社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)
- 筑摩書房 (2013年7月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480015761
感想・レビュー・書評
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全ては人間の相互作用、関係性の中にある。
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図書館で借りて一読し、すぐに買った!
人とは、社会とは、そんな多くのこと自分で考える入口になる本でした。 -
難しかった。P138で挫折。再挑戦したい
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2020.8.22 読了
社会心理学のテーマに興味があったので読んでみることに。
非常に濃く、そしてヘビーな内容だった。
社会心理学の存在意義と分類から定義を行い、やや哲学的な考察を交えて話を進めていく構造。
自分には哲学的解釈の部分が非常に難解で、一読で理解できるような内容ではなかった。
深い洞察が多く、自分の読書の力量のなさを痛感することに。
また機会があれば再読したい一冊。 -
人間とは何か、考えるとは何かという問いを読者に深く刻み込む
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著者が熱い。社会と心理は切り離して考えられないという主張を支えるように、著者の言葉には魂がこもっていると感じる。人の意志と言われるものは環境の集積によるもの、自由意志による責任は社会が要請しているもの、といった考察が頭に残っている。
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私の貧相なボキャブラリーでは、すごい本としかいえない。
また、今年中に読みたい。
以下、気になったことば。
常識を、理論に1人歩きさせる余裕が大切。
大切なのは答えよりも問い。
異質性多様性を受けてめる訓練が人文学。
理論から始める、事実からではなく。
社会が個人の選択を誘導する。
結果があり、そのための責任として自由意思がある。
同質のものの間に差別が生まれる。 -
人間の判断が、いかにいろいろなものに
左右されているのか、過去の研究成果を分かりやすく
説明しつつ、人文科学の研究のあり方、
研究者の問題意識の立て方などを論じる
刺激的な書。
再読したい。