- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480067357
感想・レビュー・書評
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小説つみびとを読んだ後にこっちを読みました。
こっちの方が母親中心の話になっていて小説ほどたくさんの人間が出てきてないからわかりやすかったかも。
元夫が被害者面してるのが一番腹が立った。ほんと糞オブ糞の夫なのに裁判で何他人事みたいに言ってんだこいつ?って思った。
母親だけが加害者ではない。この親子に少しでも関わった全員が加害者だと強く感じた。
被害者は死んでしまった子供だけだよ。
こういう事件が何度も何度も起こっているけど果たして社会は、公的機関は学習しているのか?
日本はもう他人に気を配れない貧しい国になっているんだと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2階開架書架:367.6/SUG:https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410164137
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みんながみんな本書のような親ではないと思うが、虐待する親の人物像を垣間見ることができた。少なくとも本書を読めば、幼い子どもの死はこの親だけの責任とは言えないだろう。かと言って、この母親の夫や両親や友人、行政の職員、近所の人など、特定の誰かに責任を擦りつけられるほど単純な話でもない。
母親に「罪を償え」というのは簡単だが、そうした態度は母親に酷い仕打ちをして、さらなる孤立を招いてはいないだろうか。「私はこんな母親にはならない」という声もあろうが、それは色んな意味で恵まれた人だと思う。虐待はなくしていかねばならないが、それは特定の誰かを罰することで実現するものではなく、虐待が起こる状況にもっと目を向けるべきではないかと思った。 -
出版社(筑摩書房)ページ
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480067357/
内容、目次 -
「教誨」という本の、参考文献に上がっていたのが気になったので読んでみました。「教誨」同様、犯罪者への理解が、犯罪を減らすのではないかと思った。犯罪者を一方的に悪とみなして罰を与えても、なんの解決にもならないのかもしれない。犯罪者を、犯罪者にしたのは、関わった全ての人や環境に要因があるのだということ。この本の内容に関して言えば、子育てを母親にだけ押し付けて罪に問うのが本当に正しいことなのか?離婚にいたり、子どもをどうするか決める時に、子供のことを第一に考えて、関わる全ての人達でその子を育てて行けるよう考えるべきでは無いのか。確かに母親のしたことは許されないこと、だけど、母親も、元夫や義両親、両親、行政に何度も周囲に助けを求めている。残念ながらその全てがうまくいかず、絶望してしまった。それでも、責任は母親だけにあると言えるのだろうか?
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2015.11―読了
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2022/3/17
有名な虐待死事件。
著者がだいぶ母親寄りになっているな、と読み進めていくと、その理由もわかる。
誰もこの母親の味方となる人はいない。
ただ、仮名で書かれているのに本名が出てしまっている部分があって校正が。。 -
なぜこのような事件が起きたのか
疑問でした。
そして背景を知ることで、答えが見つかるのではと思いました。
こどもは社会が守るべきだと強く思いました。
sosに敏感になること
心配しすぎることは余計なお世話ではないと言うことです。
余計なお世話をする人がいたら
救えた命だったかもしれない。
余計なお世話を焼く人でありたい。