現代語訳 学問のすすめ (ちくま新書)

  • 筑摩書房
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感想 : 674
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480064707

感想・レビュー・書評

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  • 西洋に追いつくことを至上命題としていた明治の渦中にあって、西洋にもいいところはあるし、日本にもいいところはあるという開明的な考え方ができたということは福沢諭吉の賢さを物語っている。また、現実に役立つような言葉や心得も多く、読んでて楽しかった。

  • タイトル通り「勉強しなくては!」と思わせてるれる本だった。
    特に有名な一文である「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」の一連は誰もが共感できると思うし、何となくで生きてきた自分にとってはハッとさせられるものがあった。
    ここを読むだけでもこの本の価値があるのではと思う。

  • 現在大学一年生で、本書は受験期から読み始めたため読了までに非常に長い時間を費やしました。ですが、読み切る価値は十分にあったと思います。
    うつりゆく激動の時代にこれだけ社会の全体像を捉えられていたことにただただ脱帽しました。日本の全国民、特に若い人々が今の時代にこそ読むべき「国民皆読」の一冊。

  • もしこの本を日本国民全員が読めば日本は確実に良い方向に行くだろう。それぐらい素晴らしい本。

  • わかりやすくて読みやすい。
    わかりやすい言葉で書いてあるけど言っていることを行動に移すのは難しい。けどやらなければ蟻と一緒になってしまう。大人になったけど諭吉先生的には私は全然独立もしていなかったようだ。

  • 2022/06/08 読了

    現代でも色褪せない名著だと思った!!

    国と国民の関係の仕方とかを書いているけど、
    これは会社と会社員にも当てはまりそう^ ^
    あと、一人一人の意識とか…、これも現代でも有用そう!!

    なかなか言うなぁ、って思うところも多々あった。
    でも、時代としては開国したばかりで、植民地にされないように必死な時期だもんね。

    特に印象的だった部分は次の2つ。
    1つ目は、「家を建てて、家族を養うことは蟻でもしている。それは蟻の弟子だ」というような発言。
    これが理想の生活だと思っていたけど…「た…たしかに蟻もしている」とは思った。
    なかなか毒があるよね。

    2つ目は「西洋がいいといって、なんでもかんでも賞賛するのは良くない」というところ。
    もし日本の歴史や文化が、西洋の歴史や文化だとしたら、こんなふうに賞賛するんだろ?みたいな具体例が載ってた。
    皮肉がすごくて笑ってしまった。

    福沢諭吉さんが長いこと1万円札に使われていた理由がわかる、納得の1冊でした!

  • 法学部 大川済植先生 推薦コメント
    『自分の人生設計や生き方について学べる。』

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPAC↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/493031

  • 天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。というが現実世界ではそれが起きている。
    →貧しい人と豊かな人の違いは何か、学ぶ人であるか否か。
    天は人に冨貴を与えるのではなく、人の働きに与えるのである。

    また、学問は判断力を養う点でも有用である。毎日が取捨選択の連続である我々の生活において、正しい判断を多く下すには、浅い考えではなく確かな知識が必要である。

    人望について。
    実際の力量でも、財産の量に比例するものではない。
    その人の活発な知性と正直な心でもって次第に獲得していくもの。

    アピアランス。
    見た目は玄関と同じ。多くの人に入ってもらえるよう玄関をきれいに保ち寄り付きやすいようにするのと同様に、
    表情や見た目には快活でいるべき。

    名言。
    明日の幸福を望めば、今日の不幸も慰めることができる。

    功を評価して志を評価しない。
    →形のない心の在り方を賞賛してはいけない。

  • この本のタイトルにもある学問とは、社会の役に立つ、実用的なものを指す。学問をすることで自分の意識がはっきりし、経済がうまく回り、幸せな生き方ができる。

  • どう生きるべきかの具体的know howでは無く
    その前の、心作りの書であった。
    もう100年前の書だが しっかり啓蒙の書だと思う。
    付箋をいっぱい貼ってしまう。

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著者プロフィール

1835~1901年。

「2024年 『福澤諭吉 教育論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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