雨はコーラがのめない

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 818
感想 : 132
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  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479681564

感想・レビュー・書評

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  • 小説なの?と思った。雨は雨の日に出会った犬。音楽の話は少しわからなかったけど。。。なぜか読んでいると眠たくなり、珍しく時間がかかった。きっと、「まったり」してしまうんだろう。

  • 雨とはアメリカン・コッカスパニエルという犬の名前。結局のところ雨には雨の生活があるのだ。でも同じ空間にいて同じ音楽を聴く。素敵だと思う。洋楽がもっとわかればよかったのだけど。

  • 雨ちゃんカワユスなぁ。
    ただ音楽の話にあまりついていけなかったのが残念だった・・・

  • アメリカンコッカスパニエルの「雨」との生活と雨と一緒に聴く音楽について書いてあるエッセイ集。<br>
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    ……<br>
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    雨も私も、昼と夜の区別はあまりない。深夜でも遊ぶし、昼間でも眠る。監督者のいない子供が二人で暮らしているみたいだ、と、よく思う。<br>
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    ……

  • 淋しさなんて世界とおんなじなんだから。
    いつもまわりじゅうにただあるんだから。

  • 雨が名前だとは思わなかった。なんて可愛い名前なの☆って感動した。
    茶色の本ってのがまた可愛い☆

  • <雨>はアメリカンコッカスパニエルの名前。かつて私も同じ犬種と住んでいたことがある。江國さんが雨を溺愛しているのが端端から滲み出ているが、彼女の愛は、どこか繊細な愛だなぁと思う。溺愛しているのに、どこか彼女は用心しているふしがある…そこがこの本をただの『江國が書いた愛犬本』ではなく<江國香織の本>でいさせているのかもしれない。

  • 「雨」は彼女の愛犬の名前。
    なぜかぼくは、今までずっとこの人気作家の愛犬はゴールデン・リトリバーだと思っていたのだが、アメリカン・コッカスパニエルの勘違いだったようだ。
    正直言って、ぼくはこの人気作家の文章が苦手である。妙な違和感を感じてしまうのだ。
    女性に人気があるという理由は、とてもよくわかる気がするのだけれど。
    たぶん、ぼくが男性で、なおかつおじさんだからなのだろう。

    ともあれ、著者の愛犬と愛する音楽について記したこのエッセイ集は、しみじみとイイ。
    ぼくはこういう風に犬と暮らしていきたい。
    唯一の腹心の友として。

    雨と私のいる部屋に、音楽が流れている。雨には雨の意志や感情があり、私には私の意志や感情がある。でも、私と雨はそれを言葉で伝えあうことはできない。一緒にいても、実は全然別の世界を生きているのかもしれない、と思うことがある。この部屋も、散歩やごはんといったきまりごとも、お天気も、電話の音も、雨にとってと私にとってとでは全然別の世界を構成しているのではないか。おもしろいなと思うのは、もしそうでも、二つの別々の世界に、同じ音楽が流れていることだ。私は言葉に依存しがちなので、言葉に露ほども依存していない雨との生活は驚きにみちている。驚きと、畏敬の念に。
    こういう文章に触れると、ああこの人は本当に犬と暮らしているのだなあ、と切ない気持ちになります。

  • 私もコーラが飲めません。

  • こういう風に犬と暮らしていきたい。唯一の腹心の友として。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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