限界芸術論 (ちくま学芸文庫)

  • 208人登録
  • 3.66評価
    • (8)
    • (7)
    • (15)
    • (2)
    • (0)
  • 7レビュー
著者 : 鶴見俊輔
  • 筑摩書房 (1999年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480085252

限界芸術論 (ちくま学芸文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 表題論文以外は、特に注目すべきものはなかったように思う。あ、黒岩涙香もちょっとよかったかな。
    鶴見俊輔ならば、もっと面白い本がある。

  • [ 内容 ]
    芸術と生活の境界に位置する広大な領域、専門的芸術家によるのでなく、非専門的芸術家によって作られ大衆によって享受される芸術、それが「限界芸術」である。
    五千年前のアルタミラの壁画以来、落書き、民謡、盆栽、花火、都々逸にいたるまで、暮らしを舞台に人々の心にわき上がり、ほとばしり、形を変えてきた限界芸術とは何か。
    その先達である柳宗悦、宮沢賢治、柳田国男らの仕事をたどり、実践例として黒岩涙香の生涯や三遊亭円朝の身振りなどを論じた、戦後日本を代表する文化論。
    表題作『限界芸術』に加え、芸術の領域での著者の業績がこの一冊に。

    [ 目次 ]
    芸術の発展
    大衆芸術論
    黒岩涙香
    新聞小説論―高木健夫『新聞小説史稿』を読んで
    円朝における身ぶりと象徴
    『鞍馬天狗』の進化
    まげもののぞき眼鏡
    冗談音楽の流れ
    一つの日本映画論―「振袖狂女」について
    現代の歌い手
    国民文化論

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 黒岩涙香の話が印象的な一冊。色んな角度から限界芸術(純粋芸術と大衆芸術の間にあるもの)の描写がなされているのだけど、その中でも黒岩氏の話が際立ってた。抽象論より具体的な人物にひとりスポットライトをあてた文章は面白い。

    黒岩涙香という人をこの本で初めて知ったのだけど、不思議に面白い人。サークル的になされている限界芸術を、新聞というプラットフォームを通じて大衆娯楽にまで高めようとしたのは面白い。荒くいうなら、今でいうFacebookみたいなもの。彼のように個々の芸にも秀でていて、かつ世の中や未来を見通すことのできる、つまりミクロもマクロも実力がある人は貴重な人材だったのでは。彼の存在を知れて良かった。

  • 後述

  • 芸術の発展
    大衆芸術論
    黒岩涙香
    新聞小説論
    円朝における身ぶりと象徴
    『鞍馬天狗』の進化
    まげもの のぞき眼鏡
    冗談音楽の流れ
    一つの日本映画論―「振袖狂女」について―
    現代の歌い手
    国民文化論
    著者自身による解説
    解題
    解説 鶴見俊輔の身振り 四方田犬彦
    (目次より)

  • つまみ読みした。(読んだの1/3くらい)それでも うん、だいぶ得るものがある。
    初めて、文庫本に線を引くということをしてみた。こういう衝動に駆られたのは岡本太郎以来。
    芸術はどうあるべきか?何回か出てきた「変革」ということば。
    美しいものに向かってなにかを変えなくてはならない!
    別にあたしはゲージツ家になりたいわけじゃないけれど、次に読むべきは「農民芸術概論」だな。

全7件中 1 - 7件を表示

鶴見俊輔の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三島 由紀夫
村上 春樹
村上 隆
椹木 野衣
中沢 新一
國分 功一郎
安部 公房
フランツ・カフカ
有効な右矢印 無効な右矢印

限界芸術論 (ちくま学芸文庫)の作品紹介

芸術と生活の境界に位置する広大な領域、専門的芸術家によるのでなく、非専門的芸術家によって作られ大衆によって享受される芸術、それが「限界芸術」である。五千年前のアルタミラの壁画以来、落書き、民謡、盆栽、花火、都々逸にいたるまで、暮らしを舞台に人々の心にわき上がり、ほとばしり、形を変えてきた限界芸術とは何か。その先達である柳宗悦、宮沢賢治、柳田国男らの仕事をたどり、実践例として黒岩涙香の生涯や三遊亭円朝の身振りなどを論じた、戦後日本を代表する文化論。表題作『限界芸術』に加え、芸術の領域での著者の業績がこの一冊に。

限界芸術論 (ちくま学芸文庫)の単行本

限界芸術論 (ちくま学芸文庫)の単行本

ツイートする