現代語訳 学問のすすめ (ちくま新書)

  • 筑摩書房
4.10
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本棚登録 : 7532
感想 : 674
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480064707

感想・レビュー・書評

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  • 難しいけどわかりやすい

    想像力があまりないのでじっくり読みながら考えることが大変でした。

    解説をよんでようやく理解しやすくなりました。

    竹を割ったような性格の福澤諭吉さんは好きだなと思いました。

    男女平等について語られた部分では勇気づけられました。

    また、時代が違うので理解できない部分もありましたが、大方今に通じるような本質が書かれていてすごいなと思いました。

    次は福翁自伝を読みたいです。

  • 【重要なのは、勤勉であること】

    生き方、考え方のベースを教えてくれる。
    日々勤勉であろうと思う。

    ・進歩しない=退歩、退歩しない=進歩
    ・内省の繰り返し、軌道修正

  • 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
    のフレーズだけは昔から知っていたけど、
    全ての章を読んだのは今回がが初めてだった。

    日本の人口が3000万人だった頃に、350万人が読んだというのは本当だろうか?もしホントなら、今で言ったら
    1300万部くらいの超超大ベストセラーということになる。

    明治になって、日本が開国して、日本人は西洋文明に目を丸くした。この本は、それまでお上の言うことのただ言いなりになっていた一般大衆に、これからは自分の頭で考えて、独立心を持って、おかしいと思えば、政府にも物を申すべきだ、そのためには国民のみんなが学問を身につけなければならない。だからみんな勉強しろ!と言う、福沢諭吉からの大エールなんだと思う。
    だからみんなすごく勇気づけられて、ベストセラーになったんだろうな。
    ちょっと居酒屋のトイレに貼ってある、親父の小言みたいな感じもした。

    人は自分が思っているよりも案外悪いことをし、
    自分で思っているよりも案外愚かなことをする。

    信じることには偽りが多く、疑うことには真理が多い。

    確かに、今の世にも通じる真理だな。

    天の道理を信じ、どんなに過酷な法で苦しめられようとも
    挫けず志を持ち、ただ正しい道理を唱えて、暴力を使わず政府に訴えろか... なんか会社で置かれている状況にもぴったり当てはまってしまって、思わず笑ってしまった。

    物事の本筋を見つけて、きちんとそれを通してゆく
    「筋力(すじりょく)」。
    そう言う物を、自分も鍛えたいと思った。

  • 不屈の名著を読むのが教養だと思い読んでみた。今から100年以上も前に書かれたものとは思えない内容で、福沢諭吉の先見の明、教養の高さ、革新的な思想に脱帽してしまう。

    タイトルの通り、なぜ人は学ぶ必要があるのかについて語られていて、志を高く持つ大切さを教えてくれた。

  • 福沢諭吉の思考の追体験が出来る貴重な1冊。
    現代語訳Verのため、非常に読みやすい。
    時代背景が違う中でも、現代でもかなり応用・活用できる内容が多いです。
    特に具体的なアクションというよりも、考え方やマインドに重点を置いて書かれているように感じました。
    マインド面のビジネス書としてはこれ1冊でいいのでは?と感じました。
    改めて言葉を鍛え、姿勢を正し、人脈をどんどん広げていこうと思います!

  • いつか読みたい、今の自分にはフィットせず

  • 抽象的な部分が多いので、なかなか自分の場合に置き換えることは難しかった

    時代が変わっても、根底にすべき考え方は大きく変わっていないことがよくわかった

  • 請求記号:002-FUK
    https://opac.iuhw.ac.jp/Akasaka/opac/Holding_list?rgtn=2M020312

    <三浦総一郎先生コメント>
    なぜ今、我々に学問が必要か? 国民はどのようにして社会にかかわっていけばよいか。ひとりひとりの気概が国の大きな発展の原動力になることは昔も今も変わりません。現代語訳で読みやすく、激動の時代を生き人々を大いに鼓舞した名著を是非手にしてください。

    <BOOKデータ>
    近代日本最大の啓蒙思想家・福澤諭吉の大ベストセラー『学問のすすめ』。本書は歯切れのよい原書のリズムをいかしつつ、文語を口語に移した現代語訳である。国家と個人の関係を見つめ、世のために働くことで自分自身も充実する生き方を示した彼の言葉は、全く色あせないばかりか、今の時代にこそ響く。読めば時代情勢を的確に見極め、今すべきことを客観的に判断する力がつく。現代にいかすためのポイントを押さえた解説つき。

  • ラジオ英会話のコラムに出てきたので、まずは「福翁伝」を読み、こちらに興味が出たので買ってみた。名前は知っているけれど、全然読もうとも思っていなかった「学問のすすめ」。
    福沢諭吉はくっそまじめな学者先生で、哲学的な感じなのだろうと勝手に思っていた。だって、「学問のすすめ」だなんて。勉強しろ勉強しろと言われ続けるのかと思っていたけれど、コラムを読むと全然違うらしい。
    なんていうテンションで読み始めたら、やっぱり偏見だったことがすぐに分かった。福沢諭吉はとてもさばさば、単純明快、実務的。人生をむしろ具体的に問われた感じがした。これは若いころに読んでも分からなかったろうな。社会人になって、職場で中堅どころになると分かるかもしれない。福沢諭吉のいう学問の大切さがどういうことなのか、体験し身に染みるのがこの年頃なのだろう。
    できれば高校卒業時に読み、大学生を半分すぎたころに読み、仕事を覚えたころの社会人2年目か3年目で読みたいものだ。いつでも忘れず、それでいて、各人生の段階でまた受け取り方が違うから。

  • この本には一万円の価値がある。

    福澤諭吉だけに

    、、、まぁ人によってはそれ以上かもしれないし、それ以下かもしれないけど笑

    少なくとも自分にとっては2000円ぐらいにはなったかも。

    この本を読んで思ったことは今も昔も人の在り方はあまり変わってないなぁと。(全体的にみると)
    ものは豊かになったけど人の心は豊かになってるようには思わないし。

    自分も学問、学ぶということはこの本に書かれているようなことなんだと自覚し始めたのはほんの最近な気がする。
    なんのために勉強するのか、ここがとても大事。

    あと福沢諭吉は言い方が結構ストレート。そこは面白かった。
    「いま、ただきちんと生活してしっかり勉強するくらいのことで、生涯の仕事と言えるだろうか。考えの足りないこと、はなはだしい。」
    →痛烈



    • きのPさん
      「学問のすすめ」は、自分が何をするにもやる気がなくなっちゃった時に読むと良い本ですよね♪
      ちなみに僕的には、1500円くらいの価値です。
      「学問のすすめ」は、自分が何をするにもやる気がなくなっちゃった時に読むと良い本ですよね♪
      ちなみに僕的には、1500円くらいの価値です。
      2021/02/24
    • hocksonさん
      コメントありがとうございます。
      やる気がなくなったときにこの本から叱咤激励をもらう感じでしょうか⁈
      元は取れましたね笑
      コメントありがとうございます。
      やる気がなくなったときにこの本から叱咤激励をもらう感じでしょうか⁈
      元は取れましたね笑
      2021/02/24
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著者プロフィール

1835~1901年。

「2024年 『福澤諭吉 教育論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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