ノラや―内田百けん集成〈9〉 ちくま文庫 (ちくま文庫 う 12-10)
- 筑摩書房 (2003年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480037695
感想・レビュー・書評
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ノラや―内田百けん集成〈9〉 ちくま文庫
(和書)2010年05月06日 00:47
2003 筑摩書房 内田 百けん
猫。
前から読んでみたかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
百閒先生にとってのノラ、クルツは私にとってよゴマとムギ。猫好きの誰もが思い当たる話ではあるが、度合としてはかなり深刻な猫狂いである。が、それが良い。百閒先生の良いところは、鉄道にしてもそうだが、その突出した思い込みと突破力にある。
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2019/10/14
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7-9月 *移動図書
請求記号:T-う ちくま文庫
所蔵館 2号館図書館 -
先生の身のうちからでる
「ノラや ノラや」
と呼ぶ声に 導かれて
書かれたんじゃないかしら -
内田百閒の猫についての短編を集めた一冊。
特に自身の飼い猫ノラとクルツのものが熱い。ノラという飼い猫がいなくなってしまい、ビラを配ったりして1年以上探す様は異常とも思えるが、どこか愛らしく理解できる。
面白いのは内田百閒は猫好きでなく自分の飼った2匹の猫だけが好きなのだ。きっと猫好きには一人ひとりに独自の猫哲学があるのだろうなぁ。
猫好きにはたまらない一冊。 -
16/06
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2015年度今週の1冊
明日の2月22日は、猫の日です。
猫に始まり、猫に終わるこの本、オロオロという言葉の意味を体感したい方、読んでね。
(2015/2/21)
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
どこまでもノラ、クルツへの愛情が綴られている。
これだけ愛される猫もまれではなかろうか。
百閒の人間性のあふれる一冊。 -
百鬼園先生の悲しみがひしひしと伝わってくる。