしっかりと重んじることによってこそ全体が豊かになる。これは生物学に留まらず社会にも何にも全てに関わることなのでしょう。そう、それこそが動的平衡による世界なのでしょう。
    子どもの時に出逢った驚きや喜びは、その人の人格形成に大きく関わる。それを示すエピソードも素敵です。そのためには子どもの心を受け止める大人の存在が不可欠である。さて自分はそんな大人になっているのだろうか。そして自分はそんな経験を経たのだろうか。しかしいつでもセンス・オブ・ワンダーの恩恵は受けることができるでしょう。ちょうどこの本を読んで生まれた心の煌めきも、センス・オブ・ワンダーなのでしょう。

  • やはりこのお二人が、お二人とも好きです。そしてお二人の掛け合いがとても好きです。この企画がどのように持ち上がったのかは分かりません。企画した人がいるなら、その段階にはあったかもしれないあざとさが、阿川さんのツッコミによって物の見事に破綻している。食い下がってくれることで、ハカセのもう1つ奥の扉が開いて、先生の単独での美しい解説では分かり得なかった言葉が手に入る。感謝

    ハカセが分子生物学を一旦置いて、どこに向かわれようとするのか、素敵なお姉ちゃんの存在を借りて、素で語られているように思える場面、とても良かったです。

  • 動的平衡の心地よさをしっかり味わった。

  • レイチェルカーソンの「センス・オブ・ワンダー」がかなりいい本だったので、その流れで阿川さんも好きだし読んでみた。感情に訴えかける本というよりは、巻末にもあるように、まさに大人のセンス・オブ・ワンダー。動的平衡という考え方が広がらない理由を資本主義に当てはめる辺りこの福岡さん、異端だなと思う。福岡さんと阿川さんの読書量がなかなかすごい。この二人の本はもっと読んでみたい。感覚的に今、読んだ方がいい作者かなと思う。

  • 阿川佐和子って、アタマがいいなぁと思う。
    福岡伸一の問題意識を うまく引き出している。
    生命を扱う研究をしながら、
    生命を殺さざるをえない矛盾。
    生の生物学ではなく 『死』の生物学であること。
    生命は機械論ではなく、動的平衡でとらえること。
    なぜか、イメージは クオリアに近づく。

    『センスオブワンダー』は、子供の時につくられる。
    知的好奇心をどう養うのか?

    1953年に 二重螺旋が概念化され、
    分子生物学の 源流となり、
    DNAを切り取ることができるようになった
    1980年前後に 遺伝子ハンターが始まる。
    新種を探す生物学の終焉を決定づけた。
    結局 世界を細かく分け始めた。

    ドリトル先生の 助手スタビンズくんに憧れる。
    私も僕も 〈英語〉では同じ。
    『私』は、現在形であり、『僕』は、過去形に。

    遺伝子で すべてが決まる訳ではない。
    『動的平衡』が、なぜ 受け入れられないか?

    率直に話して、率直に 応える。
    すぐれた ラリーである。

  • 小川糸さん

  • 460

  • 福岡先生の話はいつもわかりやすいのに、深い。
    他の作品ももっと読みたい。

  • センスオブワンダーをベースにした、ハイレベルな対談

    子供の頃の出来事や読んだものは、一生残る宝物であり、課題とも言える

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センス・オブ・ワンダーを探して ~生命のささやきに耳を澄ます~の作品紹介

「生きている」とはどういうことか。かけがえのない子ども時代の出会いと感動に導かれ、いのちと世界の不思議に迫る極上の対話。

センス・オブ・ワンダーを探して ~生命のささやきに耳を澄ます~はこんな本です

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