- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480430496
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
昭和の、テレビが家庭に普及し国民がテレビドラマを最大の娯楽としていた時代のお話。
書かれたのも1960年代と60年近くも前で、読み始めは時代の背景や話し方などが読みにくかったけど、慣れてくるとスーッとストーリーに入り込めて楽しめた。
特に何か劇的なことが起きるわけでもないけど、脇役女優のモエ子さんの日常が癖になる面白さ。
そして、違和感に感じた昔風の話し言葉や考え方も一周回ってオシャレでハイソに感じる。ただ43歳のモエ子さんが自分の事を「おばあさん」というのはショックを受けた。
ラストのモエ子女史、かっこよかった。今も昔も女性の方が潔い。 -
めっちゃ面白いというわけじゃないけど読みやすくて好き
獅子文六のあとがきで「コーヒー飲みすぎて胃を痛めた、コーヒー小説はもうこりごり」と愚痴を書いてるのが何より面白い。 -
2020.4
お茶目。昭和のキュート。この世界観がたまらなかった。 -
本屋さんで何気なく手に取ったら、主人公がまさかの同じ名前。しかも同じようなことしてそうだな…という内容で面白かったです。
-
昭和初期にしてはおしゃれで斬新な物語.
主人公が迷いながらも決断して生きていくのがいい!